釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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我が家のペット3匹オールスターズを連れて動物病院へ。5月5日に20歳の誕生日を迎えた愛猫アビ(アメショ・♀)は慢性腎不全の定期検査、14歳の愛犬ロン(ミニチュアシュナウザー・♂)は肝臓・膵臓・甲状腺機能と抗ガン剤治療後の全身状態の定期検査、5月5日に2歳の誕生日を迎えた愛鼬チャオ(フェレット・♂)は定期健康診断。3匹同時に動物病院に連れて行くのは初めて。車の中での席割りが大変。ロンはアビが寄ってこようと、チャオがじゃれついてこようと平気だが、アビはロンもチャオも嫌い、チャオはアビだろうがロンだろうが大はしゃぎでじゃれついて、車内がお祭り状態になってしまう。我が家の愛車はRV車なので、リアのラゲッジスペースにロン、リアシートにペットキャリーに入れたチャオ、助手席に同じくペットキャリーに入れたアビで決着。
動物病院に到着して、車から降ろすのも一苦労。まずアビのキャリーを肩に担ぎ、片手にチャオのキャリーを持ち、ロンは家内に任せる。受付で診察券を出し、「アビとロンの定期検査、チャオの定期健康診断、3匹まとめてお願いします」と告げると、待合室のお馴染みさんに「あら~、今日は一家総出?」なんて笑われてしまった。
連休明けで動物病院は満員。待ち時間が1時間30分……。ようやく診察室に入り、まずはアビの診察と血液検査。続いてロンの診察と血液検査。その検査結果を待つ間にチャオの健康診断。チャオは体重1.45kg、体温38.4度、聴診・触診・検便・耳ダニ・目の検査も異常なし。副腎や脾臓の腫れもなく健康に問題なし。やれやれ。チャオの健康診断を終えて待つ事30分。アビとロンの検査結果が出る。アビは血中尿素や腎濾過量の数値が悪化せず、悪いなりに維持出来ていれば良しとせねばならない。20歳という高齢で、しかも1年半前に右側の腎臓を摘出しているし、腎不全が治癒する事はあり得ないのだ。アビは悪いなりに状態を維持できていた。よしよし、これならまだ大丈夫。
さて……、問題はロン。実は半月前から非常に具合が悪い。先週も動物病院に連れてきたのだが、食欲減退、散歩も億劫がり、老いが目立ってきた。ほんの半月前までは、エサは一気食い、散歩はノシノシスッタカスッタカと元気そのものだったのに、一気に老け込んでしまった。先週の検査でも、かなり悪い検査結果が出ていただけに、心配と言うよりも不安が先に立つ。検査結果表を見ると、なんと先週よりも劇的に改善しているではないか! なのに、なぜこんなに元気も食欲もないのだろう? 獣医の先生曰く、「正直な話、ロンちゃんはすでに高齢です。動物はギリギリまで弱みを見せませんから、突然に老化した様に見えますが、身体はすでに老境だったのです。我慢の限界と言いますか、突っ張り切れなくなったのだと思います」との事。そうだよなぁ。この1年半ばかりの間に、5回も手術を受け、ガンと闘い、文字通り満身創痍の14歳なんだもの。子犬の様にワンワンキャンキャンと元気でいろ、って方が無茶な注文だ。老いによる衰えは天の摂理。天寿を全うする日を迎えるために、ロンは準備に入ったのかもしれない。悲しいがこればかりはどうにもならない。老いぼれたっていい。ゆっくり、のんびり、まったりと余生を過ごさせてやるのが飼い主の務めだと思った。
ダウンロード(3gp)
動物病院に到着して、車から降ろすのも一苦労。まずアビのキャリーを肩に担ぎ、片手にチャオのキャリーを持ち、ロンは家内に任せる。受付で診察券を出し、「アビとロンの定期検査、チャオの定期健康診断、3匹まとめてお願いします」と告げると、待合室のお馴染みさんに「あら~、今日は一家総出?」なんて笑われてしまった。
連休明けで動物病院は満員。待ち時間が1時間30分……。ようやく診察室に入り、まずはアビの診察と血液検査。続いてロンの診察と血液検査。その検査結果を待つ間にチャオの健康診断。チャオは体重1.45kg、体温38.4度、聴診・触診・検便・耳ダニ・目の検査も異常なし。副腎や脾臓の腫れもなく健康に問題なし。やれやれ。チャオの健康診断を終えて待つ事30分。アビとロンの検査結果が出る。アビは血中尿素や腎濾過量の数値が悪化せず、悪いなりに維持出来ていれば良しとせねばならない。20歳という高齢で、しかも1年半前に右側の腎臓を摘出しているし、腎不全が治癒する事はあり得ないのだ。アビは悪いなりに状態を維持できていた。よしよし、これならまだ大丈夫。
さて……、問題はロン。実は半月前から非常に具合が悪い。先週も動物病院に連れてきたのだが、食欲減退、散歩も億劫がり、老いが目立ってきた。ほんの半月前までは、エサは一気食い、散歩はノシノシスッタカスッタカと元気そのものだったのに、一気に老け込んでしまった。先週の検査でも、かなり悪い検査結果が出ていただけに、心配と言うよりも不安が先に立つ。検査結果表を見ると、なんと先週よりも劇的に改善しているではないか! なのに、なぜこんなに元気も食欲もないのだろう? 獣医の先生曰く、「正直な話、ロンちゃんはすでに高齢です。動物はギリギリまで弱みを見せませんから、突然に老化した様に見えますが、身体はすでに老境だったのです。我慢の限界と言いますか、突っ張り切れなくなったのだと思います」との事。そうだよなぁ。この1年半ばかりの間に、5回も手術を受け、ガンと闘い、文字通り満身創痍の14歳なんだもの。子犬の様にワンワンキャンキャンと元気でいろ、って方が無茶な注文だ。老いによる衰えは天の摂理。天寿を全うする日を迎えるために、ロンは準備に入ったのかもしれない。悲しいがこればかりはどうにもならない。老いぼれたっていい。ゆっくり、のんびり、まったりと余生を過ごさせてやるのが飼い主の務めだと思った。
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