釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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家内と名古屋市立八事霊園斎場でシャーの壮行会をしてきた。シャーと一緒に行く動物達がたくさんいて、シャーは独り旅ではなく、大人数の団体旅行に加わる事になった。シャーの身体は今夜一晩、一緒に行く仲間達と保冷庫で壮行の宴を張った後、荼毘に付される。寂しいどころか、ニャンニャン、ワンワン、キーキー、ギャーギャーと大騒動の珍道中になりそうだ(笑)。良かったな、シャー。独りで寂しい旅路を歩むのでは、と心配していたが、その心配は無用だった。保冷庫にシャーの棺を納めると、安堵の気持ちでまたしても涙がこぼれてしまった。どうも昨日から涙腺が緩んだままのようだ。
八事霊園斎場は公営なので猫は1100円で送ってもらえる。見送りや拾骨はできないが、大きな慰霊碑(畜魂碑)が霊園の陽当たり良好な一等地にあり、向こうにいる動物達に語りかける事ができる。多くの人が花を手向け、水やお供物を供えて旅立っていったペット達に語りかけていた。名古屋は犬や猫といったペットを飼っている人が多い。帰りの道すがら、家内が「さすがペット大国の名古屋だね」と感心していた。そうだよなぁ。東京に比べたら半額にして、さらに一桁違うもんなぁ。いつでも語りかけに行く事ができる立派な慰霊碑まであるんだもの。
帰宅してシャーの祭壇を片付けていると、昨日までと何かが違う。「?」と腰に手をやって考えていると、この数日来、ずっと悩まされていた腰痛が消えている! バカな話だが、シャーが自分の腰痛も持って行ってくれたような気がした。シャーよ、猫は三年の恩を三日で忘れると言われているけど、おまえは義理堅い奴だなぁ。ありがとう、助かったよ。ベランダに目をやると、シャーが日向ぼっこの時にいつも眺めていたビオラの花が、まだ浅い春の薄日の中で揺れていた……。
八事霊園斎場は公営なので猫は1100円で送ってもらえる。見送りや拾骨はできないが、大きな慰霊碑(畜魂碑)が霊園の陽当たり良好な一等地にあり、向こうにいる動物達に語りかける事ができる。多くの人が花を手向け、水やお供物を供えて旅立っていったペット達に語りかけていた。名古屋は犬や猫といったペットを飼っている人が多い。帰りの道すがら、家内が「さすがペット大国の名古屋だね」と感心していた。そうだよなぁ。東京に比べたら半額にして、さらに一桁違うもんなぁ。いつでも語りかけに行く事ができる立派な慰霊碑まであるんだもの。
帰宅してシャーの祭壇を片付けていると、昨日までと何かが違う。「?」と腰に手をやって考えていると、この数日来、ずっと悩まされていた腰痛が消えている! バカな話だが、シャーが自分の腰痛も持って行ってくれたような気がした。シャーよ、猫は三年の恩を三日で忘れると言われているけど、おまえは義理堅い奴だなぁ。ありがとう、助かったよ。ベランダに目をやると、シャーが日向ぼっこの時にいつも眺めていたビオラの花が、まだ浅い春の薄日の中で揺れていた……。
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