名曲

　資料を探していて、１０年近く前の引っ越し荷物の不発弾（笑）をさばいていたら、若い頃に聴いていたレコードやらカセットテープが出てきましたよ。まだCDだのMDだのは世に出ておらず、LP盤だのカセットテープだのでリリースされていた２５～３０年も前のヤツです。

　YMOだの、ハウンドドッグだの、佐野元春だの、ジューシーフルーツだの、テクノ系やらロック系やらポップス系やら懐かしいのがわんさか出てきたんだが、パッケージを目にした途端に 「――ッ！」 ときたのがラフマニノフ・ピアノ協奏曲第２番。クラシックです。
　♪タン、ドン……、タン、ドン……、タン、ドン……、タン、ドン……、タタン、
　　ドン、タタン、ドン、タタン、ドン、タタン、ディン、ドン、ディ、ダ、ダ～ン
　　デンデレディダディダ、デンデレディダディダ、デ～レディダドン、デレデレ
　　ディ～ダ、デ～レディダドン……♪


　まだ若かりし２０歳前後の頃だなぁ。レコードやテープが擦り切れるほど聴いた。チャイコフスキー・交響曲代６番「悲愴」とか、コルサコフの「シェエラザード」とか。いや～、今聴いても涙がこぼれそうになるね。単なる青春時代の回顧じゃなくて、なんつーか、魂を揺さぶられる感じです。

　クラシックの他に胸に来たのが、チャック・マンジオーネだね。来日公演を聴きに行った記憶が……。


　クリストファー・クロスなんかも胸に来ますね。ベッドインミュージックや、ナイトドライブのお供に最適です。家内には言えない想い出なんかもあったりします（笑）。


　シャカタクなんかも良く聴いたっけ。このPVのように、首都高江戸橋ジャンクション経由で千代田トンネルに向かって、中央道や東名高速へと向かったのであります。「誰と？」って？　そそそ、そりゃぁもちろん、さささ、最愛のね、かかか、家内とですよ。き……決まってるじゃないですか……。(^_^;)


　なんだろうね、人間って生き物は、家族がいて、屋根のあるところで寝起きして、美味い飯を食い、きれいなオベベを着て、ちょっとＨな事ができれば幸せなんだろうって思ってたけど、それは動物としての本能の部分であって、万物の霊長たるヒトとしての喜びとはチト違いますよ、ってお話でした。