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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 昨日は天皇陛下・皇后陛下のご成婚五十周年。めでたく金婚式をお迎えになられた両陛下のお言葉は、互いへの "感謝" であり、これはすなわち、深い信頼と慈しみのお気持ちを述べられたのだと自分は解釈した。テレビで両陛下の穏やかなお顔を拝し、「あぁ、こんなに穏やかなお顔で、お気持ちを示されたのは久しぶりの事だなぁ」 と、胸とまぶたが熱くなった。


万葉集より
 「神代より言ひ伝来らく そらみつ大和の国は 皇神(すめかみ)のいつくしき国
  言霊の幸はふ国と 語り継ぎ言ひ継がひけり 今の世の人もことごと
  目の前に見たり知りたり」

 「葦原の 瑞穂の国は 神ながら 言挙げせぬ国 然れども 言挙げぞ我がする
  言幸く(ことさきく) ま幸く(まさきく)ませと つつみなく 幸く(さきく)いまさば
  荒磯波(ありそなみ) ありても見むと 百重波(ももえなみ) 
  千重波しきに 言挙げすわれ 言挙げすわれ」

 反歌
 「磯城島の(しきしまの) 大和の国は 言霊の助くる国ぞ ま幸くありこそ」

 日本人は言葉には霊的な力が宿り、思いを言葉として発し、文章とする事で、「幸多かれ」 と祈り、あるいは 「敵対する者への呪詛」 となると考えてきた。だから結婚式や祝い事には、「分かれる(別れる)」「切れる」「割れる」「終わる」などを禁句として、良き日を寿ぐ気持ちを込めているわけだ。

 やはり、照れ臭くても女房殿には日頃から、「今日も飯が美味いよ」 とか、「上手く切り盛りしてくれて助かるよ。ありがとう」 と、"言葉で気持ちを表す" ってのは必要なんだと思ったね。そりゃまぁ、今さら「愛してる」 だの、「惚れてる」 だのとは言えないけど(笑)。

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HN:
YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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男性
自己紹介:
釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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