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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 運営しているWEBサイトを見た方から、「名の知れた釣り場ばかりじゃなくて、もっと釣れる釣り場に行けばいいのに」ってなメールを頂戴した。いやいや、確かに穴場とか、ナイショの釣り場ってのも知らないワケじゃないんだが、ネットには大っぴらに出せない場所もある。ましてやチョイとばかし危ない場所だとか、限りなくブラックに近いグレーゾーン釣り場なんてェ所には、釣り情報誌やスポーツ新聞や公的な機関誌なんかに記事を書いている自分は行けません。"釣りインストラクター"ってな看板も背負ってるしね。ある程度は面も割れてるし、そんな場所で釣りをしているのを目撃されたら、「安全釣行だとか、釣りマナーだとか、エラそーな事を吹聴しているクセに!」って叩かれるのが目に見えてるからね。

 なんつったって、今じゃケータイで写真は撮れるわ、動画は撮影できるわ、ネットに情報をアップできるわのご時世。見た、聞いただけじゃなく、キッチリと証拠写真や動画付きで挙げられちゃいます。まぁ、そんな縛りのおかげで自らを厳しく戒め、律することが出来ているとも言えるんだけどね。どんな釣り場に行く時でもライジャケ着用。釣りをしている時は禁煙。ゴミの持ち帰りはもちろんのこと、周囲の釣り人への挨拶も欠かさないし、教えてと言われれば、釣法やら仕掛けやらエサ付けやら、何でも教えちゃいます。そりゃもう、実に品行方正な釣り人なワケです。

 で、これが本音の部分での自分なのかってェと、そうでもない。入っちゃダメと言われてる場所でも釣れるなら行ってみたいし、他人の捨てたゴミなんか知らん顔していたい。コレが自分の本性ですな。しかしだね、みんなで楽しく、未来永劫に釣りが楽しめる様にするには、そんな自分の本性をグッと抑え込んで、清く正しく美しい釣り人であらねばならん。そのためには、がんじがらめに自分を縛る状況も悪くはないンじゃないか、って思ったりしていますよってお話です。

※桎梏(しっこく)=「桎」は足かせ、「梏」は手かせ。人の行動を厳しく制限して自由を束縛するもの。

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YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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