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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 いやいやいや、D病院栄養科めが、昨年出したクレーム意見書の意趣返しの仕返しをしてきやがりましたよ。今朝、眠釣の分だけ朝食が用意してなかったわ、マジで。看護師さんが、「別のカートに入っちゃったンだと思うから、チョット待っててください」 って探してくれたンだけど、結局、「 作 っ て な か っ た ! 」 ワケですよ。「スグに作らせます!」ってンで、さらに15分ほど待たされた、朝食時間40分後に出てきたのは、選択しているパン食ではなく、冷や飯に冷めた味噌汁に冷めたくなった煮物モドキ。電子レンジで温め直してさえいない……。その場にいた入院患者仲間も愕然……。

 「 誰 が こ ん な モ ン 、 食 う か ッ ! 」

 当然、手も付けずに下げてもらった。しかし今日は抗ガン剤治療用第三クール二日目。何も食わずにいるわけにはいかぬ。サッサと売店にカツサンドとミックスサンド、ミルクとヨーグルトを買いに行く。

 売店から戻ってくると、看護師さんが平身低頭で謝ってくれたが、看護師さんが謝る理由はどこにもない。栄養科が謝りに来い! 偶然にしても相手が悪すぎるぞ。クレームの意見書を出した人間の朝食を作り忘れて、「あぁ、ミスや手違いは誰に出もあるからイイよ」 などと、寛容に許すはずがないだろう。しかもだな、普段は明るく振る舞っていてはいても、人生末期の病床かもしれないって、複雑不安な心理状態の末期ガン患者だぞ。本当に手違いのミスだったとしても、「意見書の意趣返しに、仕返ししてきやがったな!」 と怒り心頭になって当然だろうが、ってお話です。

 この意趣返しへの遺恨、キッチリと討ち返してくれるぞッ!

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 本来なら現代版の無頼浪人、売文屋の野良オヤジが世間を藪睨みしつつ、釣りやらペットやら世相やら経済ネタやらを、好き勝手の書きたい放題に綴る日記(ブログ)のはずだったンだが、2010年夏のガン発症から、すっかり闘病日記になってしまった。まぁ、個人が好きでやってる事なんで、どこでどう方向転換しようが、質が上がろうが下がろうが、そりゃ運営者の勝手なんだから、閲覧者にご容赦を願う必要はありませんね。

 で、そんな闘病日記をご覧になった方から、お褒め頂いたり、声援メールやメッセージや電話を頂いたりと、非常に嬉しく、感謝感激の毎日を送っているンだが、中にはとんでもなく眠釣を買い被り過ぎてておられる方がいらっしゃる。いや、お褒めくださるのは嬉しいんだが、眠釣ってオッサンは本来ならね、「眠釣ってコイツ……。現代版無頼浪人とかって、人としてどーなのよ?」ってな ”変人扱い”をされて然るべき人間なんですよ。

 元役者モドキでフリーの売文屋。愛煙家で昼夜逆転生活という不健康・不摂生な生活の末に多重併発・多臓器転移の末期ガンを患って、新年を病床で迎えている体たらく……。他の闘病中の患者さんや怪我人や障害者の皆さんと違って、まさしく自業自得の因果応報ってヤツです。

 人ってのは、健康で元気に働き、人の世の活動に寄与してこそ一人前ですよ。子供だって元気に学校へ通って、勉強して当然でしょう。今の眠釣は、本来なら堕落した人間の典型です。自業自得で大病を得ておいてだね、働かなくてもOK。一日中寝ててもOK。来客の前で寝そべってようが、横になってようがOK。こんなの人として許されると思います? まぁ、憎まれ口は叩いても、悪さできないだけマシかもしれンけど。

 そんな自業自得で奈落に落ちた人間が、「明るく元気に、朗らか笑顔で闘病生活」 なんてェのは、本来あっちゃならねェ事です。鬱々と辛気臭い愚痴やら、不平不満なんぞを綴ってるよりゃマシだけどさ。あ、病院食の一件は、そこに悪意や手抜きを感じたから、厳しく追及させてもらった。なにしろこちとら、食事は治療の一環だかンね。手抜き食事を我慢なんぞしてたら、下手すりゃ死んでしまう。最悪、持続点滴で生かしておいてはもらえるけどさ。この一件はプロの売文屋の斬り口で突撃しておいたから、解決の糸口もムニャムニャ……。結果は公表できんかもしれん(笑)。

 ともあれ、そんなワケで、

 「末期ガンの病床にありながら、前向きで飄々と日々を闊達に過ごし、
  自分を取り巻く環境とすべての人々に感謝できる眠釣さんはエライ!」

なァんてのは錯覚や幻想に過ぎません。本気で世のすべてに感謝をしているけれど、

 「 眠 釣 は 自 業 自 得 で 堕 落 し た 人 間 の 典 型 だ か ら 、
   世 の 中 の す べ て に 感 謝 し て 当 然 な の ッ ! 」
   ( 悪 意 、 不 正 、 詐 欺 、イ ン チ キ な ど は 除 外 )

って、真面目に訴えておきましょうかね、ってお話でした。

 ホント、こんな眠釣を本気で褒めてたりする人は、壺や印鑑を売りつけられた上に合同結婚式をどこぞで挙げさせられちゃったり、大躍進と大勝利が好きな新聞を取らされたり、ゴミみたいなお節料理を買っちゃったりしやすい人だと思いますよ?

 嫌われたきには非ねども、持ち上げ過ぎは錯覚、幻想の類にて御座候へば、そろそろ目を覚まされるが宜しかろうと存じ居り候。

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 今日から抗ガン剤治療の第三クールが始まるンだが、抗ガン剤は一般の点滴とは違って、万が一でも静脈から漏れたりしたら、腫れるとか内出血するだけでは済まず、その部分の細胞が壊死してしまう。なんつったって、ガンと言う生きている細胞を破壊するお薬だからね。おまけに泡立つほど濃い。

 で、なるったけ太くて健康な静脈を選んで、太めの点滴針を刺すワケだ。しかし、昨年8月に発症を確認してから、まともな運動をしていない自分の身体……。しかもここ3ヶ月はほぼ寝たっきり。筋肉は落ちるわ、静脈は沈み込むわ、静脈の血管自体も脆くなるわ……。実を言うと、脳の腫れを抑える点滴では、薬が漏れて腫れ上がる、点滴針の刺し換えも失敗の連続で、左腕はもう内出血だらけのゾンビ状態で、まるでリアル・バイオハザード(笑)。

 右利きの自分は右腕の方が筋肉が発達していて、静脈の血管もシッカリしている。右腕の静脈は抗ガン剤治療用に取っておいた。それでも第一クールの頃に比べたら、ずいぶんと頼りない。看護師さんが刺す場合、皮下に針を入れてから、慎重に静脈を探るンだが、これがね、チックリチックンと不快な痛みなんですよ。と~こ~ろ~が~ァ、我が主治医のN尾先生の手に掛かるとだね、

 「じゃ、刺しますよ。少しチクッとしま……、ハイ、入りました♪」 d(^-^) 

 「えッ?」 (´・ω・`) チクッ、シナカッタヨ?

 一撃必中。針を差し込むと同時に、静脈にクリティカルヒット! 一瞬の躊躇もなければ、探りもしない。もう、患者の静脈も動脈も筋肉も、どんな方向に、どう張り巡らされているのかを、すっかりご存じかのようだ。これは昨夕の事。これで補液を開始し、今日からの抗ガン剤治療用第三クールの準備完了。

 さぁて、おそらく午後に闘病生活の第六ラウンドのゴングが鳴る。それも多くの抗ガン剤治療患者が、激しい副作用に悩まされ始めるという第三クールですよ。でも、ゴッドハンド・ドクターN尾先生からは、制吐剤もあるし、打つ手はいくらでもあるってお言葉をいただいているので、おっかなびっくり、ドキドキハラハラしながら闘ってきますよ、ってお話でした。

 あ~、でも、やっぱし、怖ェな~(笑)。

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 今朝の採血結果が出た。腫瘍マーカーのβhcgの値が……、なんとたったの80にまで下がった! ピーク時は11,200、先月12月25日には536だった数値が10日間で80。それでも基準値の10倍以上もあるけど、抗ガン剤がどれだけ効いているかが明確にわかる。素直に嬉しいし、明日への希望、闘病への励みになるネ。。

 が、喜んでばかりもいられない状況も当然ある。微熱や耳鳴りはずっと続いているし、昨日気付いたのだが、両手足の爪の半月部分の上が黒変し始め、足の爪は段が付いてガジガジ……。両肩には虎柄の色素沈着も出ている。虎柄色素は割とカッコイイけど(笑)。

 まぁね、ガン細胞という生きている細胞を攻撃する強烈なお薬を使っているのだから、当然ノーダメージってワケにはいかないよなァ。これだけの劇的効果を引き出しながら、この程度の副作用で済んでいるってのは、効果と副作用を微妙な天秤に掛けて、個人差の大きい複雑な差っ引き勘定で、抗ガン剤の制御をなすっているN尾先生の力量の凄まじさを感じます。

 本当に居眠釣四郎は医療に恵まれている、幸せなガン患者で御座候ってお話でした。マジ、多種複合併発、多臓器転移の末期ガンを克服して、必ず生還しちゃうかンね!

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 正月三ヶ日が明け、悪徳商法やインチキ商売も御用始めらしく、胡散臭い勧誘メールがゾ~ロゾロ届き始めた。何々? 遠隔方位除けにガン封じの占いとご祈祷だって? 遠隔ヒーリングによる万病治療? 自己免疫を高めガンに効くサプリ? 満願成就・運気隆盛のパワーストーンに御守り? 
勧誘の裏側にド腐れた銭への欲が透けて見えてンだよ! マイミクのるっこさんのように、「善意のアドバイス」 として、お見立てを公表してくださっている占いとは大違いだわ。

 初回限定サービスだかなんだか知らんが、その後は毎回数千円から、事に寄ったら数十万円をボッタくる、所詮は人の弱みにつけ込んだ悪徳商法じゃねーか。こんなの信用するほど、眠釣様はヌルイ人間じゃねェ! そりゃね、人には運の善し悪しってモンもあるだろうが、それをどのように受け取るかは本人次第ってモンだ。自分なんかハッキリ言って、人生の末期の病床にあるかもしれんのだが、毎日心穏やかに、今生きてあるこの時の幸せを噛み締めて過ごしている。不安や死への恐れも含めて、それも生きている証だと思うようにしている。

 それにしても、松も明けぬ内から悪徳商法やインチキ商売の勧誘たぁ、「世に盗人(悪人)の種は尽きまじ」 だねェ。皆さんも新年早々、引っ掛からないようにご用心遊ばせ、ってお話でした。

 あ、そうそう。詐欺や悪徳商法やインチキ投資やカルト宗教に騙されるのは、「欲は深いが、考えが浅い」ってな方が多いと思いますよ。一番悪いのは騙すヤツだけど、詐欺の前科、悪徳商法の前科があるような人間のやってる事に乗っかっちゃう迂闊さは、ご自身の責任でもありますな。話題のGポンのお節料理トラブルなんか典型(笑)。

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マッチョなガン患者 自分は正真正銘、多種併発で多臓器転移を引き起こしている、いわゆる末期ガン患者なんだが、血色、顔色、肌艶ともに、一般の健常者と変わらない……。てか、むしろ自分の方が健康そうに見える(笑)。体格も病み衰えることなく、入院前に作り上げておいた68kgの肉体を保っている。まぁ、抗ガン剤の5日間集中投与では4~5kgは痩せてしまうンだが、休薬期間中にしっかりと取り戻す事が出来ている。抗ガン剤治療を受けていると、副作用で10~20kgもやせ衰え、幽霊かミイラのような衰弱した容貌になってしまうのが普通なんだけどね。

 しかも、だ。抗ガン剤の集中投与は一般的には3日間らしいが、自分は頑健な肉体と生命力の持ち主なので約7割増しの5日間だし、一回の投与量も数倍と凄まじく多い(笑)。そんだけ悪性度の高いガンに冒されている証拠なんだが、第二クールまでは微熱や倦怠感、食欲不振、耳鳴り程度の副作用はあるが、元気一杯、スマイル満開で乗り越えてきている。

久二康さんと 年末に駆け付けてくれた伊藤久二康さんも、新年早々にお見舞いに来てくださったJOFI愛知のO田代表も、「実はね、眠釣は絶対に年を越せないと思っていた」 そうだ。まぁ、そらそうだわな。自分だって知人や友人が同じような病状にあったら、「苦しい虫の息の下で強がりを言ったり、書いたりしてるけど、本当はもう、病み衰えて気力だけで頑張ってるんだろう。近日中にお別れだろうなァ。生きている内に会いに行っておくか……」 と思うモン。ところが、だね。実際に病室を見舞ってみると、そこには、

 「よ~こそ~。お見舞いありがとうございま~す♪」
 +(0゚・∀・) + ツヤテカ、ニコニコ +

 血色の良いスキンヘッドのオッサンが、ベッドの上で脳天気にニコニコと微笑んでいるワケですよ。想像していた眠釣の姿とのギャップに、まず間違いなく皆さん困惑の笑みを浮かべます(笑)。

 「あ、あぁ……、お元気そうですね」 (´^ω^;`)

 「はぃ~、おかげさまで明るく元気に朗らか笑顔の闘病生活を送ってます」 (^-^)

 「えっと、うん……。そ、それは何より……」

 病み衰えた眠釣を勇気付け、今生の別れの言葉でも交わし、帰宅後に 「眠釣のヤツ……、あんなになっちまいやがって……」 と、同情の涙の一つも流してやろう、ってつもりが見事に裏切られ、違う意味でガッカリしちゃったのを、眠釣に悟られまいと笑って誤魔化してンが見え見え(笑)。

 現代医学の凄まじい進歩、医療スタッフへの絶大な信頼、家族の献身的な力添え、声援を送ってくださる皆さんへの感謝が、眠釣の体力・気力・生命力の強さ、闘病生活を支えている事を伝えると、ようやくに納得して、「本当はもうダメだと思って、今生の別れのつもりでお見舞いに来た」 と、本音をブッチャケてくださる。 いやいや、これからも良い意味で期待を裏切り続けますから、お近くにおいでの際は、ぜひ病院にお立ち寄りくださいね、ってお話でした。

 あ、お見舞いの品などのお気遣いは無用です。特に抗ガン剤治療中は、お花はタブーとなりますので、固くご辞退申し上げます。ウメボシ、味付けノリ、佃煮、燻製などは歓迎いたします(笑)。

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 年が明けて2日目。今朝、メールを受信して驚いた。商売柄いくつかのメアドを使い分けているのだが、受信メール400件オーバー! そのすべてが闘病声援の年賀メールだった。知人・友人・釣友はもとより、クライアントの担当さんが ”個人的に” 声援を送ってくださったり、ブログをご覧になった方からの声援メッセージだったり……。

 ガンなどと言う大病を患ってしまったが、健康だった頃には気づけなかった、わからなかった幸せやら喜びやらが感じ取れるようになった気がする。そう考えると、大病も悪い事ばかりではない様な気がしてきましたよ、ってお話でした。

 声援年賀のメール、メッセージをお送りくださった皆様、本当にありがとう存じます。本年の抱負はガンの克服生還および社会復帰という、生命と生涯を懸けた壮大なモノですから、新年早々、気力横溢、心機尖鋭、スペースバトルシップ”ヤマト”ではありませんが、「必ず生きて還る!」であります。

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2011年年賀状 うっわ~、今年もさいとう・たかを先生から年賀状を頂戴してしまいましたよ。(≧∇≦)チョ~ウレシイッ!

 さいとう先生は、昨年2010年4月に旭日小綬章を叙勲なされている。2005年は紫綬褒章も叙勲されていらっしゃるんだよなぁ。そんな素晴らしい先生から年賀状を頂戴出来るって、自分はなんて幸せ者なんだろう。涙が出るほど嬉しい。闘病生活の励みになるよ。

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平成23年初日の出 末期ガンとの闘病生活の病床にありながらも、実に穏やかで心静かに新年を迎えられた事、誠にめでたく、神仏に感謝しつつ初日の出を拝んだ。病室は東向き地上七階。それはもう、荘厳で美しい初日の出だった。

 人間ってのは案外と単純に出来ていて、心持ち(=気分)次第で、同じ境遇にあっても幸福にも不幸にも感じられる。まぁ、そこに至るまでの経緯、ってのも大きく影響するんだが、とりあえず同じ末期ガンという病状で入院していても、自分のように医療スタッフへの絶大な信頼感、家内の献身的な力添え、恩師・先輩・知人・友人・釣友・ネット仲間のみなさんの声援への感謝など、「あぁ、俺は幸せだ」 と感じている人間は、多少の痛みや不快感があっても、ニコニコと笑っていられる。

 正直、穏やかで心静かに新年を迎えてはいるが、37度台の微熱による気怠さ、耳鳴りは相変わらず続いているし、手術の跡の引きつれや鈍痛も残っている。健康な頃のベストコンディションからは、はるかにかけ離れた体調なのだが、それでも激しい咳き込みや呼吸困難、凄まじいガン性の疼痛に苦しんでいる患者さんに比べれば、こんな不具合など屁でもない。

 荘厳な初日の出とそのすぐ脇に見える神社の森を拝みながら、平成二十三年は神仏お天道様に、「大病を患い、無事ではないけれども新年を迎えられた事に、深く感謝申し上げます」 と御礼申し上げ奉り候、ってお話でした。

 末期ガンなんつったって、現代医学の前じゃチョロイチョロイ。治療効果の出る確率側に乗っかれば、肺ガンだろうが、腺ガンだろうが、睾丸腫瘍だろうが、脳腫瘍だろうが、肉腫だろうが、外科手術・抗ガン剤・放射線治療でチョチョイのチョイだぜ(笑)。

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 脳腫瘍のガンマナイフ手術と、抗ガン剤治療の第二クールの経過観察CTを撮ってきた。右脳前頭葉に出来た出血性の脳腫瘍に、ガンマナイフ手術奏功アリ! 撮像の輪郭が滲み、中心部の核付近も崩れかけている様子が映し出されていた。これで数ヶ月後には縮小が始まり、6~8ヶ月後には消失する。

 肺の10カ所のガンも縮小傾向が顕著になってきていた。特に気になっていた心臓脇の5cmの腫瘍が、ようやく縮小傾向を見せ始めた。ようやくと言っても、まだ抗ガン剤治療第二クールなんだから、むしろ速効なんだけどさ。

 ともあれ、施す治療、施す治療、すべてが図に当たり、治療効果が次々と発現とくりゃ、嬉しいったらありゃしない。この報には、家内と両親、関西から姪っ子を連れて帰省中の弟夫婦も大喜び。最高の年越しニュースになった。

 悪性度では群を抜く絨毛ガンから、腺ガンやら、肉腫に冒されながら、こうして無事に年が越せそうな自分。重篤な病状に呻き苦しんでいる患者さん、不慮の事故や犯罪に巻き込まれて命を落としたり大ケガを負った方、悲しみに打ち拉がれている被害者家族の方々もいるワケで、こうしてさしたる苦しみも感じないでいられるのだから、ガンを患ってるくらい、どうって事ァない。我が身の幸せを噛みしめてますよ、ってお話でした。

 本当にありがたい事だよなぁ。明年は初詣にも行けないが、病室の窓から見える神社の森に向かって、合掌礼拝させていただこう。そして今年は世話になっただけではなく、ご心配までもお掛けしてしまった皆様に、深く御礼申し上げます。明年は年賀状という形の新年のご挨拶は欠礼させていただきますが、なにとぞご容赦ください。

 皆様、よいお年をお迎えください。

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プロフィール
HN:
YASU ・居眠釣四郎・眠釣
性別:
男性
自己紹介:
釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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