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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 三国志ファンならタイトルの意味が良くわかろうってモンだが、劉備玄徳が曹操に戦で敗れ、遠い親戚筋の元に身を寄せている時、戦から離れていたら内股に贅肉が付いてしまった、って嘆いた事から、「髀肉の嘆」 って言葉が生まれたワケです。働けない事への苦悩、って意味でもあるわね。

 で、今の自分がまさにそれで、手術後の病やつれに備えて体重を63kg→68kg、体脂肪率を18%→23%と引き上げておいたンだが、実際には敏腕ドクターのおかげで手術によるダメージは全くなく、病やつれどころか、入院という昼間っから寝てられる食っちゃ寝の生活を半月も過ごしたモンで、お肉がついたまま退院してしまった。やーネェ、もう!

 なんとか身体を絞りたいンだが、昨日も書いた通り、寝起きから立ち座りさえ不自由しているくらい肋骨やら胸骨やらが痛くて運動は無理。こうなると食う量を減らしていくしかないンだが、ボクサーの減量の如く、いきなり食事量を減らすには身体が万全ではない。いくら傷口が小さいとは言え、肺を部分切除してンだもん。高タンパク低カロリー、かつ繊維質の多い食事に切り替える必要がある。ってか、これは生活習慣病の予防にもなるし、とっても良い事ですな。

 そんなワケで、主食をお米のゴハンからお豆腐に切り替え、炭水化物の摂取を減らす事にした。お豆腐ダイエットは昨年も一昨年も必要に応じて実施して、自 分 の 場 合 は、体力を温存したまま減量できる事がわかっている。誰にでも効果があるかどうかは知らないから、真似して身体を壊しても責任は取りませんよ。まぁ、相談してくれれば知らん顔くらいはしますから、お気軽にどうぞ(笑)。

 それにしても慢性的な鈍い痛みってヤツぁタチが悪い。それも粘着質のしつっこい痛みで、時には尻尾が太くなりそうなほどに痛んだりするンだから参っちゃうね。まぁ、それもこれもネタにするにはもってこいの素材なので、しっかりとメモやら日記やらに残しておきますよ、ってお話でした。

 売文屋ってのはオツムの中に、どんな出来事だってお金に変えちゃう 「魔法の筆」 を持ってっからね(笑)。

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 退院して一日が過ぎたんだが、胸の痛みがまったく治まらない。胸っちゅーても手術の傷とか、切り取った肺のあった部分だとか、直接的な手術の影響を受ける部位じゃなくて、手術の際に肥大化した腫瘍を取り出すため、思いっきり広げられた肋骨が痛い。とりわけ乳首の下から胸骨の周辺、そして右脇背部が、寝起きするにも立ったり座ったりするにも、歩いていても痛む。セキやクシャミはもちろん、シャックリやオナラさえも、おっかなびっくりでせにゃならん。ドクターのお話では、「3週間くらい痛むかな~?」ってな事だったので、来週22日頃には楽になるのかも。 

 それにしても痛くて仕方がない。朝昼晩と鎮痛剤のロキソニンを一錠、それに湿布剤のモーラステープを貼り、どうにも痛みがキツイ時には座薬のボルタレンまで総動員。もうね、怖がりの痛がりで、弱虫の泣き虫、根性無しの甲斐性無しオヤジなモンでして、って、まったく情けないお話でした。

 まぁね、昔だったら肋骨を切り取って手術してたってンだから、痛いの痒いので済むならお安いモンです。辛抱我慢も薬のウチ……、にしちゃぁ痛過ぎっぞ!

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 本日、退院して参りました! 腫瘍は右肺中葉と共に切除・摘出し、念のため胸部のリンパ節
も切除して、胸部腫瘍についての心配はなくなりました。お見舞い、激励、誠にありがとう存じました。

 ただ、まだ完治には至っておりません。詳細につきましては後日紹介いたします。

 まずは御礼と退院のご報告まで。

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 入院先から外出許可を得て一時帰宅したんだが、病院のベッドの上で練っていた原稿を、ビシバシと打ち込んで入稿完了! いや~、やっぱり自分ってプロの売文屋だわ(笑)。だってさ、現代の医療技術からすればたいした手術じゃないんだろうけど、肺の一部を切除して腫瘍を摘出する、なぁんて手術を受けたのは、わずか10日前ですよ。手術部位の抜杭(抜糸)が済んだのは一昨日の事で、ドレーンチューブの入ってた穴はまだ抜糸してない。そんな状況でも〆切りを守って原稿書いてンだから、もう売文屋の鑑だね(笑)。

 あぁ、肺ガン疑いで手術を受けて取り出した腫瘍は、5cmなんて手ぬるいモンじゃありませんでした。後日、写真をアップしますが、信じられないほど急速に肥大化し、右肺中葉を塞いでしまうほどのサイズ。その腫瘍は、原因も正体も不明、って事で組織検査に出されていたんだが……。昨日夕方に執刀医である胸部外科のM山先生と、呼吸器科のN尾先生にカンファレンスルームに呼ばれ、「あくまでも検査の第一報ですが……」 との前置きをされた上で、「悪い結果が出ています」。あぁ、やっぱりね……。そりゃね、わずか1ヶ月で倍の大きさにまで肥大化する様な進行性の腫瘍がだよ、ただの腫瘍のはずがないわな。自分はまったく動揺もしていなければ、失望もしていない。むしろ、事ここ至るまでの経緯などを、皆さんに紹介していこうと思っているくらい。

 とは言え、やっぱまだ痛みがなぁ……。生来の痛がりで怖がりで泣き虫の弱虫、おまけに意気地無しときたモンだから、原稿をまとめていてもズキズキズンズンくると泣きたくなる。ったく、甲斐性無しの上に根性無しの野良オヤジは手に負えませんね、ってお話でした。でもね、肝は据わっているのよ(笑)。

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 いよいよ入院、手術なんだが、不安はまったく感じていない。不安は感じていないんだが、手術が痛いンじゃないかと、ビビリまくってます(笑)。これは不安じゃなくて恐怖。もうね、とにかく痛いのはイヤなんですよ。歯医者さんでも顔面蒼白、脂汗タラタラ、半泣き状態で治療を受けてるくらいで、我慢できるのは注射まで。

 しかもだね、一昨日だったか、テレビで肺の切除手術をやってたじゃないの。うっかり見ちゃったンだよ、アレ。背中から胸までズバ~って切ってンの。それと胸部内視鏡と開胸手術の併用によるハイブリッド手術も紹介してたっけね。自分はハイブリッドじゃなくて、ズンバラリンとブッた斬る開胸手術なんだが、ものスゲェ傷跡が残るんだな~。テレビで見てるだけで脂汗が滲んだよ。

 まぁ、いくら怯えても逃げられる事じゃないし、なによりもかによりも、自分自身の身体の問題だもンなぁ。病気と闘う覚悟はできているけど、痛みと闘う覚悟は端から持ち合わせていませんよ、って、お話でした。

  あ~、怖ェええええええ! でも、今夜は曇っているのに星がきれいだな~。

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                     すごくよく見える(笑)

【訂正-10月11日-】
 眠釣の受けた手術はハイブリッド手術でした! 手術の負担は最小限で、驚異的な快復力を見せてます。てか、これは自分の身体が丈夫ってワケじゃなく、執刀医のM山先生をはじめ、スタッフの皆々様方のおかげです。

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 入院の支度で着替えなどを用意していたんだが、家内に 「心配かけて済まんね」 とつぶやいたら、都々逸で返事をしてくれた。
 
 「 一 人 笑 ふ て 暮 さ う よ り も  二 人 涙 で 暮 し た い 」

 もうね、家内の顔が見られなかったわ。都々逸ってなぁ遊び人の衆や、囲われ者のお妾さんとか遊女が詠った色恋・色艶ものなんだが、夫婦の機微に通じるモノも多いわけですよ。不安定なフリーの世界に踏み出した時も、文句は言いながらもついてきてくれたし、生活の苦しい時期にも頑張ってくれた。家内の辛抱努力には頭が上げられないンだが、この一言は千斤の重みを持って心に響いた。まさか家内が自分の資料を読んでいるとは思わなかった。

 そうだ、来年の9月13日は結婚25周年。銀婚式を迎えるんだ。なんとしても元気になって戻ってこなくてはなぁ。

 まさか女房の一言に泣けるとは、思いもしませんでしたよ、ってお話でした。

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 入院前に仕事やら契約やらの調整と整理を行い、すっかり身軽になってしまったんだが、体重も調整しておかねばならない。技術的には簡単になった手術なんだが、肩胛骨の内側から乳首の下までバックリと切り開いて、右肺の部分切除をする手術を受けるんだから、それなりに体力とスタミナを付けておかないとね。身体まで身軽になっちゃダメっちゅー事です。

 そんなワケで、このところ高カロリー高タンパク高脂肪の食事を続け、体重を68kgまで引き上げた。もちろん、適度な運動とフィジカルトレーニングも加えながら、体脂肪率は23%程度に抑えての増量。長時間の激しい運動は御法度なので、高負荷短時間の運動を、毎食30分後と就寝前の一日4回。五十間近と言う年齢で、どこまでうまく調整できるか少々不安だったが、なんとか上手く目標値を達成。ここから手術までの一週間は、この体型を安定定着させるために、食事量と運動量を段階的に減らしていかねばならない。

 こんなウェイトコントロールをするには、カロリー計算とか一所懸命していると思われるだろうが、実は腹具合だけでやってたりする(笑)。何をどれだけ食ったか、それを消費するにはどれくらい身体を動かせばよいのかは、個人差が大きいので自分の経験則から感覚的に導き出すしかない。ま、要するにだ、「こんだけ食ったから、こんだけ動いておこう」って感じたままに身体を動かす事だね。ただし、自分に甘くすると確実に肥えます。息が乱れ始め、額に汗がにじみ出す、「ちょっとキツイかな~」 くらいがちょうどイイ。

 なんつーか、手術前の病人がやる事っちゃないと思うかも知れないけど、自分大好きナルシストオヤジには、やらずにはいられないンですよ、ってお話でした。

 やっぱ闘病中もナイスミドルで痛い……じゃない、いたいじゃん?

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 何をやっても退屈……、なぁんて贅沢な事をボヤいていたんだが、何気なく書架の奥から引っ張り出した一冊の本の、主人公のあまりのヘタレっぷりにグイグイと引き込まれ、一気に読み通すのではなく、何度も行きつ戻りつの読み返しをするほどに熱中してしまった。その作品は、高校の古典の授業でお馴染みの 『 伊 勢 物 語 』 。主人公は在原業平。平安時代のプレイボーイっちゅーか、少々お下品な言葉で云うならば平安ヤ●チ●男ですな。この業平クンがだね、ドスケベなクセに女々しくて軟弱でヘタレで、まったく男の風上にも置けない男なワケですよ。

 作品の舞台となっているのは、平安遷都から間もない平安初期。平安遷都は794年だから、1200年チョイ前。桓武天皇の御代ですな。奈良平城京から京都平安京に遷都して、平城京は廃れつつありながらも、まだ平安京は人家も少なく盛りを迎えていない、ってな中途半端な時期なワケです。で、伊勢物語の第一話 「初冠(ういこうぶり)」 は、元服したばかりの業平クンが廃れかけた奈良に出掛け、美人姉妹に出会って萌えちゃったってお話。元服したばかりってェ事は15歳かそこらだから、現代なら中学生。そのお年頃の男子ってナァ、ストライクゾーンもへったくれもありゃしない、ナンデモアリの発情したお猿みたいなモンです(笑)。

 っとまぁ、読み始めたらいろんなエピソードがちりばめられ、非常に面白い。2年くらい前にも読んでいるんだが、やっぱり面白いね。余談になるんだが、この伊勢物語研究を非常に熱心にやっていた戦国時代の人気者がいるわけですよ。漫画 『花の慶次』 でお馴染みの前田慶次郎です。伊勢物語が好きで合戦の戦場にまで持ち込んでいた、ってンだから。残念ながら前田慶次郎の伊勢物語注釈は残されていないンだけどね。あの天下人の秀吉公に反骨の意気を示し、傾奇御免を許された男が愛した、ってだけでも楽しいじゃないの。なんで高校時代にこの面白さに気付かなかったかなぁ。あの時気付いてりゃ、古典の試験は満点間違いなかったわ。

 ともあれ、幸か不幸か今の自分にはたっぷりと時間がある。いろんな解釈を加えながら、何度でも読み返してみましょうかね、ってお話でした。

 一緒に収録されてる 『 竹 取 物 語 』 も、もう一度じっくりと読み込んでみよう。てかさ、何が 「かぐや姫」 だよ。よくよく読んでみれば、人格障害の高飛車なメンヘラ女が主人公、としか思えないぞ(笑)。

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 お中華の偉い先生が仰った、「小人閑居して不善を為す」ってなァ、よく言ったモンで、すべてのお仕事をキャンセルして時間が有り余ってしまうと、何をやっても面白くない。未読で積んであった本なんか、一気に読み終えてしまって面白くない。撮り溜めたドラマなんかも、何話かまとめて見てしまうと、次回への期待とかワクワク感が無い。なんだかワサビ抜きのお寿司を食ってるみたいな感じです。勉強なんかも、目的があってやるわけじゃないので、今一つ身が入りません。

 さすがに不善は為さないまでも、小人は閑居すると有意義な時間を過ごす事ができませんね、ってお話でした。

 人の器ってのは、持って生まれた器量で定まってるモンで、年齢や経験で大きくなるってモンじゃねェってのを痛感しちゃったよ……。

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 胸部外科の診察を受け、右肺中葉の切除によって腫瘍を丸ごと摘出する手術を受ける事に決定した。昔だったら大変な大手術って感じだが、現代では半月もすれば退院できる、比較的軽い部類の手術です。

 実を言うと、長年の喫煙が祟って 「肺気腫」 と 「閉塞性肺疾患」 という厄介な肺疾患も患っている事がわかっていたので、肺の切除手術の可否が検討されてたワケです。術後、日常生活に重大な影響が残るンじゃねーか、って不安を抱えてたって事ね。だってさぁ、生きている間ず~っと鼻にカニューレ(チューブ)を差し込んで、酸素ボンベを持ち歩く生活ってツライじゃん。

 幸いにして腫瘍は右肺中葉にとどまっており、他の部位への浸潤や転移はなさそうなので、全肺機能の2/18(=1/9)を失うだけで済む。あ、肺ってのは左上4下4、右上3中2下5の18区域で分割機能してます。自分の場合は運良く(?)最小の右肺中葉切除なので、肺切除手術の中でも最も軽いダメージで済むワケです。

 っと、ここまでは全てが最善のシナリオ。肺にできた腫瘍は 「今のところガンではない」 とされているだけで、摘出して病理検査に出してみないと確実な事は言えないとか。それと切開してみて肺の下葉に浸潤していた場合は、中葉と下葉の両方切除となり、肺機能の7/18を失う事になる。肺気腫と閉塞性肺疾患による機能喪失部分もあるので、術後の生活に影響が出る事は免れない……。そんでもって悪性腫瘍の細胞が見つかれば、予後治療はまったく別のモノになる。

 やれやれ、可能性の問題を突き詰めてったらキリがない。まぁ、先生とすれば楽観的な話ばっかりってワケにもいかないので、最悪のシナリオも説明してくだすったンだけど、やっぱ怖ェよ(笑)。今はまだ痛くも痒くもなく、自覚症状と言えば血痰が出るだけなんで、平然とした顔してっけど、本来の自分は怖がりで痛がりの、弱虫で泣き虫の意気地無しなんだから……。

 まぁ、病気による生き死によりも、長患いして家内の負担になりたくないって事と、休業明けの仕事再獲得が一番の悩みの種ですよ、ってお話です。世の中、銭が命よりも大事な場面もあるンだよ。これは現実だからね、いかなる異論も反論も認めない(笑)。

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プロフィール
HN:
YASU ・居眠釣四郎・眠釣
性別:
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自己紹介:
釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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