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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 「危険」or「安全」の二者択一で言うなら、『釣りは危険!』(キッパリ)。転倒、転落、落水、高波、船の事故から、夏場の熱中症や落雷、冬場の寒気、それに睡眠不足や過労など、危険要因はいくらでもある。釣りに限らず、レジャーやスポーツに危険は付きもの。されど、危険を避ける知識と危難遭遇時の装備や対処法を心得ておく事で「安全に楽しむ事」は可能。危険を避けるという事には、体調の管理も含まれる。

 先日、チョイと近所の釣り場を覗きに行ったのだが、どうも挙動不審な釣り人がいた。岸壁際で仕掛けを投入してはしゃがみ込み、時にべったりと座り込む。しばらくして立ち上がるとフラ~リ。「どうしたんだろ?」と近付いてみると、飲みかけのワンカップ酒が傍ら(かたわら)に置いてあり、顔が真っ赤っか。泥酔状態だった。クーラーボックスの脇に置かれたレジ袋に、ビールや缶チューハイの空缶が5本以上は入っていた。オッサン、そりゃアカンて。海辺でチョイと一杯、ほろ酔い気分で釣りも満喫ってェのはアリだろうが、真っ直ぐ立っている事も出来ないほど飲んじゃダメだァ。いくらフラットな岸壁釣り場でも、フラフラとしてたんじゃ危ない。その時の潮位は海面まで2m。潮位の高低はともかく、シラフでも落ちたら間違いなくアウト。それに、あれだけ酔っていたら帰りの車の運転は無理。「おとーさん、危ないから道具を仕舞って、車で寝た方が良いよ」と忠告はしておいたけど、どうしたかまでは見届けていない。自分はまったく酒を飲まない(飲めない)のでよくわからないが、泥酔時は意識朦朧の状態なんだから重病人も同然でしょう? 酔っぱらってる本人はご機嫌なんだろうけど……。

 身近で手軽な防波堤、岸壁、砂浜の釣りでも水辺の危険は同じ。「身近で手軽な釣り場だから安全だ」という思い込みが危ない。釣りは危険を内包した水辺のレジャーだという意識を持って、安全に楽しんで欲しいものだ。これからは厳冬期を迎える。「身体の内側からもアルコール燃料で暖めよう……」という場合も、度を超さないようにご注意!

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プロフィール
HN:
YASU ・居眠釣四郎・眠釣
性別:
男性
自己紹介:
釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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