講釈

　この週末に、とある講習会の講師を務める事になっていて、先月からコツコツと講義内容を煮詰めているんだが、テキストに沿った内容で進めるのは当然の事ながら、受講者のレベルがさっぱりわからん。まぁ、わからんならわからんなりに、基本ラインを押さえた内容にすれば無難に終わらせる事は可能なんだが、「講義を聴いていなくても、テキストを読んでおけば充分じゃね？」 なんて思われたんじゃ、安からぬお金を払って受講してくれる受講生のみなさんに申し訳がない。やはり 「眠釣センセのお話は面白いね。ツボを押さえてくれてるから、記憶に残る。ほんに役立つわ。ありがたいこっちゃ」 ってな講義じゃなくっちゃならないと思うわけですよ。

底力

　あららら、地獄の釜の蓋がズレて、結構な勢いで湯気が噴き出してきちゃいましたよ。日・英・独・仏・蘭の日欧主要国の株価は下げ、米国株も300ドル近い下げでか～な～りヤバイ。釜の縁で踏ん張ろうにも、すでに足腰が萎えかけてきてるから、釜の縁からはみ出した半身を引き戻す事も出来ず、世界経済は噴き上げてくる湯気に蒸されっ放しの生殺し状態ですな。くわばら、くわばら……ってコレは雷除けのおまじないだっけ。

　冗談や軽口はともかく、今はそんな事を言ってる場合じゃないんだが、挙国一致で問題解決に当たるべき時に、お国の偉い大臣は大酒喰らって辞任（事実上の罷免）されちゃったし、野党の先生方は国政よりも政局優先で審議はストップさせちゃってるし、お役人方も有効な手立てが打ち出せずに手をこまねいて保身に汲々としているのに、市井の野良オヤジに出来る事なんぞありゃしない。夢物語を語る程度だね。

醜態

　中川大臣の醜態は 「醜態ではあるが政治的失脚につながるほどの致命傷ではない」 との分析をした知人が、その分析を裏付ける（？）面白映像を知らせてきた。


　数年前の映像らしいが、伊太利亜のベルルスコーニ首相ですよ、首相。英語で言うところの Prime Minister なワケで、麻生総理がこんな事したら、「まぁ、お茶目な総理大臣ね♪」 じゃ済まされないわな（笑）。マスコミと野党各党が、それこそ鬼の首を取ったかの如く大喜びで叩きまくるだろうね。

深読み

昨日の中川大臣の醜態について、政治経済に強い知人が面白い分析（？）を教えてくれた。

　「さすが中川さん、自分が泥を被ってでも、やる時はやるなぁ。
　　一円の金も使わずに、一気に円高問題を解決する一手を放ったよ」

　なるほどねェ。市場に直接介入しなくても、金融政策担当が無能であると判断されれば、その国の通貨は下落するわな。でも、我が国の信用も低下しちゃうじゃん。

　「大丈夫、大丈夫。"白い家"で研修生にチ●コ舐めさせてた大統領だっていたんだから。
　　今じゃその元大統領の女房が、大統領選に出るわ、国務長官になって来日するわだぞ。
　　中川大臣は性的モラルに反したわけでも、犯罪を犯したわけでもない。
　　政治家として致命的な失策とは言えないから、チョイと大人しくしてりゃ大丈夫だ。
　　日本の大企業から見れば、中川大臣は救世主だしね（笑）」

　いや……、深読みにも程があるとは思うが、それくらいの事はやってみせそうな気がしないでもないし、やっちゃうかもしれないのが国際政治の世界だよなぁ。つか、こんな腹芸で世界が動いちゃうって、国際会議なんてのも、なんだか小学校の学級会みたいだね。

深酒

　中川昭一財務相兼金融担当大臣が醜態をさらしてしまった。個人的には好きな政治家の一人だったんだが、2chでは "中川（酒）" と略されるほどの酒豪で通っており、多少の失敗は贔屓目で差し引くとしても、今回の記者会見はひどすぎる……。

　あれだけ呂律も回らず、記者の言葉も十分に理解できない状況で、「酔っていなかった」 とするなら、脳に障害が起きている可能性が高い。飲酒や薬物の摂取による酩酊、あるいは過労状態でないとするならば、脳梗塞や脳内出血を疑うしかないだろう。いずれにしてもまずい。先進各国の指導者や金融担当のトップたちが、世界恐慌阻止に向けて必死になっている舞台で、日本の金融担当大臣が泥酔してたんじゃ、「見下げ果てた国」 と思われる。病気だったとすれば、健康不安のある担当者に舵取りをさせているって事になり、これまた呆れられる事になる。

　どーしちゃったンだよォ、中川大臣！　公儀勘定方の最高責任者なんだから、もっとしっかりしてくれよ。

甘味礼讃

　年末年始の不摂生から体脂肪率20％越え、体重68kg越えにショックを受けて始めたダイエット。糖質と脂質を控えた食事、筋トレを含めた3週間の "苦悶式ダイエット" で、体重は3kg減の65kgとベストウェイトを実現。今も体重は65kgで安定している。が、肝心の体脂肪率が22％と、ダイエット前よりも増えたまま上がりも下がりもしない。糖質と脂質は控えているし、運動も充分なのは体重の減少と、体型の変化からも明らか。なぜ体脂肪率が増えてしまうのか……？　素人がいくら考えても詮無き事なのだが、どうにも腑に落ちない。まぁ、22％という数値は正常値（むしろ健康値）でもあるし、増加しているわけでもないので、あまり気にする事もないのかもしれない。年齢的にもそろそろだしね。

釜の蓋

　ニューヨーク市場が大幅に下げた。この下げで蓋がズレて、湯気が噴き出してきちゃいそうだなぁ。何の蓋かって？　そりゃ、恐慌という名の "地獄の釜" の蓋ですよ。本来、地獄の釜の蓋は旧暦の七月一日、お盆の月の一日に開くんですけどね。

　幸いというか、運悪くというか、日本は建国記念日で市場はお休み。幸いだとすれば、東京市場で売り急ぎの投げ売り暴落が起きない。運が悪いとすれば、日本の個人投資家は逃げそびれる（売りそびれる）かもしれない。

愚昧

　懐が寒くなってくると、オツムの血の巡りも悪くなるようで、自制心は鈍るわ、後先考える余裕もなくなってくるわで、まったくロクな事がないんだが、当分の間は買うまいと決めていたゲームソフトを予約してしまった……。懐が寒いんだから我慢すりゃ良さそうなモンだが、そこはホレ、先も見通せなきゃ、目先の事も見えていない大タワケな自分だけに、財布にお金が入っていると、ついつい使ってしまうのだよ。我ながら本当に、オタンチンのアンポンタンだと思う（死語二連発）。

建国記念日

　2月11日は建国記念日。かつての正式名称は 「紀元節」 と言い、2669年前に神武天皇が即位された（と、されている）日です。ちょっと調べてみると、日本書紀に記された神武天皇即位は 「辛酉年春正月、庚辰朔（かのととりのとし はるしょうがつ かのえたつ ついたち」 で、「春正月」は立春の月、「庚辰朔」は庚辰（かのえたつ）の日で朔（ついたち＝月齢０日）にあたる日は、現代の西暦に直すと 紀元前660年2月11日 なわけです。

なんで？

　脂質をカットした食事と筋トレを中心とする 「苦悶式ダイエット」 の成果。開始から三週間で体重は68kg→65kgと3kgの減量に成功！　やる時はやるし、やればできちゃう人なんです、自分。

　体調は頗る良好。筋トレを含んだダイエットなので、毎日身体の各所に筋肉痛が起きてはいるのだが、「肩こりって何？」ってくらい首や肩周りの筋力はアップし、ストレッチも欠かしていないので関節の可動域も広がっている。昨年の暮れ頃から、仕事に追われてろくに身体を動かしていなかったせいで、身体の芯が萎えた様になっていたんだが、歩行時も背筋はスッキリと伸び、素振りの後も剣先をピタリと止められる。まだまだ万全とは言えないが、剣を構える姿もかなり様になってきた。食物繊維タップリな根菜と葉物野菜を中心とした食事のおかげで、尾籠な話で恐縮なんだが、事の後に拭く必要がないんじゃないか、ってくらい理想的な固さと量のお通じになっている。

　っと、まぁ、ここまでは万々歳の話なのだが、肝心の体脂肪率がだね、22％とダイエット前よりも増えてしまったのだよ。おっかしいなぁ、皮下脂肪は見た目で判るほど落ちて、腹筋もちゃんと割れているし、胸の筋肉（大胸筋）もピクピク動かして遊べるくらいだ。充分な運動と食事制限を続けていたのだから、内臓脂肪が増加したとは思えないし……。前歯がおっ欠けるほど頑張ったダイエットで、なんで体脂肪率が増えちゃうわけ？？？