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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 愛犬ロンの抗ガン剤治療状況検査日。血液検査によって白血球量や貧血状態を調べてもらうのだが、抗ガン剤治療開始から、ロンにはまったく異常が見られない。いつも検査の時には、「数値はどうだろう? 悪い結果が出なければよいが……」と不安な思いでドキドキなのだが、今回はなんとなく落ち着いた気持ちで検査結果を待つ事ができた。(とは言っても、多少は気懸かりだったが)

 ロンと一緒に、愛猫アビも血液検査。こちらは慢性腎不全による尿毒症症状が起きていないかろ調べてもらう。なにしろ19歳8ヶ月の高齢猫。いつ、どんな変化が現れても不思議じゃない。高齢猫の慢性腎不全は、悪化する事はあっても治癒することは無い。現状をいかに維持できるかだけ。アビの検査は毎回ドキドキものだ。

 待つ事20分。ロンとアビの主治医であるS獣医師から、検査結果の説明を受ける。
 「ロンちゃんの検査結果から説明しますね。白血球の数も、その詳細内容となる桿状好中球や分葉好中球の値も基準値です。検査数値上では、貧血気味という結果ですが、これは測定誤差範囲内ですから心配はいらないでしょう。抗ガン剤治療による心配な副作用は見られませんから、ご安心ください」。
思わず、「ロン、よく頑張ってんな!」とガッツポーズ。食欲もあるし、お散歩でもスッタカスッタカと元気に歩いてるもんな。

 続いてアビの検査結果についての説明。
 「アビちゃんの検査結果は、BUN(血中尿素量)47.1mg/dl、CRE(腎濾過量)2.7mg/dl で、猫の正常値(BUN36.0、CRE2.0が上限)よりも高い状態ですが、アビちゃんの身体はこの数値で折り合いを付けているようですから、状態は維持できていると思います。皮下輸液、コバルジン投与、食餌療法で維持していきましょう」。
あぁ、よかった。昨年末に『コタツ熱中症』で一時ヤバイ状態になり、急遽50ccの皮下輸液をした事をS獣医師に相談すると、
 「猫ちゃんに限らず、疲れて寝入ってしまい、そのまま脱水症状に陥る可能性はあります。腎不全による尿毒症の緩和・予防措置として皮下輸液をしていますが、状態が悪化してきた場合、猫ちゃんだと最大で500ccの輸液をする事もあるので、咄嗟の場合には50~100ccの輸液をしてあげても結構ですよ」。
との事。最大で500ccって……。アビの体重が3kgちょうどだから、体重の1/6にもなる。人間に換算すると、体重60kgの人に10L(≒10kg)の輸液って事。体調云々以前に、輸液の物理的重量で動けなくなるじゃん! 猫の生命力と適応能力……、恐るべし!

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 抗ガン剤治療中の愛犬ロン(ミニチュアシュナウザー・♂・14歳)の経過はすこぶる良好。食欲もあり、散歩に連れて行けばスッタカスッタカと元気に歩く。相性の悪い犬を見かければ、「ウォウォンッ!」とケンカを吹っ掛けるほど。なんか膀胱ガンの摘出手術と抗ガン剤治療を受ける前よりもハイテンションになったような気がする……。本来なら、抗ガン剤の副作用で元気がなくなったり、めまいや吐き気に悩まされるらしいんだけどなぁ? まぁ、悪い方向の変化ではないので、嬉しい事ではある。

 一方、腎不全と闘う愛猫アビ(アメショ・♀・19歳8ヶ月)も、毎日の点滴は欠かせないもののすこぶる元気。寝ている時間は多いが、起きれば階段は駆け上がっていくし、外猫のウナが裏庭の窓辺から覗いていると、「ヴニャーゴ、ブゲーッ!」と威嚇するほど。食欲も旺盛だし、こちらもまだまだ頑張ってくれている。

 一番若い愛鼬チャオ(パスバレー産フェレット・♂・1歳8ヶ月)も元気一杯。ひたすらハイテンションで、ケージから出してやると、部屋中を駆け回る、「クククッ、ンククッ!」と鳴きながらピョコタンピョコタンとフェレットダンスを踊り狂う(笑)。もちろん、食欲も旺盛。快食・快便・快眠と、羨ましい限りだ。

 こうしてペット達と共に暮らしていると、我が身がいかに恵まれているかよくわかる。家内も元気、自分も大過無く日々を無事に過ごせている幸せ。これでおゼゼがたんまり儲かれば、言う事無しなんだがなぁ……。ともあれ、我が家の一日は、今日も賑やかに過ぎて行く。

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 愛犬ロン(ミニチュアシュナウザー・♂・14歳)の抗ガン剤治療開始。初回の今日は肝臓や腎臓の機能を確認するための血液検査、心臓の機能検査のための超音波(ソナー)検査、肺や肝臓へのガン転移の有無確認のレントゲン検査とソナー検査など、抗ガン剤治療に耐えられるかを確認後、抗ガン剤の点滴投与という事で半日入院。

 抗ガン剤治療はキツイ。吐き気や悪寒、めまい、時には血便や血尿が出たりもする。きっとグッタリしてるだろう、と気を揉みながら迎えに行くと、尻尾フリフリ、鼻息バフバフで飛びついてきた。はぁ? なんでこんなにハイテンションなんだよ? 主治医の獣医師から、「ロンちゃんは14歳という年齢ながら、内臓機能も体力も抗ガン剤治療に耐えられます。今は元気ですが、明日から明後日にかけて抗ガン剤の副作用で吐いたり、失禁したりするかもしれませんし、血便が出たりもします。それと、抗ガン剤治療の2巡目くらいから全身に脱毛が起きる可能性があります。食餌や散歩などは通常通りで結構ですが、尿や便、全身状態の観察をしてください。様子がおかしいと思ったらスグに連れてきてください」と説明を受けた。

 今日の費用は検査料、治療費を合わせて13,500円。さぁ、これからロンとの共闘が始まる。負けるんじゃねーぞ、ロン!

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 今日は年末(12/25)に膀胱腫瘍の摘出手術を受けたロンの抜糸。手術の傷はきれいにくっつき、無事に抜糸。抜糸処置が済むのを待合室で待っていたら、「先生から摘出した腫瘍の病理組織診断(生検)の結果説明がありますから、2階へどうぞ」と呼ばれた。2階で説明……。この2階で説明を受ける時は良くない結果が出た時……。暗澹たる気分で階段を昇り、処置室へ。獣医師の先生から「手術は成功し、膀胱の腫瘍はきれいに摘出切除できています。ただ、組織検査の結果『移行上皮癌』であることがわかりました。摘出した組織の辺縁部にはガン細胞の浸潤は見られないとの事なので、膀胱にできた悪いモノは完全に取れています。しかし、移行上皮癌はリンパ節や肺に転移発生する可能性が非常に高いガンです。ガン因子がロンちゃんの体内に潜んでいる可能性は非常に高いと思われます。抗ガン治療を開始することがベストです」と、淡々と説明をしてくださった。

 ロンが膀胱結石の摘出手術を受けたのが昨年の4月末。それから7ヶ月ほどで1cm×1cm×2cmもの腫瘍が形成されていたのだから、進行性の良くないモノであろう事は予想していた。ある程度の心構えはできていたのだが、ハッキリとガンである事、それもかなり悪性のガンであると告知を受け、少なからず動揺した。平静を装っていようとしても、自分の血の気が引いていくのがわかる。

 「抗ガン治療といっても、ロンちゃんは高齢なので選択肢は限られています。あまり強い抗ガン治療ではかえって身体の負担になりますから、穏やかな抗ガン剤の点滴投与を隔週で5回行い、隔週で白血球の数値を観察する治療を選びますが、経済的にも時間的にも飼い主さんの負担になるので、週明けまで検討してみてください。抗ガン治療自体の費用は1回8千円くらいです」。

 これだけハッキリとした治療の方針、方法、費用を説明してもらったおかげで、動揺していた気持ちが収まった。本当にこの動物病院に診ていただいてよかった。抗ガン治療を行ったから100%転移が防げるモノではない。しかし、抗ガン治療をせずに転移再発してロンを苦しめ、死なせてしまったとしたら後悔するどころではないだろう。総費用で6~7万円なら、できる事はやってやろう。なぁに、3ヶ月も湯豆腐と納豆で我慢すれば、6~7万の銭くらいは食費で浮かす事ができる。

 来週からロンの抗ガン治療が始まる。毎週、治療と検査で動物病院に通う事になる。ロンよぉ、一緒に闘ってやるから頑張れよ!

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 膀胱腫瘍の摘出手術で入院していた愛犬のロン。無事に退院できた。迎えに行くと、尻尾をフリフリしながら「フンフン、クォクォ、フンガフンガ、クォ~ン」。「いやいや、ようやっと迎えに来てくだされましたか。お待ち申しておりました、殿」ってな感じですり寄ってきた。下腹部の縫合後が痛々しい。先生からは状態も安定しているし、食欲もあり、排尿や排便にも異常な様子は見られないとの事。年末年始で休診になるが、獣医師は常駐しているので、万が一の時は診てくださる。あぁ、この動物病院にお願いして良かった。全幅の信頼を寄せられる病院(人医を含めて)なんて、そんなにあるモンじゃない。

 丸4日間ケージに入れられて外に出られず、相当ストレスが溜まっていたのか、動物病院を出るや否や一目散に電柱の下へ。ジョンジョロジョロリ~ン。公園の花壇でジョンジョロリ~ン、街路灯にジョンジョロリ~ン。車に乗せるまでに4回(笑)。帰宅してからも、自分のテリトリーであるスーパーの駐車場、道路の植え込み、電柱、もうそこかしこにマーキングのオシッコ。歩く姿も胸を張り、颯爽とスッタカスッタカ。まだ病み上がりなのに張り切り過ぎ! ともあれ、無事に退院してきて元気な姿を見られて、本当に良かった。

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 昨夜から今日にかけて、まさに「ラプソディー」と言える大騒ぎとなった。深夜、愛猫のアビがグッタリとして餌も水も摂らない。立ち上がりはしても、ヨロヨロと腰が定まらず、すぐにへたり込んでしまう。動物病院に連絡を取ろうにも、すでに深夜0時過ぎ。動物病院で検査を受けて半日と経っていないのに、急に衰弱するとは。頭の芯がシーンと冷え込み、痺れるような感覚の中で、「落ち着け。なにが原因なのか考え、最善の手立てを考えるんだ……」と家内と自分自身に言い聞かせる。アビの身体をよく観察してみる。目の瞬膜は出ていない。口内にただれはない。腹部も膨張している様子はない。耳……、真っ赤だ! 身体が熱い! 簡易のカード式猫用サーモセンサーを当ててみる。発熱状態! 症状をよく考えてみると、熱中症に似ている。しかし、今は真冬。午後からのアビの行動を判る範囲で思い出してみる。ホットカーペットの上の毛布にもぐり込んで寝ていた! ほとんど出てくる事もなかったようだ。

 午前1時。ソルラクト(乳酸リンゲル液)を50ccほど点滴してみる。アビは慢性腎不全で、毎日自宅で150ccの皮下輸液(点滴)をしているので、道具も薬液も揃っている。薬液をバッグごと湯煎して人肌程度に温めてアビに注入。針を刺されても力無く「ンァ……」と鳴くだけ。かなりつらそうだ。「がんばれアビ。まだ逝くな。5月には二十歳のお祝いをしてやるから」。半ベソ状態で点滴を済ませ、家内がアビを抱いてベッドに入ったが、アビはグッタリと力無く身体を横たえ、ピクリともしない。アビは家内に任せ、抱えている年末最終に向けた仕事を進めながらも、どうにも気が落ち着かない。

 午前2時。アビが耳をピクピクさせ、目を開いたと、家内が知らせに来た。「どうした? 少し楽になったか?」と声を掛けると、「ン~ニャロ、ンゴロンゴロ……」。おぉ、喉が鳴らせるようになった。餌の猫缶を少し与えてみると、「ムシャムシャ。ウルルン、ン~ミャ~」と完食。皮下輸液による水分補給で悪寒が消え、元気を取り戻したようだ。よ……、よかった……。おかしな表現だが、腰が抜けそうなほど安心した。

 午前6時。「ウニャァーン! ナオー、ニャゴーン!」の鳴き声。こちとら正味3時間も寝ていないのに、当のアビは昨夜の事など知らぬが如し。「朝ゴハーン。朝ゴハンを食べさせてーッ!」の大騒ぎ。はぁ、この大騒ぎが聞けてよかった。アビはすっかり元気を取り戻した。

 午前11時。家内の運転免許書き換え手続きを済ませ、膀胱腫瘍の摘出手術で動物病院に入院中のロンに面会。術後経過は良好。自分で餌を食べ、水も飲めるようになったので、今日から点滴を外したそうだ。ロンがケージの際まで寄ってきて差し出した指先を舐め、匂いを嗅ぎ、「旦那~、女将さ~ん。迎えに来てくれなすったんで? へぇ、あっしゃァいつでも帰るつもりでいやすから、早く出してくれるよう、お医者に頼んでおくんなさいよ~」と言っているようだ。予定通り29日に退院できそうだから、あと二日だけ我慢しな、ロン。

 正午。帰宅してアビの様子を見る。昨夜の事など無かったかの様に元気。不安と安堵の入り交じった、なんとも騒々しく、慌ただしい年の瀬の12時間だった……。

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 今日は愛犬ロンの面会と、愛猫アビの定期検診(隔週)に動物病院へ。夕べは手術を終えたばかりでグッタリとしていたロンだが、「具合はどうだい、ロン?」と声を掛けると、ICU ケージの中ですっくと立ち上がり、差し出した指先に額をこすりつけながら、「は、痛みもだいぶ治まって参りました。またしても小便袋(=膀胱)をカッさばかれたにしては、今朝もちゃんと小便も出でて、ずいぶんと良き案配にございまする」ってな顔で見詰め返してくれた。しかし、さすがにまだ眼に力が宿っていない。そうだよなぁ。まだ手術から24時間も経っていないんだから……。それでもケージも際まで立ち上がり、寄ってきてくれたロン。健気なヤツだ。

 ロンの面会を済ませて、今度はアビの検診。今日は血液検査の日なので、まずは採血。検査結果出てから、検診と皮下輸液の点滴。今日のアビは、いつになく不機嫌。いや、採血の注射に皮下輸液の点滴をされたのだから、機嫌の良いはずはないが、今日は特に不機嫌。ペットキャリーの中で「ウゥ~、ンゥ……」と唸り続けている。今日は待ち時間が1時間半もあったため、ただでさえ嫌いな動物病院の匂いにウンザリしていたところで採血の注射を打たれ、さらに皮下輸液の点滴でストレスが溜まりまくったようだ。まぁ、それでも検査数値は悪化している事もなく、アビが日常生活を過ごす上での不具合は無い。腎臓腫瘍の摘出手術から1年。慢性腎不全に陥り、正常値からは外れてはいるが、アビの身体は悪いなりに腎機能障害と折り合いを付けて安定しているようだ。

 ロンは満14歳、アビは "昭和生まれの" 19歳7ヶ月。すでにレッドゾーン入りの高齢ではあるが、医療技術に優れた獣医師、医療設備の整った動物病院で診てもらう事で、病気や機能障害と闘いながらも、健やかな余生を送っている。

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 愛犬ロンの膀胱腫瘍摘出手術は無事成功。レントゲンやエコーによる他の臓器への転移もなさそう。摘出した腫瘍組織の病理検査の結果が出るまで何とも言えないけれど、悪性ではないだろうとの事で、ひとまずホッとした。麻酔から覚めて手術後の痛みに耐えているらしく、ICU の中で突っ伏しているロンに、
 「YASUの殿、ひどく痛みまする~。なんぞご助勢くだされ……」
と、恨めしげな三白眼で睨まれた……。

 昨年9月の睾丸腫瘍の摘出手術に始まって、皮膚腫瘍、口腔内腫瘍、膀胱結石、そして膀胱腫瘍の手術と、この1年チョイで5回もの手術を受けている。14歳という高齢で何度も手術を受けさせている不安を先生に話すと、
 「高齢犬ですが、心臓、肺、腎臓には異常は見られないし、肝機能も数値が改善されてきています。
 ロンちゃんはケア次第でまだまだ健康に長生き出来ますよ」
と、太鼓判を押してもらえた。

 退院予定は29日。毎日面会に行って、"クリスマスに手術" という、とんでもないプレゼントに耐え抜いたロンを労ってやろう。

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 愛犬のロンがまたしても血尿を……。それも今回は真っ赤な鮮血の血尿。大慌てで動物病院に担ぎ込み、半日の検査入院。膀胱結石の再発かと思っていたら、今度は膀胱腫瘍。カテーテルで組織を採取して検査したところ、悪性ではないが浸潤が拡がるとマズイって事で、週明け早々にも手術。今年のGWに膀胱結石の手術を受けたばかりなのに……。昨年のちょうど今頃、愛猫アビの腎臓摘出手術だったなぁ。

 高齢ペットには次々と病気や機能障害が襲いかかってくる。動物医療費も嵩んでくる。今日の検査だけでも1万2千円。手術と3日間の入院費用が8万円。予後治療に3~5万円。ざっと15万円の費用が必要になる。むぅ~、働かねば……。

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 チャオ(フェレット・♂・1歳6ヶ月)のお腹の調子が悪い。粘液状や緑色っぽい軟便で、整腸剤を飲ませた時だけ通常に戻る。それと深夜にケヒケヒと激しく咳き込む。小動物は何が原因で命を落とすかわからないので、様子見せずにスグに動物病院へ連れて行った。検便用に前夜の粘液状の便をジッパーパックに入れて持参。便をジッパーパックに採取する時に、ヨーグルトやプリンに付いてくる小さなプラスチックスプーンが役に立った。何でも捨てずにとっておいてみるものだ(笑)。

 検便の結果、特に悪玉菌が増えていたり、寄生虫にやられている様子はない。続いてレントゲン検査。腸内に異常なガスが溜まっている部分もなく、誤食による腸閉塞の心配もない。このところ急に冷え込んできたから、寝冷え……かな? 

 腸は異常なしで一安心だったが、同じレントゲン画像にとんでもない像が写っていた。「心臓肥大」。咳き込みや咽せ返りの原因は、肥大した心臓が肺を圧迫しているのが原因かもしれない、と獣医師の説明。頭の芯がシーンと冷え込んでいくような感じで、不安な気持ちと冷静さが入り交じった不思議な感覚に陥った。「どうしてやれば……」と質問しようとしたところ、「レントゲンだけでは何とも言えません。超音波(エコー)検査と、血液検査もしてみましょう。肝機能や腎機能も調べておいても良い時期ですから」と獣医師。もう、なんでもしてやってください。超~暗鬱な気分。検査のため、半日入院と相成った。

 午後6時。客先での打ち合わせを済ませたその足で、チャオのお迎えに動物病院へ。この待ち時間がツライ。どんな検査結果が出ているのか、不安で不安で……。名前を呼ばれ、診察室へ。チャオがペットキャリーの中でウッチャカウッチャカと大暴れしている。あぁ、こんなに元気なのに……。

 「エコー検査の結果、筋膜の厚さも正常、心室のバランスも悪くありませんから、心臓肥大はスグに治療が必要な状況ではありません。再度撮ったレントゲン像では、最初の一枚ほど極端に肥大した像ではないので、角度や撮影のタイミングで大きく写ったのかもしれません。半年ほど経過観察をして、もう一度検査しましょう。それと、気管支に影があります。これが咳き込みの原因ですね。単純な気管支炎でしょう。血液検査の結果はすべて良好。肝機能も腎機能も正常です。5日分の気管支炎治療の抗生剤と、下痢止めの整腸剤を出しておきますね」

 ん……っと、つまり「寝冷えでお腹こわして、気管支炎を起こして咳き込んでるだけ」って事か? あ~、よかった。検査と半日入院費用は10,300円だったが、動物健康保険に加入しているので半額負担で済んだ。まったく、口がきけない動物たちとのコミュニケーションは難しい。「おかしいな?」と思ったら、スグに動物病院で診てもらうのが一番ですなぁ。

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プロフィール
HN:
YASU ・居眠釣四郎・眠釣
性別:
男性
自己紹介:
釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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