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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 バスプロの相羽純一って人が、3/29のトーナメント戦で活きエサを持ち込むという不正を行い、バスフィッシングのプロ組織であるJB(Japan Basspro Association)を除名された。
JBの除名告知
 http://www.jbnbc.jp/infomation/view_infomation.php?#uid1513
本人の謝罪文
 http://www.aibateki.com/

 釣りに興味のない人には、「何のこっちゃ?」 な話なんだが、バスプロというのはブラックバスをルアーで釣るプロフェッショナルで、トーナメント戦の賞金の他、釣具や釣り糸などのメーカーとアドバイザー契約を結んでお金をもらっている人です。テレビにも出たり、釣り情報誌に記事を書いたり、ノウハウ本やDVDなんかも出したりもするね。人気のあるトッププロになると、フィッシングガイドと称して、半日で3~5万円も稼いだり、自分の名前を冠した商品も出していたりして、その世界ではかなりの注目を集めちゃったりします。

 ところがバスプロに限らず、プロってのは常に結果が求められるワケで、一所懸命だから努力点をあげましょう、なんてヌルイ世界ではありません。競技分野のプロは勝ち続けなきゃならないし、職人の世界なら質が、自分みたいな売文屋には量(≒速さ)が求められます。

 で、プロが不正を働くとどうなるかっつーと、追放処分になります。もう、その世界には戻ってこられなくなる。売文屋稼業は盗作がバレても、平気な顔して居座ってる連中がいくらでもいるけど、競技分野のプロはそうはいかない。プロ組織から除名処分を受けたら、その時点でプロではなくなり、活動の場は消滅する。当然、契約していたメーカーやらショップやらも契約を打ち切ります。冠商品なんか出していたら、下手をすれば賠償請求を受けるかも知れない。

 そんな事ァ、プロの世界に足を踏み入れた人間なら、当然わかりきっているはず。力が衰えて勝てなくなったら、もうプロではないのだから引退するしかない。職人の世界だって、納得のいく質のモノが作れなくなれば引退だし、売文屋も頭が回らず筆が遅くなったらお終いです。不正(=インチキ、盗作、パクリなど) に手を染めた時点で、そいつはプロではないね。

 自分の引き際ってモンを知っておく事も、プロとしての覚悟のひとつですよ、ってお話でした。

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YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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