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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 転移性脳腫瘍に冒されていることが判明し、今のところは記憶力や思考力、運動機能に大きな問題はないものの、いつ、どんな障害が起きるかわからんという、若干の不安を感じている。 「なぁ~んの不安も感じてないよ」ってな強がりを言っても仕方がない。実際に脳を冒されているワケで、ハッタリや強がりで病気が克服できるモンじゃないからね。

 そんなワケで、目と耳とオツムが真っ当に機能し、両手が原稿書きに不自由しないうちに、やれる仕事はやっておこうと、多少の無理は承知でお任せいただいている連載記事や、ムニャムニャのゴニョゴニョの原稿を、前倒しで書いている。

 みなさんの中には、「眠釣って奴ァ、いっつもポジティブでプラス思考、常に気迫と気力に満ち溢れ、ラオウやケンシロウも顔負けの闘気をまとい、病室内の空間さえもゆがめちゃってンじゃね?」 ってな想像をしている方もいるみたいだけど、実際問題、自分も人間なワケで、不安や心配の一つや二つは抱えてますよ。それが生死の問題か、つーとチト違っちゃってるだけでね。

 自分が感じてる不安は、ガンで死んじまうンじゃないかとか、そんな事っちゃない。現在、人間の致死率は100%なワケで、生物としての宿命として死を免れる事はできない。まぁ、遅かれ早かれ死ぬんだし、その死因が病死なのか、事故や事件に巻き込まれての死なのか、の違いにしか過ぎないワケだ。自分としては病死ならば加害者がいるワケでもなく、残された家族も誰を恨むでもなく生きていける。その意味では病死ってなァ、悪い死に方じゃないね。

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転移性脳腫瘍 一番恐れていた事態が現実になってしまった。昨日受けた造影剤MRI検査の結果、右脳に2cmほどの腫瘍が確認された。左手と左足の感覚の鈍り、ふらつきやよろけは、脳に転移したガンが原因だった……。

 しかぁ~し、現代医学はこんな程度のことでは患者を見限ったりしない! 放射線治療 「ガンマナイフ」 で、開頭手術をせずに腫瘍のみをガンマ線でやっつけることが出来る。今入院しているD病院には放射線医療設備がないので、本日午後イチでK病院で診察を受けてくる事になった。

 居眠釣四郎という男、生への執着はさほどではないが、抗いもせずに病に負けるというのは性分に合わぬ。死ぬるなら闘って闘って、闘い抜いてからでないと得心がゆかぬ故、そう簡単にはくたばりはせぬであろう、と断言しておきますよ、ってお話でした。

 改めて言っておこう。

 「ウ゛~、バレンジャゲベ! ゴセパキョクギンサギササ ン・ミンチョ・ゼダザ。
 ギブロンバ、ギブロンバァ~ッ!」

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 いやはや、秋晴れの蒼天にも匹敵する、なんとも天晴れな売文屋っぷりで、今日は釣り情報誌の 「磯・投げ情報」 に連載している、『磯・投げタイムトンネル』 の記事を病室で書き上げ、入稿を済ませてしまいましたよ。眠釣さんってスゴイね。何がスゴイって、世間じゃ末期ガン患者と呼ばれる、ズタボロの身体で、それも抗ガン剤治療を受け、白血球が通常の1/4しかなくなっちゃって、病室から出ることさえ禁止されてる状態なんですよ? スゴイね~、エライね~、よッ、売文屋の鑑!

 っとまぁ、誰も褒めてくれないので自画自賛、我田引水、手前味噌な事を書き殴ってみているンだが、実際にはこうして病床にあっても、お仕事として原稿を任してくだすっている各誌の編集部に、心から感謝してます。ありがたくって涙が出そうなくらいですよ。大げさでも何でもなく、「こうして任せてくだすっている以上、その信頼と御恩に報いるために、良い記事を期限前に入稿するゾ!」 ってな、気持ちの張りが出てきます。それはすなわち、闘病生活における闘志にもつながる。

 苦労や貧乏もしたけれど、売文屋になってよかった、ってお話でした。

 あ、売文屋なんざ、なろうと思えば誰でもなれるンですけど、それで喰っていけるかどうかは、頭と腕と文章力次第です。mixiやブログじゃこんなふざけた文章を書いてますけど、”お金になるお仕事としての文章” はこんなモンじゃねーッスよ(笑)。

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 いや~、コラムページの記事執筆をさせていただいている国交省関連機関誌、港湾海岸防災協議会の 『波となぎさ』 186号の記事を、本日無事に入稿しましたよ。それも締切前にキッチリ入稿。エライね、さすがプロの売文屋だね、まったく(笑)。

 お見舞いに来てくれた友人なんかは、病室にPCを持ち込んで記事を書いているのを見て、「オマエ、本当に抗ガン剤治療を受けてる末期ガン患者か?」 なんて失礼なことを言い出しちゃったりするんだが、有名な文豪や作家先生だって、病床で口述筆記してたンだから、いわんやチンピラ売文屋の自分をや。マジでいざと言うときに備えて、ICレコーダーも用意して入院してますわいな。

 今月はまだ、「磯・投げ情報」の連載記事 『磯・投げタイムトンネル』 の記事も書かなきゃならんし、ムニャムニャのゴニョゴニョの原稿も残ってるので、ガンだろうがなんだろうが、引き受けたからには、意識がある限り書き続けてこそ、プロの売文屋ってモンですよ、ってお話でした。

 元気な頃は 「あぁ、真っ昼間ッからゴロゴロ寝ていられる身分になりたい……」 なんて夢みたいな事を考えていたんだが、その夢が最悪の形で叶っちゃったよ……。昼も夜も関係なく、日がな一日中ベッドで横になってる毎日が、もう2ヶ月以上も続いてる。収入だって、まともに働くよりもガン保険でゴッソリ入ってくる。元気な頃より稼ぎがイイんだゼ。夢の様な話だろ? だけどもチィとも嬉しくないンだわ。やっぱり人は元気に働いて、おゼゼを稼いでこそ幸せなんだよなぁ……。(´・ω・`)ショボーン

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 うぅ~む、昨夜も微熱と悪寒という不快感に悩まされてしまった。昨日は抗ガン剤ブレオマイシンの投与を受けているので、副作用が出たンだなぁ。先週もブレオの投与を受けた夜に発熱してるし。

 この副作用による微熱(37.3度~37.8度)と不快感は我慢できない程度じゃないが、眠っていても何度も目が覚めたりして、非常に気分が悪い。しかし、抗ガン剤治療の効果は目に見えて明らかで、X線画像でもガンの転移・肥大化は止まっているし、腫瘍マーカー「βhCG」の値は8400台から4200台まで低下した。まぁ、副作用の骨髄毒性で白血球まで基準値の1/4まで減少してしまい、身体の抵抗力が極端に低下している状態。白血球を増やすお薬の注射を、今日も受けることになっている。

 しかしまぁ、ガンとの闘病っちゅうのは、厳しく長い闘いになると覚悟はしていたが、手術によるガンの摘出という大戦(おおいくさ)の野戦もあれば、抗ガン剤治療という時間を掛けての攻城戦と、まったく戦国時代の合戦そのものですね、ってお話しでした。

 あ~、熱は下がったけど身体がだるい……。ま、寝たい時に寝てられるンだから、だるけりゃ寝てりゃイイし、つらけりゃナースコールを押せば看護師さんが駆けつけてくれるんだから、やっぱりどこぞの大名、お殿様みたいだわ(笑)。

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剃髪 ハゲ散らかったマダラハゲ頭に業を煮やして、剃り上げてみた♪ ツルピカにハゲ揃えて、ハゲ整った感じはなかなか良いです(笑)。悪人面には違いないが、まだ眉毛(睫毛・鼻毛・臑毛も)は抜け落ちていないので、比較的違和感は少ない……かな?

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 ウゥ~ム、抗ガン剤治療の副作用による脱毛なんだが、髪をつまむたびにポツポツ、パラパラと抜けるだけで、まとまってゾロリと抜けるワケじゃないモンだから、なんだかハゲ散らかっててカッコワルイです。もっとこう、バッサリと抜け落ちるンだと思ってた……。

 なんつーか、これじゃ薄毛よりカッコワルイ、「マダラハゲ」状態。脱毛テープかブラジルワックスでも使って、一気にブッコ抜いてしまいたいッ! ナルシストオヤジには耐え難い状況ですよ、ってお話でした。

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 抗ガン剤治療の最も危険な副作用、「白血球の減少」 が……、出てきてしまった。標準値4.0~9.0のところが、今朝の採血の結果は2.2。ヤッヴァ~イッ! 感染症に罹患しやすくなっちゃってる状態なので、病室から出てブラブラと売店へ行ったりするのも控えないと……。

 なんともおっかねェ副作用にビビっていたら、JOFI愛知の I 川さんがお見舞いに来てくださった。なんと良いタイミングだろう。自分のような単純な人間は、それだけで萎えかけた気持ちが一気に持ち直すモンなのだよ(笑)。正直、 I 川さんとはさしたるお付き合いがあったワケじゃないし、まさかお見舞いに来てくださるとは思いもよらなかった。ただ、それだけに無性に嬉しかったですよ、ってお話でした。

 白血球の減少とか赤血球や血小板の減少は、抗ガン剤治療の代表的な副作用で、チャンと対応法も確立されていますから、心配ご無用。明日、もう一度採血検査を受けて、白血球を増加させるお薬の注射を受ける予定です。

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 いや~、ついに抗ガン剤治療の副作用、脱毛が始まったみたいですよ。髪の毛をつまんでみたら、ポツポツと抜けてきた。すでに五厘刈りにして、受け入れ体制は万全だし、覚悟もできてる。なんつーか、ツルツルのスキンヘッドになった自分が楽しみな気もしてる(笑)。ただし、抜けるのは髪の毛だけじゃなく、体毛のすべてが抜けるので、眉毛も抜けてイカツイ系になるんだけどね。

 自分はタレ目なんだけど、目つきが悪く、悪人面なので、結構な貫目の人相になりそうだなぁ。12月にお見舞いに来てくださる皆さんは、極悪人を見物する気分でいらしてくださいな、ってお話でした。

 毛糸の帽子、バンダナキャップなどもベッドサイドに用意しとこう……。

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 昨夜午前0時過ぎ、非常に不快な気分で目が覚めた。頭痛・耳鳴り・寒気・悪寒……。吐き気こそないが、身体の節々や手術跡までがズキズキ、シクシクと痛む。トイレに行こうにも、身体を起こすのも一苦労……。やはり抗ガン剤によるガンとの闘いで、身体が悲鳴を上げ始めたか……。

 25日は抗ガン剤ブレオマイシンを投与している。この日の治療は30分くらいだったが、ガン細胞への追い打ちを掛けた。ガンも必死の抵抗を図ってきたようだ。その結果が深夜の発熱。37度台後半とたいした熱ではないが、不快感は大きかった。血圧も85-50と低下。しばらくすると101-57まで上がってきたので、ボルタレン坐薬25mmを使用。しかし、ハッキリとした坐薬の効果は出ず。氷枕で頭を冷やし、腋下にガーゼで包んだ保冷剤を挟み込んで(腋下冷罨法)体温を下げる。首にも保冷剤を当てているといくらかは楽になってきたが、やはりツライ。当直のドクターに連絡を入れてもらい、解熱剤を処方してもらって点滴。午前3時30分、ようやく楽になってきた……。

 まさかガンに夜討ち・朝駆けを掛けられて、我慢できそうでできない、中途半端なダメージを与えられるとは思いませんでしたよ、ってお話でした。

 あ、外科のM山先生が回診に来てくだすった。開腹手術の跡は順調に塞がり、テープもはがしてOK。M山先生には右肺のガン摘出に虫垂ガンの摘出と、一度ならずも二度までも命をお救いいただいて、感謝の言葉もない……。もちろん、現在の主治医のN尾先生、D病院の看護師の皆さんも命の恩人。シッカリと治し、元気になって退院することが一番の恩返しだね。

 あ~、ツラかった。でも、食欲は朝からバリバリ(笑)。ほとんど眠ってないのに、朝食は完食でした(笑)。

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YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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