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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 アビの経過について、多数のお見舞い・応援メールをいただき、本当にありがとうございます。12月19日に液胞ならびに腎臓摘出手術、12月22日に退院して以来、ほぼ順調に回復しています。腎不全の猫を飼っておられる方から、その後の経過について質問をいただいていますので紹介しておきます。

 12月22日の退院から1月10日まで、一日おきに点滴、10日毎に血液検査を受けて腎機能の値を測っています。1月10日の検査では、血中尿素量と腎濾過量が標準値上限の2倍近い数値を示し、以来、毎日点滴を受けています。(元日も特別に休日診療で点滴を打っていただいた)

 餌は腎不全専用フードをメインに、改善薬コバルジンを混ぜた高齢猫用の猫缶を与えています(食餌療法は生涯継続)。
 ※コバルジンは活性炭が主成分の黒色無味無臭の極小顆粒。
アビは連食を嫌うので、専用フードは「ヒルズ猫用プリスクリプション腎臓サポート k/d (缶)」「ユーカヌバ猫用腎臓サポート(缶)」「ウォルサム猫用腎臓サポート(缶)」「ウォルサム猫用腎臓サポート(レトルトパック)」の4種類を用意しました。ドライフードは「ヒルズ猫用プリスクリプション腎臓サポート k/d ドライフード」を与えています。
アビ近影
 日常の様子は「ドコが悪いの?」と思えるほど元気です。階段は駆け上っていきますし、ベランダで日向ぼっこ、外猫のウナと怒鳴り合い(笑)もしています。しかし、やはり眠っている時間が多くなったように思います。

 高齢ペットや傷病を患っているペットのケアは、下世話な話で恐縮ですが、経済的にも、時間的にも、心理的にも、飼い主の負担は小さくありません。自分は覚悟を固めていますが、どこまでペットの為にしてやれるかは、飼い主個々の事情によります。獣医療は進歩し、ペットの寿命は飛躍的に伸びています。ただ、人も動物も同じですが、『青春期が伸びたのではなく、老後が伸びただけ』の事ですから、美味しくもないモノを食べ、楽しくもない日々で延命させるか、老い先短い身なれば好きなモノを食べさせてやり、気ままに過ごさせてやるか……。この判断は飼い主にしかできません。どのような判断を下されても、その判断に愛情と思いやりが込められているならば、それは褒められる事でもなく、責められる事でもありません。自分は治療と食餌療法を続けながら、時にはアビの好むオヤツを極少量与えてやりながら、出来る限りのサポートをしていくつもりです。

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 今日は愛猫アビの退院お迎え。午後から降り出した雪は、市街を真っ白に覆い始めた。念のため、車のタイヤにはスノーバンドを装着しておく。

 夕方5時に退院予定だったので、4時半に家を出る。お腹の大きな手術を受けたばかりなので、ペットキャリーには入れられない。段ボール箱にアビのお気に入りのミッフィーちゃんの毛布と、フリースのブランケットを敷き詰めた簡易ベッドを用意した。動物病院の受付で、「アビの退院のお迎えに来ました」と告げる。毎日お見舞いに来て、無事なのはわかっているのだが、早く家に連れ帰ってやりたいという気持ちで、なんだか気がもめて仕方がない。ところが、動物病院が大混雑。退院の際には先生から経過説明と、自宅でのケア方法などの説明を受けるのだが、診察が続いているためアビの退院も遅れてしまう。

 午後7時前。ようやく呼ばれた。「お二階でアビちゃんをお渡ししますから、上へどうぞ」と言われ、小走りで二階へ上がる。アビが不機嫌そうに診察台に座っていた。18歳7ヶ月という高齢で、大手術を耐え抜いたアビ。愛おしさと不憫さと健気さに、涙腺が弛んでしまう。先生から入院期間中の回復経過と、今後の治療方針、自宅でのケア方法の説明を受ける。年内は一日おきに輸液(点滴)に通い、10日毎に血液検査で腎機能の数値を計測していく事になった。そして、アビにはもう、かまぼこなどのオヤツは与えられない。エサも腎不全猫専用の療養食しか与えてはいけない。朝夕、体内の毒素を吸着させるコバルジンを振りかけて飲ませる時だけ、極少量の白身魚や猫缶を与えても良いとの事。18年以上も、好きなものを好きなだけ食べてきたアビ。食餌制限はツライだろうなぁ。しかし、心を鬼にして管理してやらねば、アビは慢性腎不全から尿毒症、そして多臓器不全に陥ってしまう。そこに待っているのは苦悶死だ。それだけは、何が何でも避けねばならない。

 手術と入院費用を支払い、アビを段ボール製の簡易ベッドに入れて病院を出る。そこには信じられない光景が! 雪が……、雪が足首以上にまで積もっている。アビが手術のために入院した19日も、名古屋は58年ぶりの大雪に見舞われた。しかし、今日ほどの積雪ではなかった。'84年だったか、東京で経験した大雪を思い出した。'83の大晦日、午後から降り出した雪は、みるみる東京の街を覆い尽くし、4月に入っても雪の降る日があった。残雪はGW前まで残った。

 アビを寝かせた段ボールを抱えて駐車場へと走……れない。雪が深すぎる。まだ抜糸も済んでいないアビを抱えたまま転んだら、大変な事になってしまう。慎重に、かつ、できるだけ早足で駐車場へ。駐車場までユックリ歩いても2分。しかし、自分の肩や頭には雪が降り積もっていた。フロントガラスに降り積もった雪は、ワイパーでは払い除けられないほど。アビを入れた段ボールを助手席に置き、ヒーターを最強にしてスタート。早く家に帰らねば、病み上がりのアビの身体に障る。ところが、表通りに出たところで、道路は大渋滞。ノロノロ運転ならまだしも、全く動かないのだ。

 自分の愛車はクロカンタイプの4WD。さらにタイヤバンドも装着しているので、多少の雪道でも走行に問題はない。しかし、他の車が夏タイヤのままで、チェーンも何も装着していないものだから、ちょっとした坂道でもスリップして動けなくなる。それが元で後続車も立ち往生して大渋滞。さらに渋滞中にガス欠になり、ただの鉄と樹脂の固まりとなった車が、中央車線にも、右側車線にも放置され、もはや車線など関係ない状態。マズイ。アビがむずかり始めた。まだキズの痛みもあるだろうし、なによりも大手術の後で体力が回復しきっていないのだ。裏道は雪の吹き溜まり状態で、一般車では入れない状態だろうと読み、強引に車線をまたいで裏道へと回り込む。読みが当たった! ラッセル車になったような気分で、雪の降り積もった裏道を走る。途中、スタックした高級車が道を塞いでいたが、後続車のドライバー達の協力で10分ほどで脱出した。

 豪雪の中、ようやく家に帰り着いたのは午後10時過ぎ。普段なら30分と掛からないのに、3時間も走っていた事になる。アビは車中のストレスでウンザリしたらしく、名前を呼んでもプイッと横を向いたまま。ゴメンよォ~。おまえの具合が良くないのはわかってたんだよ。でも、大雪なんだから仕方ないじゃん。許しておくれ。

 手術のために入院した19日に続いての大雪。こりゃ、やっぱりアビの恨み雪かもしれない。

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 お昼前に、一般病棟に移ったアビに面会してきた。目を覚ましていたが、「アビ~」と声を掛けても知らん顔。こちらの顔を見るでもなく、ただ不機嫌そうに佇んでいた。「アビ、辛かったかい? ごめんよ。でも、アビの為だから……」と言い訳がましい事を言うと、「ニャァ」と一声鳴いた。

 「あたしゃァね、お腹を縦一文字にカッさばかれて、臓腑を引き出された上に、肝腎要の腎の臓を一つ、摘み取られたからって、それを恨んじゃいませんよ。娘盛りの時分にも、不妊手術で子宮と卵巣を摘ってンだから。それも全部あたしの為だってなぁ、納得も得心もしてンです。ただね、なにやらブスブスと管ぁ刺し込まれて、おまけに犬の臭いまでする牢屋みたいなトコに、押し込めにされてンのが気に入らないってンですよ。YASUの旦那ァ、早いトコこっから出しておくんなさいヨォ。でなきゃ、あたしゃ、旦那の事を心底恨んじまうよ!」

 遠い異国に生まれた先祖の血を引き、異相の美丈夫ながら、葛飾生まれの葛飾育ち、チャキチャキの江戸っ猫のアビが、ニャァの一鳴きに込めた想念は、千斤の重みを含みたる啖呵として、飼い主をして、その身と心を震わせるに足るものであった。(柴田錬三郎調)

 ともあれ、明日の夕刻に退院。お迎えに行かねばならないが、手術で入院した19日、名古屋は58年ぶりの大雪に見舞われた。で、退院予定の明日の午後はと言うと、また大雪の予報。アビの恨み節が雪となったか……。

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 愛猫アビの腎臓摘出手術は、無事成功しました。お見舞いメールをくださった皆様、ありがとうございました。18歳7ヶ月という高齢で、よく手術に耐えてくれたものだと、集中治療室のアビを見て滂沱の涙。。・゚・(ノД`)・゚・。

 今日、名古屋は58年ぶりの大雪。ペットキャリーに入れたアビが寒くない様に、アビお気に入りのミッフィーちゃんの毛布(=膝掛け)にくるんで動物病院へ。手術の同意書にサインして、アビに「頑張るんだよ。夕方には会いに来るからね」と、半ベソかきながら先生に託してきた。

 午後2時半に手術終了の連絡をもらい、午後5時からの面会時間にアビのお見舞いに行ったところ、グッタリしているかと思いきや、
「う~、輸液(点滴)チューブがウザイ。エリザベスカラーも邪魔だよ。あ、YASUの旦那! そんな涙目で見てないで。コレ、外しとくれよォ~」
ってな感じで、集中治療室の中をモゾモゾ。小窓を開けてもらい、頭を撫でてやると「ニャ…」と一声。やっぱり手術の傷が痛むようだ。本当によく頑張ってくれた。退院したら、お家でもゆっくり養生しような。

 診察室に戻り、先生から手術状況と術後経過の説明。開腹した結果、右腎臓自体の肥大ではなく、血と体液の混じった液胞が腎臓を取り巻き、腎臓本体は小指の爪ほどに萎縮していた。摘出された液胞の写真を見てビックリ。開腹して腹圧が無くなった液胞の大きさと形は、まさにブヨブヨした鶏卵。あの小さな身体で、こんな大きな腫瘍を抱えていたのか……。

 高齢ゆえ、麻酔から醒めるのに少し時間が掛かったらしいが、その後は順調で、身体症状も血液検査の結果も、手術前と変動することなく、無事に快方に向かっているとの事。今夜は集中治療室で経過観察し、明日は一般病棟に移れる予定。もう、アビを救ってくれた先生にひたすら感謝。ロンもアビもチャオも、この動物病院にお願いしてよかった。(春に逝ったシャーは別の動物病院……)

 ペットも人間同様に、様々な病気や機能障害を抱える。そのケアをどこまでしてやれるかは、飼い主の経済状況や仕事(時間)によりけりだが、飼う以上は出来る限りの愛情を注ぎ、お金の掛かる事も覚悟しておく必要がある。ロンの精巣腫瘍摘出手術は8万円、今回のアビの腎臓および液胞摘出手術は入院費を含めて、おそらく10万円は掛かるだろう。

 犬・猫の場合、8歳11ヶ月未満なら、アニコムなどの動物健康保険共済制度がある。アニコムの場合、医療費の50%を担保。犬・猫の他、鳥・ウサギ・フェレットも加入できる。保険料もそんなに高くないから、加入条件を満たしているなら、加入しておくと良いかも。
【アニコム保険料一覧】
http://www.ani-com.com/kakekin/list.html

 ペット達は病気に掛かっても、ドコが痛いのツライだのも言えず、その小さな身体でジッと我慢している。それが致命的な病に発展してしまう前に、飼い主が気付いてやるしか救う方法がない。「なんか元気がないな?」と思ったら、スグに動物病院に連れて行くべきだと思う。大騒ぎするほどの事じゃなかったってンなら、それはそれで祝着至極。素人判断で『様子見』なんて、放置も同然になる可能性大。犬・猫は3ヶ月、フェレットは2ヶ月弱が人間の一年に匹敵する。季節事に定期健康診断(検便込みで2千円程度)を受けさせて、年に1回はワクチン注射と一緒に血液検査(3千~4千円)も受けさせておくと安心かな。

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 月曜日、愛猫アビ(18歳7ヶ月・♀)の目やにがひどいのと、目やにを気にして鼻のてっぺんがすりむけてしまったため、動物病院に連れていき、ついでに健康診断を受けてきた。目やには単純な炎症で、目薬の点眼でOKだったが、健康診断でとんでもない病気が見つかった……。普通はソラ豆くらいの腎臓が、鶏卵くらいに肥大していた。便秘気味ながらも食欲旺盛、元気に見えていたのに。迷うことなく腎臓摘出手術を受けさせる事を決断。

 今日は手術前検査として超音波検査と血液検査。超音波検査で肥大した腎臓の大きさは、なんと7×8cm! 血液検査の結果、腎機能の低下がハッキリ出た。慢性腎不全。しかし、先生から心強い言葉が!
「心配しないで。周辺組織との癒着も無さそうだし、肥大した腎臓に溜まっているのは、血液検査の白血球値から見て、膿ではなくて水でしょう。18歳を超えた高齢猫にしては信じられないほど、アビちゃんは腎臓以外は健康ですよ」
スケジュールが決まり、19日に手術、22日まで入院、抜糸の29日まで点滴通院。

 年末の物要り時ではあるけれど、銭金の問題じゃない。なんせ18年以上も一緒に暮らしてきた愛猫。その愛らしさによってどれほど和み、癒されてきた事か。完全看護体制での年末年始も、何の造作もない。肥大化した腎臓が体内で破裂したら、間違いなく死んでいただろう。間一髪、手遅れになる前に気付いてやれてよかった。

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 ペットにメチャクチャなモノを食わせちゃってる人がいる。あなたのペット、そんなモノ食わせてたら死んじゃいますよ?

 猫も犬もフェレットも、チョコレートは絶対にダメ。チョコレート、コーヒー、コーラ、お茶などには"テオブロミン"って心臓血管や中枢神経に作用する成分が含まれている。人間が摂取する分には、気分を落ち着かせる効果があるが、ペットに与えると嘔吐やケイレンなどの中毒を起こします。体外への排出も遅いので、中毒症状が現れた時には手遅れになる場合が多い。

 タマネギ、ネギ、ニラ、ニンニク、ショウガなども絶対にダメ。"アリルプロピルジスルフィド"って成分が赤血球を破壊する。犬も猫もイタチも溶血性貧血を起こして死んじゃいます。キャベツやブロッコリーなども、肝機能障害の原因になる。「野菜を食べて、アタシもペットも、サラサラ血液で健康元気〜♪」どころか、動物達は内蔵をブッ壊されて、あの世逝きです。そもそも、猫も犬もフェレットも肉食獣。本来は繊維質を消化吸収できない。長年、人間に飼われている内に雑食性を帯びてきてはいるモノの、本来は穀物類は食わない動物。

 人間用のサラミやジャーキーなどは、塩分が多く、香辛料もタップリと使われているので、ペットの腎機能や肝機能が破壊されます。欲しがってるからってあげちゃダメです。

 ペットに人間の薬も厳禁! 獣医師の処方、指導に従う事。整腸剤のビオフェルミンは問題ないみたいだけど、風邪薬は絶対にダメ。ほとんどの風邪薬に含まれている"アセトアミノフェン"は猫にとって猛毒です。人間でも用量を間違えて飲み過ぎると、肝臓がいかれます。

 体重で言えば、小型犬で人間の1/10、猫は1/20、小動物だと1/50以下だから、人間から見て極少量でもペット達には強烈に作用しちゃう。

 猫も犬も、フードや日常のケアがしっかりしていれば15〜20年は生きます。フェレットだって数年前までは寿命は3〜5年と言われていたのが、今では6〜8年です。ペットを飼うのは「命を育む」という事。「知らなかった」は免罪符になりません。無知=罪だとオイラは思います。

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 先日、フェレットのチャオが下痢気味に。元気もあるし、食欲もあるのだが、かなりゆるい軟便。以前に受けた健康診断では、骨格、内臓、皮膚、毛並、視覚、聴覚なども健康で、「健康で良い体格のフェレット」の太鼓判をもらっていたのに……。
 フェレットは腸が短く、繊維質を消化する事が出来ないから、野菜や穀物を食べただけでも、たちまち消化不良を起こしてお腹を壊す。専用フードでも成分表をよく見て、粗繊維2.5%以下の物を選ぶべきだし、尿管結石や腎結石を防ぐためには粗灰分も8%以下が良い。また、ネギ、ニンニク、チョコレート、コーヒーなどはフェレットや犬、猫にとっては猛毒同然で、うっかり食べて命を失う例も少なくない。つか、これらのモノを食って平気な動物は、超雑食性悪食の頂点に君臨する万物の霊長、人間だけらしい。
 フェレットには猫のように草を食べて毛玉を吐く習性もないので、毛玉を飲み込まないようにマメなブラッシングも必要。ちょっとした事で体調を崩してしまうのがフェレット。しかも我慢強いというか、フェレットに限らず、犬でも猫でも、動物達は本能的に弱みを見せないから、元気が無くなった時はすでに手遅れという事があるので、少しでも異常を感じたら動物病院に連れて行くのが一番だ。

 前日と当日朝の便をジッパーパックに入れて持って行き、糞便検査をしてもらった結果、腸内細菌のバランスが崩れて、悪玉菌が増えてしまっていた。原因はおそらく、ケージから出して遊ばせた時にオーディオ機器の下に潜り込んでいたから、身体に付いたホコリを舐めてしまったためだろう。
 強力ワカモトにビール酵母を混ぜたような味と匂いの粉薬が処方された。ポカリスエットビーンスターク(人間の赤ちゃん用の糖分を控えたポカリスエット)2ccに溶かして、注射器のポンプで飲ませる。口の端から流し込むのだが、これがマズイらしく、チャオは「キシャシャッ! キシュシュ〜、クキキ〜ィ!(マッジィ! 飲みたくない、ヤダ〜ァ!)」と大暴れ。それでもなんとか飲ませていたのだが、どうにもこうにも、チャオが嫌がる。5日目、あまりのストレスに "イタチッ屁" をかまされてしまった。「こりゃ、どうすべぇ?」と困っていたら、ビオフェルミンが良いと教えてもらった。動物用も人間用も同じモノだけど、人間用の方が安いとか。そいつぁありがてぇ、ビオフェルミンならウチにも常備してある。しかし、おクスリ大嫌いのチャオがおとなしく飲んでくれるだろうか? ともかく、ビオフェルミンを1/4錠に割って、チャオに匂いを嗅が……パクッ、コリコリ、アマアマアマ〜(甘いものを食べた時の人間のように口をアムアム)。あれれ、もしかして大好物なの??? おかわりまで要求してるじゃん。
 これ以来、1日1回ビオフェルミン1/4錠をオヤツ代わりに与えている。おかげでチャオのお腹の調子はバッチリ。ツヤツヤでプッキリ、爪楊枝で刺して持ち上げられるくらい健康なウンチをするようになった。

 で、今日はシュナウザーのロンの手術後1ヶ月検診の日。精巣を取ってしまったので、ホルモンバランスを崩してしまう事があるため、健康診断と血液検査を受けさせた。肥満気味だったのでダイエットさせた効果もあり、ついに体重は10kgを切り9.98kg。体温も38.3度で正常。聴診や触診でも異音や異常は見つからず一安心。最後に採血を受けて、血液検査の結果待ち。
 待つ事30分ほどで結果が出た。赤血球、血小板、白血球などは正常値、コレステロールはやや高めだがシュナウザーという犬種としては許容範囲、血中脂肪値……、手術時の数値でも正常値の5倍だったのが、今回の検査では10倍(!)に跳ね上がっていた。夏場で散歩を控えていた事と、手術で運動も控えていたため、運動不足でドロドロ血になってしまった。こりゃいかん! 涼しくなってきたし、散歩の時間と距離を増やさねば。朝晩1kmずつの散歩に戻そう。
 エサも脂質の少ないヒルズ社のプリスクリプション・ダイエットに変更。しかし、このエサ、獣医の処方で出される高脂血症犬の食事管理用特別療法食だから、とんでもなく高価! 今まで与えていたペディグリーミキサー・シニアの4倍以上……。飼い主の人間様が粗食にするしかないなぁ。あ、粗食の方が人間様の健康にも良いんだっけ(笑)。

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 ロンから摘出した精巣腫瘍の病理検査の結果が出た。もう、ドキドキもので結果を聞きに行く。専門用語がズラズラ並んだ検査結果の用紙を渡され、先生から説明を受ける。簡単に結果だけを言えば、「悪性腫瘍ではなく、転移の心配もない。予後は良好だろう」って事だった。そして、手術時の血液検査で出たコレステロールや血中脂肪などの良くない数値も、シュナウザーという犬種に特徴的なもので、要観察ではあるが、今すぐの治療が必要な状態ではないとの事。ウァ〜、よかったァ! 正直、どんな悪い結果が出てくるか、不安で不安で仕方なかった。やれやれ……。

 ロンの病理検査結果を聞きに行くついでに、フェレットのチャオの定期検診。ところが、動物病院の待合室で、じゃれてきたイヌにチャオが咬まれてしまった。その場では痛がる様子もなく、たいしたことはないと思っていた。検診の際に先生から「あれ? このキズは?」と言われて見てみると、ブッツリ穴が……。あわわわわ、動物病院に健康診断に連れてきて、ケガをさせたんじゃ意味無ェ〜ッ! 健康診断では、内臓疾患や皮膚炎、目、耳、歯、糞便検査ともに良好だったのにィ〜。健康診断料、フィラリアの予防薬、それに咬まれたキズの化膿止め抗生物質で、総額4100円のお支払い。あ〜ぁ……。

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 ロンの精巣腫瘍摘出、精嚢切除手術から10日。術後検診と抜糸を済ませ、経過は上々と告げられて一安心。ようやくキズを舐めないように装着していたエリザベスカラーが外してやれた。キズの腫れや引きつれもなく、きれいにくっついた。だが、病理検査の結果がまだ出ていない。腫瘍は悪性だったのか、機能障害との関連性はあるのか、不安と心配が一掃されたわけではない。

 ロンは「ウッゼーッ!」と嫌がっていたカラーを外してもらえて大喜び。散歩に行くなり、そこいら中に鼻を突っ込んでクンカクンカ、スンスン、フンフン、クンクンと匂いを嗅ぎまくり。今まで鼻を突っ込みたくても、カラーが邪魔をして自由にならなかったからなぁ。餌を食べる時も、水を飲む時も邪魔で、イライラしてたんだろうと思う。

 ともあれ、ロンにお見舞いメールくださった多数の皆様、手術は抜糸も無事済み、術後の経過も良好です。あたたかいご声援ありがとうございました。ロンも喜んでいると思います。ロンは今、自分の足元に寝そべり、イビキかいています(笑)。

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 9月14日、ロンの精巣腫瘍摘出手術は無事成功。術後の経過は良く、痛がる様子も、縫合した部位からの出血も全くない。やれやれ、とりあえず一安心。今までロンの股間にブラブラしていた玉袋が無くなり、後ろ姿が妙にスマートに感じる(※注:玉と玉袋は取ったが、竿はそのままです)。傷口を舐めて縫合した糸を抜いてしまわないように、エリザベスカラーを装着されたため、餌を食べたり、水を飲むのに邪魔っけそうだし、散歩に連れて行っても、カラーが電柱や植え込みに当たってウザイといった顔をしている。その様子に痛々しさを感じながらも、チョット面白かったりする(ごめんね、ロン)。

 手術前夜から絶食、午前10時に動物病院に連れて行き、先生から手術の術式、リスク面、経過措置のあらましなどの説明を受け、手術同意書に署名捺印。これから何をされるのかわからず、フンフンと鼻を鳴らしているロンに、「ロン、頑張れよ、がんばれよ!」と声を掛けて頭を撫でてやり、先生に預ける。「麻酔から完全に覚め、意識も運動機能も戻るまで経過を看ますから、夜7時位にお迎えに来てください」と先生に言われ、少し安心した。しかし、帰宅してからは電話が鳴るたびにドキドキ。先生を信頼している事に間違いはないが、万が一の事を思うと不安で、心配で、何よりロンが不憫で、どうにも気が落ち着かない。本音を言えば、手術からずっと付き添っていてやりたい気分。飼い主が付き添っていたら邪魔になるので、そんな事ァできっこないが……。

 午後7時。動物病院にお迎えに行く。迎えに行く車中、運転していても「怖かっただろうなぁ、痛がってるだろうなぁ、お腹も空いてるだろうし、つらかっただろうなぁ……」と、切ない思いで胸がいっぱい。手術直後なので、今夜も餌は与えられない。
 動物病院に到着し、受付で「手術を受けたロンのお迎えに来ました」と告げると、受付の動物看護士さんに「はい、ロンちゃんですね。無事に手術は終わりましたよ。先生から説明がありますから、お呼びするまでお待ちください」と手術の成功を教えてもらえた。よかった〜ッ! もう、この時点で目頭が熱くなりウルウル。早くロンの顔が見たい。待ち時間は15分ほどだったが、この15分が長い事、長い事。ドキドキ、ソワソワと落ち着かないったらありゃしない。
 名前を呼ばれ、診察室へ。ありゃ、ロンの姿がない? 先生から手術結果と手術に伴う検査の説明を受ける。手術はまったく問題なく成功。レントゲンや心電図からは異常な所見は見あたらないと説明された。しかし……、血液検査で副腎機能か甲状腺機能の障害が疑われる結果が出ていると告げられた。検査項目と各数値を丁寧に説明してくださり、何がどう悪いのか、どこに問題がありそうなのかまで、理解する事ができた。そして先生から、「犬種、年齢、生活環境(飼育環境)、個体差なども総合的に考え、摘出した腫瘍の病理検査の結果も含めて検討しますから、病理検査の結果を待ちましょう」と言われた。
 説明の終了後、ロンが動物看護士さんに連れられて出てきた。説明が済んでから引き渡すのは、先に患畜を引き渡すと、飼い主は患畜に気が行ってしまい、説明をキチンと聞けないからか……。ロンがトコトコと歩み寄って来た。「クウォ、ウォウォ、フンフン……」って、あれ? 全然痛がってないジャン。つか、元気そのもの? ひょ、拍子抜けした。心配しすぎていた自分が恥ずかしい(笑)。
 しかし、摘出した腫瘍の病理検査結果も機能障害なども気がかりだし、いずれも治療が必要になりそうだ。不安や心配の種は、まだまだ尽きない……。

【動物病院について】
 我が家のペット達を診ていただいている動物病院は、ネットで検索して見つけ、地域情報専門BBSでの評判と、ご近所のペット愛好家の評判を調べて決めました。我が家のペット達にとっては最高の名獣医だと思っていますが、皆さんのペットにとって最適な動物病院かどうかはわかりません。従って、メールでの問い合わせにはお答えしていますが、このブログやBBSで病院名、所在地、連絡先などの公表はしません。

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プロフィール
HN:
YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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男性
自己紹介:
釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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