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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 「猫まっしぐら!」というCMフレーズがあるが、我が家の老猫アビ(19歳)は慢性腎不全を患っているため、好物だったマグロやカツオ、鶏ササミなどを食べさせてやることができない。療養食による食餌制限で尿毒症を抑えているためだ。寝ることと食べることが楽しみである猫。その "食べること" を厳しく制限されるのだから、QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質、生き甲斐)が低い。マズイけど腹が減ったから渋々療養食を喰う。可哀想なのだが、食餌制限を緩めると覿面に検査数値が悪化する。尿毒症を起こしたら死んでしまう。全身に毒素が回り、多臓器不全に陥るのだから、決して楽な死ではない。なんとしても尿毒症は避けてやらねばならぬ。
 「猫の喜ぶ療養食はないものか……」とネット検索。ヒルズ、ウォルサム、ユーカヌバなどの代表的な療養食は、外国製で鶏肉の風味が中心。日本の猫は仔猫の頃から魚で育つ。国産のペットフードメーカーを調べてみても、療養食は作っていない。う〜む、困った。そこで腎不全の改善薬「コバルジン」を出している三共ライフテック社のサイトを調べ……って、あったァ! 『ドクターズケア キドニーケア』。魚風味の旨味成分コーティングが施されてる。さっそく動物病院にサンプルを取り寄せを依頼(動物用療養食は動物病院経由じゃないとサンプルは入手できない)。運良く、翌日にはサンプルが届いた。
 19年も生きてきて、美味い不味いを知り尽くしたアビ。はたして、この療養食を気に入ってくれるか……。
 「アビ、アビ。新しい療養食だよ。喰ってみておくんなさいよ」
 「あいよ。どれどれ……、アニャニャニャニャ! これは美味いニャ〜!」
おぉ〜、まさしく猫まっしぐらじゃん。ハグハグと夢中で食べてる。よかった。日々の楽しみである食餌が、不味くて渋々喰うようなシロモノじゃ、アビも長生きしている甲斐がない。すぐに1.5kg入りを発注したのは言うまでもない。アビは今日も「アグアグ、カリカリ、美味いニャ!」と新しい療養食を食べている。

※アビには慢性腎不全の改善薬として、コバルジン4g(1包)を2回に分けて、朝夕投与。皮下輸液は乳酸リンゲル液ソルラクトを150cc自宅で輸液。療養食のウェットフード(猫缶)はヒルズのk/d。ドライフードは本文中に記載の三共ライフテックのドクターズケア猫用キドニーケア。通院は10日おきで、毎月1回血液検査。

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HN:
YASU ・居眠釣四郎・眠釣
性別:
男性
自己紹介:
釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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