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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 所属する釣り団体の交流会で、新任のみなさんの夢と希望を打ち砕く、暴論を連発してきた。過度の期待と空虚な夢で、実際の活動を始めてからガッカリしちゃうってのはツライからねェ。予防線を張っておいたってワケです(笑)。なんしろ、自分が新任の頃、今ほど活動の場はなかったし、団体の知名度も低くて、"水辺のゴミ屋拾いさん" なんて揶揄されてたくらいだった。もうね、てっきり騙されたモンだと思いましたよ。"お金を払ってただ働きのボランティア活動" だもの。「なんか違う。こんなはずじゃなかった」 とね。

 団体の実績が認められ、自分自身の捉え方も 「あぁ、なるほど。ここに至るまでの過渡期だったのか」 と納得がいったのが3年後だった。自分が入会した頃は、勇ましく、景気の良い話ばかり聞かされてたモンだから、期待が大きかったのですよ。現実とのギャップの大きさにガッカリしちゃったもんなぁ。とは言え、その間もちゃんと活動には従事していましたよ。

 ってなワケで、実状を洗いざらい話して、なおかつ 「ただ働きと骨折り損の草臥れ儲け」 の覚悟ってな話をした次第。ヤな奴だよな~。あぁ、そーいえば団体幹部の面々も渋い顔してたっけ(笑)。

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 ついてない時ってなぁ、ナニをやってもダメなもんで、お仕事で出掛けるついでに、常滑南部の某港で先週末のリベンジ釣行を予定していたのだが、天気予報じゃ週末は雨ですよ。ホント、最凶雨男の異名は伊達じゃないね。我ながらホトホト呆れ果ててしまう。

 魚釣りにはドピーカンの快晴よりも、薄曇りのお天気の方が都合がいい。風はできれば追い風がそよそよ吹き、海面は鏡のようにべったりではなくさざ波が立ち、潮には極薄~く濁りが入っているのが理想的ですな。濁りがキツイとシロギスやサヨリのようにエラのきめが細かい魚はその海域から逃げ出してしまうし、かと言ってスケスケに澄んでいては姿を見つけられやすくなるためか、魚の警戒心が高くなって食いが悪くなる。同じ様な理由で、海面にはさざ波が立つくらいの方が、表層を泳ぐ魚は天敵の海鳥に姿を見つけられずに済むので、警戒心を解いてくれる。

 まぁ、こんな好条件が揃う日なんて年に何回あるかわからない。あってもその日が釣行日に当たっているかどうかも運任せですな。この運にトコトン見放されているのが自分ですよ、ってお話でした。

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 "伊勢湾奥最強" の呼び名も高い、クロダイ釣りの名手Y野さんから、「銀ピカのイイのが釣れたから持って行くよ」 と電話が掛かってきた。届けられたのは48cmの堂々たるクロダイ。ヒレの青味は消えかかっているが、背から胴にかけての縞模様が美しく、腹は真っ白。コイツは美味そうだ。

 釣法はカニ餌の前打ち釣り。中京エリアでの代表的な釣法だが、これが実にシンプルで面白い釣りなのだよ。ウキもテンビンも使用しない、道糸にハリスとハリを結び、ハリの軸にガン玉オモリを1個付けるだけ。道具や仕掛けがシンプルなだけに、釣り人の技術介入の余地が大きい。簡単に言えば、経験と腕の差がハッキリと出る釣りだね。

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 潮回りが悪いとは言え、もうノッコミの時期でクロダイが何枚か釣れていても良い時期なのに、今朝も40cmチョイのセイゴのみ。腕が悪いのか、運が悪いのか、その両方なのか……。おまけに厄介者のアカエイが、夫婦、親子、兄弟、親戚郎党勢揃い、ってな感じでウヨウヨしていて、とてもじゃないが 「置き竿でノンビリ」 ってなワケにはいかない。仕掛けを飛ばし、素早く糸フケを取っては桟橋際に流す、の繰り返し。待望のアタリは毎度お馴染みのセイゴ。何も釣れないよりはマシだし、時期によっては本命で狙う魚なんだが、どうしても今季初のクロダイのご尊顔を拝したい。

 業を煮やして誘い流し釣りに見切りを付け、南面でカニ餌の前打ちもやってみたがケも無し。他の前打ちファンも 「アタリもカスリもあれせんでかんわ(=アタリもカスリもないからダメだ)」 と諦め顔。コチラも 「そらかんねェ(=そりゃダメだね)」 と溜息混じり。

 ふぅ、来週はサヨリでもやってみるかぁ。

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 自分の所属する釣り団体のイベント企画の打ち合わせをしてきた。素案を作るための打ち合わせなのだが、上級役が新任なので各イベントの骨子を説明し、前年までの開催実績のあるイベントについては予算、開催内容、参加人員などの資料を渡して、本年度の開催規模を予測した原案を提示。新規イベントについては自分の思うところを述べて、「こんな感じでどうですかねェ?」 とプランを示してみたが、経験のない事はイメージが出来ない。「う~ん、何が良くて、何が悪いのかもわからないから、眠釣さんにお任せしますわ。素案を組んでおいてよ」 という結論。……、自分もどうすりゃいいのか、よくわからんのですが――。

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 日曜日に雨中釣行したため、竿とリールの手入れ。竿は濡らしたキレイな布で良く拭い、研磨材の含まれていないカルナバ系ワックスを薄く塗布して乾拭き。竿の表面は鏡のようにツヤツヤピカピカ。これで次回も雨の中で釣りをしても、竿に道糸がまとわりつく事なく、快適に釣りができる。自分は自他共に認める最強雨男なので、雨中釣行を前提にメンテナンスをしている、ってのがチョト悲しい(笑)。

 リールは分解して、リールの内部に浸潤した水が混じって白っぽく濁ったグリスや、古くなったオイルをパーツクリーナーで溶かし落とす。水分の混じったグリスや古くなったオイルをそのままにしておくと、錆や固着の原因になるので必ず取り去っておきたい。乾いた布と綿棒でよく拭き取り、新しいグリスとリールオイルを注油。ベールのラインローラも分解してリールオイルを一滴。これで購入時と変わらぬ、滑らかで快適な使用感が維持できちゃう。

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フッコ スーパー爺じさんと一緒に伊勢湾奥某所にて誘いブッ込みをやってきたのだが、自他共に認める "最凶雨男" の本領発揮で、4月になってようやくの初釣りだというのに雨がシトシト。まったく、釣りに行くとなると決まって雨、風、高波を呼び込んでしまうんだから困ったモンだ。

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 バスプロの相羽純一って人が、3/29のトーナメント戦で活きエサを持ち込むという不正を行い、バスフィッシングのプロ組織であるJB(Japan Basspro Association)を除名された。
JBの除名告知
 http://www.jbnbc.jp/infomation/view_infomation.php?#uid1513
本人の謝罪文
 http://www.aibateki.com/

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在りし日の吉田会長 アオリイカのヤエン釣りを指南していただいたり、大阪フィッシングショーの際にはご自宅に泊めていただいたりと、懇意にしてくださっていた、かわせみ針の吉田丈規会長が2月15日、大腸ガンで亡くなられた。昨年末、年の瀬のご挨拶のお電話を差し上げた際には、

「お腹に悪いモノが出来ちゃって、年明けに手術で取り除くんで、
 しばらく留守にしますよ。あ、心配は要らないからね。
 早期発見で手術で取れるくらいだから、たいした事じゃないから。
 大阪フィッシングショーに間に合うかな~。
 春イカの頃には完治してるはずだから、また一緒に行きましょか。
 紀州の大アオリ、釣四郎さんも予定しといてくださいよ」

なんて、おっしゃっていたのに。

在りし日の吉田会長 今朝8時25分、かわせみ針から電話が掛かってきた。てっきり、その約束の釣りのお誘いの電話だと思っていたら、吉田会長のお嬢さんからだった。そして告げられたのが、吉田会長の訃報。1月25日、手術は無事成功。術後経過も順調で、退院を間近に控えた2月15日に容態が急変。ご家族全員に看取られ、静かに息を引き取られたとの事だった。

 まだ七十代前半、74歳じゃ早過ぎるよ、会長……。葉桜の頃、紀州の大アオリイカ釣りに行く約束だったのに! ヤエン円月釣法の究極奥義を伝授してくださる約束だったのに! 枕元に頂戴したフルステヤエン吉田バージョンを置いて寝ますから、夢枕に立って、約束通り奥義を伝授してください。
それまでは冥福を祈ったりしませんからね……。

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 某誌の取材、画撮りのために常滑市界隈を回ってきたのだが、海はスケスケで日中は釣りになりそうもない状況。冬場は低水温で澄むモンだが、今日の澄み具合は伊勢湾とは思われないほど澄み切っていた。釣りに来ていたご隠居さんたちも、竿を放り出して堤防際で日向ぼっこ、もしくはワカメ穫りしてた。

 潮色は澄んでいたけれど、空は黄砂で翳み、抜けるような青空の画は撮れず仕舞い。こうなると海の色も深い青ではなく、くすんだ青緑っぽくなってイマイチになっちまう。かと言って、日延べして陽気待ちをしている余裕がない。……、世の中うまくはいかぬモンだ。

 急遽、大野佐治氏と織田・徳川両家との関連を記事にまとめた歴史コラムに企画を変更。「知られざる歴史ロマン」 ってな感じで一本書き上げることにした。記事内容は当方にお任せで書かせてもらっている強みですな。その反面、地元取材や再調査の手間は増えるけど。

 とにもかくにも、釣り人にとって海の底まで見通せるような潮色はありがたくないです。スケスケで嬉しいのはご婦人方の夏装束くらいなものですね、などと書くと 「スケベオヤジ!」 って誹られるのは承知の上なんだけど、書かずにいられないのが男の性(さが)です。

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YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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男性
自己紹介:
釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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