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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 チャオが徐々に弱り始めている。フェレットの1日は人間のおよそ1週間に相当する。そして体重は人間の1/60。細胞の代謝速度は人間とあまり変わらない。つまり、ガンなどの悪性新物質に冒された場合、悪性新物質が体重に占める割合は、人間のおよそ400倍強のスピードで進行してしまうと言うこと。1ヶ月前の健診で異常が無くても、半月後にはすでに危険な状態になっていても不思議はないわけだ。

 こういった視点でペットの健康を考えると、人間の感覚で 「なんで気づいてやれなかったんだ」 と嘆いても、どうにもならないって事がわかる。しかし、飼い主の心情として、ペットは人間同様、人によっては家族同様の存在。心が痛む。自分もそうだ。

 昨日からチャオが自発的に餌を食べなくなってしまった。食べなければ衰弱し、やがては死んでしまう。嫌がるチャオの口をこじ開けて強制給餌。一粒のフェレットフードを食べれば、なんとか続けて5g位は食べてくれる。健康な状態なら1回に10g、1日に4~5回で40g以上食べなくてはならないのだが、肝臓や脾臓にもダメージを負っている状態なので、一度に食べる量は半分でもやむを得ないのかもしれない。足りない分はウズラの卵黄を1日に2個与えて補っている。ウズラの卵黄は本来なら、オヤツとして1日に1個までなのだが、自発的に食べてくれるのが卵黄だけなので、体力を維持させるためには仕方ないと思っている。本当は良くないのかもしれないが……。

 不幸中の幸いと言おうか、お薬はフェレットバイトに混ぜればペロリと飲んでくれる。しかし、完全治癒は望むべくもない。従ってチャオと共に過ごせる時間はあまり長くはない。ならば好きなモノを食わせてやりたい。そして穏やかな最期を迎えさせてやりたい。チャオの時計は、別れの瞬間に向かって時を刻んでいる。この現実に向き合うのは辛い。心が痛もうが、涙が溢れようが、これも飼い主の責任。逃げられる事じゃない。

 今まで何度もペットたちが天に帰って行くのを見送り、飼い主としての覚悟は痛いほどわかっているのだが、やはり辛いなぁ……。

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YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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男性
自己紹介:
釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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