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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 第4管区海上保安本部による「ライフジャケット着用体験会」に参加してきた。講習会場は水温28度の屋内ダイビングプールなので、寒さ、波、風はまったく無しだが、実釣時の条件に近付けるべく、真冬の出で立ちを想定して裏フリースのアウトドアパーカー、オーバーパンツ、タイツを着用し、足元はスニーカー履き。着衣としては最悪の条件。冬物の衣服が身体にまとわりついて身動きならなくなる、と思っていたのだが、予想に反して衣服に含んだ空気の浮力で意外と浮いていられるし、泳げちゃったりする。 ただし、立ち泳ぎで助けを求めるのは無理。水面に対して身体が垂直になると、急激に浮力が失せて水没 → しこたま水を飲む → パニックに陥ってマジ溺水 ってな羽目になる。


 ライジャケ無しで落水したら、身体の力を抜いて仰向けに浮かぶ「浮き身」の姿勢をとって呼吸を確保。泳ぐなら浮き身の姿勢のまま、イカかタコのように手足をスィーッと動かして泳ぐ。普通の平泳ぎも可能だが、疲労度が大きい。

 ライジャケはベーシックなベスト型、自動膨張式のベスト型、自動膨張式のポーチ型で浮力体験したが、最も安心感があるのは、やはりベーシックなベスト型のライジャケ。いきなり落ちても、即時に浮いていられるので絶対の安心感。購入後2年経過したRYOBI製の実売2980円ライジャケでも大丈夫だった。ただし、脇ベルトで身体にフィットさせて、股ヒモを通す、取扱説明書通りの着用をしておく事。
 自動膨張式は開くまでのタイムラグに差があり、遅いモノだと「阿弥陀様の姿が見えかけた頃に開いてンじゃねーよッ!」って感じ。特にポーチ式で浮き輪が飛び出すタイプは、意識を失っていたらモノの役に立たない。これらは落水時に転落の高低差がなく、テトラや岩に激突して意識を失う事のない船・ボート専用だ。

 救命ボートへの乗り込みも体験したが、これが難しい。正直、乗り込むためのコツを体得していないと無理。プールという止水状態でも、ボートを海猿の方々が押さえてくれていないと乗り込めない。まさに「暖簾に腕押し」状態で、ボートに身体を預ける様にのし掛かっていく(産卵のため上陸するウミガメスタイル)のがコツ。コツを掴んでから、やっと一人で乗り込めたが、時化の海だったら乗れないと思う。

ライジャケ着用体験会 実際、平均的な真冬の伊勢湾(水温10度、波高50~100cm、北西の風3~5m)にライジャケ無しで落水したら、ほぼ確実に死ぬ。ライジャケを着ていても、落水後1時間経つと死亡率は50%(海上保安庁調べ)。やはり「命懸けより心懸け」だと実感・体感した。

※写真は12/7 18:30頃にメーテレのニュース番組「UP!」にて放映された当日のライジャケ着用体験会の一コマ。

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YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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