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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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予備麻酔点滴 26日朝9時から絶食絶飲で病院へ。入院手続きを済ませ、病室で褌と検査着に着替えて時を待つ。気管支内視鏡を使った検査の予定だったが、急遽変更となり、 「CT ガイド下経皮肺生検」という、脇腹から針を射し込んで腫瘍細胞を採取する方法になった。自分の右肺に出来た腫瘍は肺の一番外側で、気管からアプローチするよりも、外側から穴を開けて採る方が確実だし、手っ取り早い、ってンで先生方が相談の上で検査方法を変更したそうだ。気管支内視鏡よりも苦痛も少なくて済むし、自分もその方が有難い。痛いのやツライのはイヤだからね。ササッと同意書にサイン 〆。

 午後1時から基礎輸液ソルデム3Aの点滴開始。1時30分、硫酸アトロピンとアタラックスPを点滴に混ぜて予備麻酔。午後2時、ベッドごとCT検査室に運ばれる。局所麻酔のキシロカインを何ヶ所かに注射。チクリチクリとくるが、まぁ、この程度は平気。

 CTで写真を撮りながら慎重に位置決めをして、肺の内部に出来た腫瘍まで器具を射し込む。これを8回繰り返して、腫瘍の8ヶ所からサンプルを採取するわけだ。局所麻酔のキシロカイン注射は打ってあるが、器具が胸膜を通過する時などは 「グゥッ!」 と苦鳴が漏れてしまう。それと 「バチンッ!」 と組織を採取する瞬間も 「ウッ!」 と声が出るが、痛みは我慢できないほどじゃない。

 何がツラかったか、ちゅーとだね、シートで顔まで覆われていて、何をされているのか、何をされるのかわからないのが怖い。それと両腕を挙げたホールドアップスタイルなので、痛みに対して構える事が出来ない。文字通り、背筋にゾクリゾクリと戦慄が走り、背筋はビクビクと震えてしまう。先生が「大丈夫ですか~」と声を懸けてくださった。「はぃ~。でも、怖いです~」と答えると、「あ~、見えないからね。怖いね」 と。いや、マジで怖いよ。目隠し&お手上げ姿勢は完全無防備状態だから、恐怖感が256倍ですよってお話でした。

 そんなこんなで怖い思いをした検査も終わり、後は9月1日の造影剤を使った脳MRI検査。治療方法の決定は検査結果が出揃う9月7日。俎の上の鯉は、ただ怯え竦むのみです。

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YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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