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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 栄養科の調理請負S社とのマジ喧嘩の一件。本日、急転直下で和議が成立しました。

 午前10時頃、D病院の調理室で業務を担当している指導者さん達が、改めてお詫びに来てくれた。お詫びはすでに昨日、調理担当者から詫びてもらっている。なぜこのような事態が起きたのか、原因がどこにあるのかを自ら考え、答えてもらった。答えは一つ。慣れによる気の緩み。すなわち怠慢。

 「我々入院患者は調理を担当してくださる調理員の方々の力添えがなければ、
  食事という生命をつなぐ治療が出来ないのだよ」

と言って聞かせると、女性指導者は涙を流して猛省していた。もう、二度と怠慢は犯さないと約束させ、11日に支店長が来られる時には、口約束ではなく、書面で改善履行を確約して欲しい旨を伝えてもらう。するとS社の支店長が、11日を待たずに訪ねて来られた。会えなくてもイイから眠釣に名刺を渡して、来た事だけでも伝えて欲しいとの事で足を運んでくださったそうだ。

 日本人の喧嘩(=戦:いくさ)というのは、喧嘩中であっても義には義で、礼には礼で、誠には誠で応えねばならぬ。それが日本人の喧嘩の作法だ。抗ガン剤治療中で横になっていなければならない非礼を詫びた上で会う事にした。支店長と共に、昨日と同じくM看護師長、事務局業務課長、医療安全対策主任が同席。

 支店長にはまず、昨日の無礼な女担当者とやらの対応について、厳しく問責させてもらった。指導の至らなさを詫びておられたが、「三つ子の魂百まで」って言葉がある通り、人間の性根はそう簡単に変わるモンじゃない。あれだけ自分に言い募られても、メモ書きすら出さなかった強情さは、どんな指導も教育も無駄だろうなぁ。

 それはともかく、今回の一件は請負業者として現場の実情、実態の把握がまったく出来ていない、管理指導が形だけで実際には機能していない、調理担当員の労働モラルの欠如、管理者のルーチン業務慣れによる無意識の怠慢、これらが原因である事を徹底認識してもらった。そして眠釣個人への謝罪ではなく、何をもって決着とすべきかについて話させてもらった。

 支店長から、D病院Y理事長・O院長に対して、「業務改善誓約書」を提出し、調理行程の改善徹底、手抜き再発防止、療養食の調理手順の向上等を ”誓う” ように提案。計画書や予定表ではなく、「誓約書」ですから、守らなかったら大変ですよ。事務局業務課長、NST管理室主任、M看護師長の承認の上で、書面での提出を約束させましたから、これで確実に改善は実現履行されるでしょう。ついでに眠釣個人への謝罪も、この誓約書提出で充分、と言う事で和議成立。

 今回の一件、偶然に偶然が重なって、生意気にも350病床の入院患者を代表して、言う事を言わせてもらった。別にクレーム意見書を出した仕返しで朝食を出さなかったワケじゃないなんて事は承知してたさ。でも、タイミングと相手が悪すぎたね(笑)。自分のように世の中の裏側を取材し、人の裏面を見ている人間は、不正や悪意、腐敗、堕落、怠慢に敏感なのですよ。それとね、末期ガン患者は健常者よりも ”鬼” に近い生き物です。生への執着、執念深さは健常者なんざ目じゃないヨ。なにしろ ”鬼籍” に入る寸前の世界に棲んでンだからネ、ってお話でした。

 あ~、良い決着方法で和議が成立してヨカッタ! と、独り悦に入る眠釣。コイツ、やっぱり迷惑千万なお祭り野郎で、当分の間は世に憚りそうだゾ(笑)。

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YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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