夏の元気なご挨拶

　野良オヤジのオイラも、それなりにアチラコチラからお中元を頂戴したりするのだが、年によって傾向があるもので、ソーメンとかの麺類が多い年とか、タオルセットとか、ジュース・ビールの詰め合わせとか、石鹸・洗剤のセットが多かったりする年もある。で、今年は「国産野菜 or 国産果物」が多いような気がする。夏野菜といえばトマトとかトウモロコシ、夏果物だとスイカやメロンなんかが代表格だが、食べようと思えば一年中ハウス栽培モノとか冷凍保存がいくらでもある。が、お天道様のお恵みをたっぷりといただいている旬の野菜ってヤツは旨味が違うね。適度なアクっ気とか、甘みとか。



　で、お中元として自家栽培のトウモロコシとトマトとスイカを頂戴して、「こりゃぁウマイ。美味しいモノを美味しい時期に美味しく食べられるってのは、この上ない幸せだな」などと家内と話していたんだが、スーパーで買い求めたモノとは明らかに違う。別段グルメを気取るわけじゃないんだが、同時に食べ比べてみてあまりの味の差に驚いたわけ。もうチョットすると残暑見舞いに、ジャンボ梨とか巨峰とかも頂戴できちゃったりするから、農産地に近い名古屋ってのはいい所です。

　魚もやっぱり旬の魚が美味しいに決まっていて、ギマ、スズキ、コチ、キス、イサキ、アジ、クロダイ（カイズ）なんかが時期モノで、洗いや冷たい味噌汁にすると堪えられない。マスコミなんかではお偉い先生方が「季節感がなくなった」なんて言うけれど、釣り人は釣魚を通じて常に季節を感じているわけで、本当に幸せな道楽を選んだものだ、と、今さらながら思ったりする夏の日の午後であります。
（徹夜明けで頭がクラクラする……、昼寝でもするかな？）