独立記念日

　敗戦後の日本がGHQの占領下から解放されたのが1952年４月28日。日本の神話時代を含めた二千年に及ぶ歴史の中で、唯一の外国による統治期間（'45年９月～'52年４月）が終了した日本の独立記念日とも言える。

　で、その独立記念日がオイラの誕生日だったりするわけだが、小学生の頃、「君は新生日本記念日の生まれか」と言われて、まったく意味がわからなかった。オイラにとっては翌日の天皇誕生日（現在：昭和の日）の方が、自分の誕生日などよりずっと大切な日だと思っていた。まだ、昭和の頃は「天皇陛下は日本のお父さん」という考え方が色濃く残っていたし、翌日から始まる大型連休の方に気持ちは向いていたし。

　今年もつつがなく誕生日を過ごし、馬齢を重ねる事ができた。すでに四十過ぎと言うよりも、五十近い年齢。……、なんも進歩してないし、成長もしとらんなぁ。つか、こんな歳になってンのに、Wiiだの、DSだの、ゲームにハマるわ、釣行前夜は子供のように興奮して眠れないわ。

　世間様には「お天道様に申し訳ないと思わんのか！」と、お叱りを受けそうだなぁ。あ、でも老子様なら「為無為、則無不治（無為を為せば、則ち治まらざるなし）」で、祝着至極と褒められそうかな？
※決して無為徒食の日々を送っているわけではありません。ここに言う「無為」は、「欲得ずくではない」って意味です。