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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 BJスナイパーだ、BJ85だ、サーフリーダーSFだ、レブロスだ、バイオマスターだとBBSに書いていたら、「じゃぁ、理想の釣具って一体何ですかい?」ってメールをいただいた。性能、精度、使い易さ、価格など様々な条件はあるけど、釣具に限らず、「モノ(製品)としての基本とは何か?」を考えれば、「壊れにくく、直しやすい製品」だと思う。

 日本メーカーの作る釣具は、中学生がお年玉で買えるクラスの釣具なら、実に高精度で高性能だし、耐久性も充分。購入してから5年間、一度も手入れをしていないリールだって、多少キコキコ音が出ても、水没させたり、砂まみれになったりしていない限りは、使い物にならなくなる様な事はない。ってか、釣具をこまめに手入れしている方が少数派だろう。本当に今のミドルクラス以上の釣具は頑丈に出来ている。

 ところが、いざ調子が悪くなった時に、誰でもサッと直せるかと言うと、さにあらず。リールなどは精密機械のように細かな部品が、複雑な順序で組み上げてあるから、うっかりバラしちゃうと元に戻せない。高級釣具になればなるほど、構成部品数が増え、構造も複雑になっているし、工具も各番手を用意する必要がある。さらには軽量化のためにアルミやマグネシウムなどの、脆い材質を使用しているので、工具の精度が低いとネジ山がつぶれてしまうし、力加減を間違えると、ねじ切れてしまったりもする。こうなると、素人は恐ろしくて手が出せない。へたに分解すると "いじくり回す" ではなく、"いじくり壊す" 羽目になる。(自分など、何度これで泣いてきた事か……)

 性能・精度・耐久性は、現在のミドルクラス釣具なら充分。これからは、いかに早く、簡単に、安く直せるか、だと思う。メーカーに修理やメンテナンスを依頼すると、早くて2週間、込み入った修理になると1ヶ月はかかる。シーズン中に、主力として使っている釣具が1ヶ月も手元に無いんじゃ話にならない。できることならば、交換部品の供給をもっと円滑に、かつ迅速にして欲しいし、アッセンブリーやユニットでの供給も検討してもらえると嬉しい。これなら釣具店の店頭でも、ササッと交換修理が可能になる。それと、交換パーツがやたらと高価なのも何とかならんものだろうか? 実売1万円程度のリールの替スプールが5800円もしたり、クーラーボックスのカバーが8500円、工作機械屋で300円程度のベアリングが600円ってのは、いくらなんでもボッタクリすぎじゃないかと思う。

 ともかく、保守性にも気を配った製品が出てきてくれるとありがたい。メーカーの立場からすれば、買い換えか新規購入してもらわないと儲からないのだろうが……。

 あぁ、現行製品で理想的なお買い得釣具を挙げるのを忘れていた。個人的にはミドルクラスなら、シマノの'05バイオマスターとダイワのレブロスはオススメリールだと思う。'02ツインパワー、カルディアKIX、'03アルテグラ、フリームスKIXのユーザーが、スペックと価格を見たら歯噛みして悔しがるほどの出来の良さ。新製品のレブロスはとりあえず人柱になるつもりで買ってみたが、実売6615円、替スプール2625円。ナイロン3号150mとPE1号150mを巻いて総額13000円程度。実釣フィーリングは極めて良好。リーリングは滑らかだし、ボラを掛けて引っ張り合いをしてみたが、ドラグの利きも良し。ラインが若干だが逆テーパー気味に巻かれるので、気になる様なら雑誌の表紙程度の厚みの紙でスプールワッシャーを自作して追加すればきれいに巻ける。ちなみに、アルテグラやフリームスKIXよりも定価ベースで5000円ほど安く、かつ要所要所に5個のベアリングが使用してありながら、自重は260gと上位の両機種よりも軽いのがレブロス。港湾部での釣りなどにベストチョイスのリールだと思う。

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YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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