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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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Ron ガン治療のためと言うわけではないが、愛犬ロンのヘアスタイル(?)をシュナウザーカットではなく、プードルカットの様に短くした。なにしろシュナウザーの特徴である口ヒゲをバッサリ落としたものだから、まるで別の犬種に見える。散歩に連れて行く時も、ご近所さんからは「ロンちゃん……、だよね?」と言われている。



 で、今日はロンの抗ガン剤治療第4回目と、腎不全と闘う愛猫アビの定期検診。動物病院に連れて行くと、待合室で通院仲間(?)の飼い主さんに「この犬、シュナウザーだよね?」「へー、シュナウザーってヒゲを剃るとこういう顔なんだぁ」「おじいさんっぽくなくて、なんかドーベルマンみたいで精悍な顔つきだね~」っと大評判。診察室でも主治医のS先生が笑顔で「あらら、ずいぶん短くカットしましたね~(笑)」。ロンよ、なかなか好評だぞ。手入れも楽だから、これから当分、このスタイルでいこうな。話題に上る事のなかったアビはキャリーの中で不貞寝(笑)。

 診察台に乗せて聴診……、あれ? おチンチンの先っちょに何か……。うわ、膿が出てる! 「先生、ロンのおチンチンから膿がッ!」っと、飼い主の自分は大いに狼狽したのだが、先生曰く、「ワンちゃんのおチンチンは包皮に包まれているので、内側に雑菌が繁殖して膿が溜まる事があるんですよ。(ロンのおチンチンをキュイとむき出しながら)あぁ、この程度なら洗浄しておけば大丈夫。よくある事ですよ」。あぁ、ビックリした。なにしろ、膀胱結石、膀胱ガンと尿路を患い続けているロンだけに、尿道炎か膀胱炎で膿が垂れているのかと思った。どうしても神経質になってしまう。そんなこんなもありながら、ロンはいつもの様に抗ガン剤治療のため、フンフン、ハフハフと鼻を鳴らしながら処置室へと入っていった。ちっとも怖がらないなんだよなぁ。

 続いてアビの検診。体重3kg、体温37.8度、聴診と触診での異常は無し。今日は血液検査で血中尿素量、腎濾過量の値が維持できているかどうかもチェックする日(毎月1回血液検査)。アビも採血のため処置室へ。飼い主はいったん待合室へ。この検査待ちの時間がツライ。どうも良くない方向へと思考が傾いてしまい、いつもドキドキする。待つ事10分ほどでアビが戻ってきた。もう15~20分ほどで検査結果が出る。名前を呼ばれ、診察室へ。「う~ん、とりあえず検査数値としては良くないですね。白血球や血小板の数値はさておき、血中尿素と腎濾過量の数値が上昇しています。食餌制限はしっかり守らせて、数値を維持させてください」との事。あぁ、いつもコバルジンを飲ませるために、タンパク質低めのネコ缶を喰わせているのだが、昨夜は少し多目に与えていた。それがハッキリと数値に出たわけだ。検査数値はウソをつかないなぁ。5月には20歳になるアビ。大事にする事と、甘やかす事とは違うと改めて痛感。

 大いに反省しながら、いったん帰宅。抗ガン剤治療で半日入院のロンを、夜7時に迎えに行く。ロンは血液検査に加えて、超音波検査で膀胱、脾臓、肝臓も調べてもらっている。ロンの検査結果は良好。白血球の数も前回より増え、肝機能関連の数値も改善傾向。よしよし。おチンチンもきれいに洗浄してもらい、スッキリ(笑)。さぁ、おウチに帰ってゴハンにしよう。療養食だけど、オマエはアビと違って文句を言わずにバクバク喰ってくれるから助かるよ。

 ともあれ、アビもロンもまだまだ長生きしておくれ。できる限りのケアはしてやるからな。

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YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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