釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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「化七」 なんてェ言葉は、落語でもない限り聞かなくなってしまったんだが、人が三分で化け物七分の「人三化七」、ひどいブサイクって意味です。なんだかホラー映画やゲームのクリーチャーみたいで、ひどい言い方だね。
婚活に勤しんでいる成人男子(30代)のお友達から、「いや~、婚活パーティーに行ってみたんだけど、もう二度と行きたくない」って電話があった。何がヒドイって、婚活クラブに数万円の入会金を払い、パーティーには数千円の参加費を払わされたのに、女性参加者が化七ばかりだったとか。いやいや、そのお友達だってたいしたご面相をしているワケじゃないし、世間が羨む様な職業、地位、年収ってワケじゃないンだから、そんなに文句を言うモンじゃないだろうと思ったんだが、怒っている本人にそんな事ァ言えません。
「それは残念だったね。でも、中には気立てが良くて、器量もそこそこってな
ご婦人もいたんじゃないの?」
「いないッスよ。気立ては悪いし、器量はドン底。
しかも年収800万円以上が希望で、最低でも600万円は譲れないって」
「おいおい、そりゃ無茶な要望だなァ」
「しかもね、結婚しても自分磨きのエステとか習い事は続けたいって」
「おぉ~、マジでそんな事を言うんだ」
「そ~なンすよ。現実をよく見ろって言いたくなるでしょ?」
「でもさ、若い子には世間相場が分かンねーのかもよ」
「若くねェ、若くねェッスよ。女性参加者も30代中心ッス」
「はぁ? 社会人経験のない女の人ばっか来てたンかい?」
「ううん。自称 "キャリア" で、仕事が面白くて今まで独りだった、って」
「そりゃまた……(笑)。彼女たちの年収はどんだけなんかね?」
「250~300万だって……」
「あ~、なるほどね。"夢見る年食った少女" ばっかりだな(笑)」
「そんなキレイなモンじゃないッスよ」
「そんなこと言って、相手もそう思ってたらどーすんだよ(笑)」
「俺、そんな高望みしてないスよ……」
「そもそも、自力で恋愛できない自分の責任じゃね?」
「う……、そこ突きますか?」
「だってほら、俺は25歳で恋愛結婚だもんよ」
「あ~。グチる相手を間違えた……」
「まぁまぁ、とにかく今回はハズレだったワケだ」
「ハズレってか、もう、ラクーンシティに来ちゃったのかと」
「バイオハザードかよ!」
「いや、ホントに。ゾンビギャルの方が、なんぼかカワイイ」
「ヒデェ(笑)」
「ゾンビギャルなら向こうから抱き付いてくるし」
「それ、抱き付いてくる違う。食い殺しに来てンだって(笑)」
「笑い事じゃないッスよ。とにかく、タカビーなメンヘラ化七ばっか」
「う~ん、ゾンビじゃないから殺しちゃうわけにもいかないしね」
「マジで殺意を感じたッスよ」
「おいおい、剣呑な話はやめとくれ。まぁ、そんな時もあるって」
「誰かいい娘(こ)、紹介してくださいよ~」
「話の本題はそっちかい!」
まぁ、彼の言い分もわからんでもない。高い金払って、しかも何をするでもない、ただお茶飲みながらの中年寸前男女の集団お見合い(笑)。挙げ句の果てに浮世離れした寝言のオンパレードじゃ、そりゃつまらんわ。てか、 「人三化七」 なんてェ死語が飛び出しちゃう、彼の腹立ちもごもっともですね、ってお話でした。
婚活に勤しんでいる成人男子(30代)のお友達から、「いや~、婚活パーティーに行ってみたんだけど、もう二度と行きたくない」って電話があった。何がヒドイって、婚活クラブに数万円の入会金を払い、パーティーには数千円の参加費を払わされたのに、女性参加者が化七ばかりだったとか。いやいや、そのお友達だってたいしたご面相をしているワケじゃないし、世間が羨む様な職業、地位、年収ってワケじゃないンだから、そんなに文句を言うモンじゃないだろうと思ったんだが、怒っている本人にそんな事ァ言えません。
「それは残念だったね。でも、中には気立てが良くて、器量もそこそこってな
ご婦人もいたんじゃないの?」
「いないッスよ。気立ては悪いし、器量はドン底。
しかも年収800万円以上が希望で、最低でも600万円は譲れないって」
「おいおい、そりゃ無茶な要望だなァ」
「しかもね、結婚しても自分磨きのエステとか習い事は続けたいって」
「おぉ~、マジでそんな事を言うんだ」
「そ~なンすよ。現実をよく見ろって言いたくなるでしょ?」
「でもさ、若い子には世間相場が分かンねーのかもよ」
「若くねェ、若くねェッスよ。女性参加者も30代中心ッス」
「はぁ? 社会人経験のない女の人ばっか来てたンかい?」
「ううん。自称 "キャリア" で、仕事が面白くて今まで独りだった、って」
「そりゃまた……(笑)。彼女たちの年収はどんだけなんかね?」
「250~300万だって……」
「あ~、なるほどね。"夢見る年食った少女" ばっかりだな(笑)」
「そんなキレイなモンじゃないッスよ」
「そんなこと言って、相手もそう思ってたらどーすんだよ(笑)」
「俺、そんな高望みしてないスよ……」
「そもそも、自力で恋愛できない自分の責任じゃね?」
「う……、そこ突きますか?」
「だってほら、俺は25歳で恋愛結婚だもんよ」
「あ~。グチる相手を間違えた……」
「まぁまぁ、とにかく今回はハズレだったワケだ」
「ハズレってか、もう、ラクーンシティに来ちゃったのかと」
「バイオハザードかよ!」
「いや、ホントに。ゾンビギャルの方が、なんぼかカワイイ」
「ヒデェ(笑)」
「ゾンビギャルなら向こうから抱き付いてくるし」
「それ、抱き付いてくる違う。食い殺しに来てンだって(笑)」
「笑い事じゃないッスよ。とにかく、タカビーなメンヘラ化七ばっか」
「う~ん、ゾンビじゃないから殺しちゃうわけにもいかないしね」
「マジで殺意を感じたッスよ」
「おいおい、剣呑な話はやめとくれ。まぁ、そんな時もあるって」
「誰かいい娘(こ)、紹介してくださいよ~」
「話の本題はそっちかい!」
まぁ、彼の言い分もわからんでもない。高い金払って、しかも何をするでもない、ただお茶飲みながらの中年寸前男女の集団お見合い(笑)。挙げ句の果てに浮世離れした寝言のオンパレードじゃ、そりゃつまらんわ。てか、 「人三化七」 なんてェ死語が飛び出しちゃう、彼の腹立ちもごもっともですね、ってお話でした。
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