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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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平成23年初日の出 末期ガンとの闘病生活の病床にありながらも、実に穏やかで心静かに新年を迎えられた事、誠にめでたく、神仏に感謝しつつ初日の出を拝んだ。病室は東向き地上七階。それはもう、荘厳で美しい初日の出だった。

 人間ってのは案外と単純に出来ていて、心持ち(=気分)次第で、同じ境遇にあっても幸福にも不幸にも感じられる。まぁ、そこに至るまでの経緯、ってのも大きく影響するんだが、とりあえず同じ末期ガンという病状で入院していても、自分のように医療スタッフへの絶大な信頼感、家内の献身的な力添え、恩師・先輩・知人・友人・釣友・ネット仲間のみなさんの声援への感謝など、「あぁ、俺は幸せだ」 と感じている人間は、多少の痛みや不快感があっても、ニコニコと笑っていられる。

 正直、穏やかで心静かに新年を迎えてはいるが、37度台の微熱による気怠さ、耳鳴りは相変わらず続いているし、手術の跡の引きつれや鈍痛も残っている。健康な頃のベストコンディションからは、はるかにかけ離れた体調なのだが、それでも激しい咳き込みや呼吸困難、凄まじいガン性の疼痛に苦しんでいる患者さんに比べれば、こんな不具合など屁でもない。

 荘厳な初日の出とそのすぐ脇に見える神社の森を拝みながら、平成二十三年は神仏お天道様に、「大病を患い、無事ではないけれども新年を迎えられた事に、深く感謝申し上げます」 と御礼申し上げ奉り候、ってお話でした。

 末期ガンなんつったって、現代医学の前じゃチョロイチョロイ。治療効果の出る確率側に乗っかれば、肺ガンだろうが、腺ガンだろうが、睾丸腫瘍だろうが、脳腫瘍だろうが、肉腫だろうが、外科手術・抗ガン剤・放射線治療でチョチョイのチョイだぜ(笑)。

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YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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