釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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クライアントのレジャー関連小売業者さんに、「年々売上げが厳しくなってくるんだよね。商品の品揃えも品質も決して悪くはないし、価格や接客サービスも悪くないはずなんだが……。『不景気だから』って一言で片付けてしまうのは簡単だけど、なんでこんなに消費者心理が冷え込んでいるんだろう?」なんて相談を受けた。
オイラは経営コンサルじゃないんだが、原因の想像くらいならできる。簡単に言えば、家計に占める可処分所得の比率は変化してなくても、お金の使い先が変化しているからだろう。特に通信費だ。家計に占める割合が、10年前に比べて5倍~10倍になっているんじゃないかな? 4人家族で各自が携帯電話を所持してて、固定電話はネット接続もしてるだろうから、月額にして4~5万円くらいになる。年換算で一世帯当たりおよそ50万~60万円が通信費で消えてる計算。そこに持ってきてWiiやDSなどのゲーム機の普及だ。販売台数から考えて、Wiiやプレステは各家庭に一台はある。DSなんかは4人家族なら2台はあるだろう。ゲームソフトをどれだけ買ってるかだが、年間で5~10本くらい買っているんじゃないかな? ゲーム関係でも年額でおよそ10万円近い娯楽費が費やされている。通信費とゲーム関係で年間に50~60万円、へたすりゃ100万円くらい使ってる家庭もあるんですぜ。しかもゲームなんかは、24時間しかない1日の内の2時間ほどを使っちまうから、金どころか時間まで食っちまうわけだ。そりゃ当然、旅行や釣具やスポーツなどに使う分は減るわな。
じゃぁ、小売業はどうすればいいかってーと、こりゃもうね、今さら携帯電話やネットを使わなくなるはずないし、ゲームだってまだ数年は家庭から消えるはずもない。家庭用ゲーム機はネットを通じたオンライン形式に変わるかも知れないが、ゲーム自体は命脈を保ち続けそうだ。従来のレジャー関連事業においては、市場が縮小している前提で商売を組み立てて、拡大成長路線じゃなくて、黒字が出ているなら現状を維持することに経営資源を使った方が良いって事になる。小規模商店で赤字が続いているんなら、さっさと店じまいして、これ以上キズを広げないって選択肢もある。まだチョットは明るいからって、沈む夕日を追いかけるのは無駄だと思うよ。沈む夕日を引き上げて明るさを取り戻すには、地球の自転速度以上のスピードで走らなきゃならん。日本だと時速1400キロ以上のスピードが必要ですぜ。ちなみに赤道上だと時速1700キロね。なんで赤道上と日本で自転速度が違うのかがわからない人は、中学校でのお勉強が足りない人ですから、商売には向いていません。わからない人はスグに自分で調べましょう。
っとまぁ、こんなような話をしていたら、「ウチみたいな場合は均衡維持策で内部留保を貯め、どこかで業容・業態変更を考えた方が良いって事だなぁ」と納得してたんだが、政治・経済・社会情勢に応じた経営戦略ってのは、どんな商売であっても必要なわけだ。「座して死を待つよりも、死中に活を求める!」って大英断を下したつもりが、活を求める先を間違えちゃうと、得意先から取引先から従業員、ひいては自分の家族まで道連れにして破滅する危険性もある。死を待たず、活路も求めず、撤退って道もあるんだよ。商売や事業における一時撤退は恥じゃない。それも経営判断の一つなんだから。再起のための資金を残して、それには手を付けず、当分の間は恥を忍んで本人はバイト、奥さんにはパートに出てもらって生計を維持。時機到来となったら、虎の子の資金で再起業すればいいじゃない。ただし、あまりに美味しい詐欺話には引っ掛からないようにしてね。「百聞は一見にしかず」と言うけれど、自分は一度経営に失敗したおバカさんであることを肝に銘じて、自分の目で見ただけでは足りない、と考える慎重さも必要だ。その話の背後関係や、話を持ってきた者の氏素性、そして他者の意見も聞いてみる用心深さも必要って事。
「オマエ自身はどうなんだよ?」ってツッコミは当然だが、オイラ自身、そこそこの修羅場はくぐり抜けてきているよ。プランナー兼ライターという看板は掲げているが、その内容は時々に応じて変化している。小心で臆病、おまけに疑り深い事が幸いして、詐欺話には引っ掛からないし、感心しない筋とのお付き合いも避けてきた。おかげで大儲けはしていないが、大損もしていない。つつましやかながらも、夫婦共々、息災にして健やかな日々を暮らせているのだから、勝ち組でも負け組でもない。大金を稼いで贅沢三昧の暮らしをする事が「勝ち組」の定義ならば、負け組に属するんだろうけどね。
オイラは経営コンサルじゃないんだが、原因の想像くらいならできる。簡単に言えば、家計に占める可処分所得の比率は変化してなくても、お金の使い先が変化しているからだろう。特に通信費だ。家計に占める割合が、10年前に比べて5倍~10倍になっているんじゃないかな? 4人家族で各自が携帯電話を所持してて、固定電話はネット接続もしてるだろうから、月額にして4~5万円くらいになる。年換算で一世帯当たりおよそ50万~60万円が通信費で消えてる計算。そこに持ってきてWiiやDSなどのゲーム機の普及だ。販売台数から考えて、Wiiやプレステは各家庭に一台はある。DSなんかは4人家族なら2台はあるだろう。ゲームソフトをどれだけ買ってるかだが、年間で5~10本くらい買っているんじゃないかな? ゲーム関係でも年額でおよそ10万円近い娯楽費が費やされている。通信費とゲーム関係で年間に50~60万円、へたすりゃ100万円くらい使ってる家庭もあるんですぜ。しかもゲームなんかは、24時間しかない1日の内の2時間ほどを使っちまうから、金どころか時間まで食っちまうわけだ。そりゃ当然、旅行や釣具やスポーツなどに使う分は減るわな。
じゃぁ、小売業はどうすればいいかってーと、こりゃもうね、今さら携帯電話やネットを使わなくなるはずないし、ゲームだってまだ数年は家庭から消えるはずもない。家庭用ゲーム機はネットを通じたオンライン形式に変わるかも知れないが、ゲーム自体は命脈を保ち続けそうだ。従来のレジャー関連事業においては、市場が縮小している前提で商売を組み立てて、拡大成長路線じゃなくて、黒字が出ているなら現状を維持することに経営資源を使った方が良いって事になる。小規模商店で赤字が続いているんなら、さっさと店じまいして、これ以上キズを広げないって選択肢もある。まだチョットは明るいからって、沈む夕日を追いかけるのは無駄だと思うよ。沈む夕日を引き上げて明るさを取り戻すには、地球の自転速度以上のスピードで走らなきゃならん。日本だと時速1400キロ以上のスピードが必要ですぜ。ちなみに赤道上だと時速1700キロね。なんで赤道上と日本で自転速度が違うのかがわからない人は、中学校でのお勉強が足りない人ですから、商売には向いていません。わからない人はスグに自分で調べましょう。
っとまぁ、こんなような話をしていたら、「ウチみたいな場合は均衡維持策で内部留保を貯め、どこかで業容・業態変更を考えた方が良いって事だなぁ」と納得してたんだが、政治・経済・社会情勢に応じた経営戦略ってのは、どんな商売であっても必要なわけだ。「座して死を待つよりも、死中に活を求める!」って大英断を下したつもりが、活を求める先を間違えちゃうと、得意先から取引先から従業員、ひいては自分の家族まで道連れにして破滅する危険性もある。死を待たず、活路も求めず、撤退って道もあるんだよ。商売や事業における一時撤退は恥じゃない。それも経営判断の一つなんだから。再起のための資金を残して、それには手を付けず、当分の間は恥を忍んで本人はバイト、奥さんにはパートに出てもらって生計を維持。時機到来となったら、虎の子の資金で再起業すればいいじゃない。ただし、あまりに美味しい詐欺話には引っ掛からないようにしてね。「百聞は一見にしかず」と言うけれど、自分は一度経営に失敗したおバカさんであることを肝に銘じて、自分の目で見ただけでは足りない、と考える慎重さも必要だ。その話の背後関係や、話を持ってきた者の氏素性、そして他者の意見も聞いてみる用心深さも必要って事。
「オマエ自身はどうなんだよ?」ってツッコミは当然だが、オイラ自身、そこそこの修羅場はくぐり抜けてきているよ。プランナー兼ライターという看板は掲げているが、その内容は時々に応じて変化している。小心で臆病、おまけに疑り深い事が幸いして、詐欺話には引っ掛からないし、感心しない筋とのお付き合いも避けてきた。おかげで大儲けはしていないが、大損もしていない。つつましやかながらも、夫婦共々、息災にして健やかな日々を暮らせているのだから、勝ち組でも負け組でもない。大金を稼いで贅沢三昧の暮らしをする事が「勝ち組」の定義ならば、負け組に属するんだろうけどね。
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