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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 先日、殺陣の型稽古をしていたら「○×神社の奉納剣舞ですか?」と質問された。
ウレシイね、チャンバラの型稽古なのに "剣舞" だって。少しは様になってきたかな?
少し話をしていると「刀を差してみたい」と言う。断る理由もないし、ほんのチョッピリ
でも "風情" を味わわせてあげようと上帯と刀を貸したら、「帯が結べないですゥ〜」と
きた。はぁ? 「ユカタを着る時はどーしてんの?」と質問すると、いつも適当に蝶結び
にしてる……って、ヲイッ! ユカタ、祭り半纏、正月や慶事の時の和装など、日本文化
は帯の文化だから、何種類かの結び方くらい覚えとけよ〜。それでもまぁ、上帯を結び、
帯を半ひねりして刀を "かんぬき差し" にしてあげたのだが……。

A:「刀が逆さまじゃない?」
私:「刀は刃が上向きになるように差すんだよ」
A:「えッ、でもこれじゃ刀を抜く時に指が切れちゃう」
B:「だよね〜。これじゃアブナイって」
私:「抜刀する時は刀を外側にひねって抜くの!」
A:「え〜、でも『義経』見てると刃が下ですよぉ?」
私:「あれは太刀だから。太刀は騎乗で使用する前提だし、あれは腰に差すんじゃなくて、
   "腰に下げる" から刃が下になるのさ。刀も騎馬の場合は『天神差し』といって刃
   を下向きに差すけどね」
B:「へ〜、そうなんだ。おじさん詳しいね〜。さすがチャンバラヲタ(笑)」

 ちょっと(本当はかなり)イラッと来ました(笑)。自分の素性を話していないんだか
ら仕方ないけれど、チャンバラヲタとは……。無言で鞘の下緒を帯に絡ませて、とりあえ
ず刀を差した姿にはなった。

A:「あれ? これは飾り紐じゃないの?」
私:「この紐は『下緒(さげお)』と言ってね、鞘を後ろから引き抜かれて盗まれたり、
   刀が抜け落ちないように、刀を差して歩く時は帯に絡ませて結んでおくの」
B:「え〜、テレビだって帯に差すだけジャーン」
私:「……、それはテレビが間違ってるんだってば」

仕上げの鉢巻は自分で巻いて……って、待て待て待てぇ〜イッ!
鉢巻は耳を出しちゃダメだぁ〜。耳が出てたら、斬り合いで耳を削ぎ落とされちゃうよ!
受験勉強の鉢巻じゃないんだからさぁ。
 なんやかんやで30分近く掛かって、ようやく写メで記念撮影。え? 俺が撮るのかよ〜。
ま、"チャンバラコスプレ" に大喜びしてるんだからイイか。しかし、刀の差し方はとも
かく、帯の結び方や鉢巻の仕方などは日常的ではないけれど、伝統として知っておくべき
だと思う。伝統文化の一部を伝え残すために、チャンバラ青空道場でもやろうかな……。

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プロフィール
HN:
YASU ・居眠釣四郎・眠釣
性別:
男性
自己紹介:
釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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