釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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しかしアレだね、金森先生からお借りした資料を見ていると、昭和初期の釣り人ってなァ、どっかしら世を拗ねたような、なにか世間からはみ出した酔狂者、立身出世はとうに諦め、仕事も家族も放り出して道楽にのめり込んでしまった社会生活不適合者ってな雰囲気がある。その一方でだ、山高帽を被り、背広にニッカーボッカーってな英国紳士の様な出で立ちで、釣り場に繰り出すお大尽もいたりする。
大正~昭和中期までの釣りってなぁ、釣り道具なんかも非常に高価だったろうし、道糸やハリスに使う本テグスも安くはなかっただろう。金も手間も掛かる遊びだったのかもしれない。交通機関だって今ほど発達してないから、夜明け前から歩いて駅に向かい、釣り場の最寄駅からも歩いて釣り場に向かっていた。金や手間暇だけじゃなく、時間も掛かったワケだ。
近所で暇つぶしにフナやハゼを釣るのならともかく、釣りに凝り始めて腕比べがしたくなったり、大物を求めて遠征したりとなると、まともな社会生活を営んでいる余裕なんざありゃしない。休みとなれば暗い内から家を出て、日が暮れてから帰宅って事になる。女房子供に愛想を尽かされてるのも当然だね。本来なら休息に当てるべき休日を、朝の早よから日暮れまで釣りに費やしてたら、疲れも溜まる。月曜朝一なんて仕事どころじゃない。そりゃ出世は無理だわ(笑)。
あぁ、こんな話もいつか誌面で紹介してみようかな、ってお話でした。
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