釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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釣りを始めたいんだけど、って相談を知人のS氏から受けた。
Y 「防波堤釣りでいいんでしょ? 釣具の初期投資に使える予算は?」
S 「いくらくらいが相場よ?」
Y 「総額で5万円も出せば、そこそこの品で一通り揃うよ」
S 「ご……5万!? チョ、オマ……、それって高級品じゃね?」
Y 「いいや、普及品だけど?」
S 「高いって。3万円でなんとかならんか?」
Y 「なるよ。代わりにリールがチッとばかしチープになる」
S 「それを先に言えよ。で、竿は?」
Y 「竿は実売ベースで1万円以上のモノがイイよ」
S 「……。総額2万5千円で収まるか?」
Y 「ダメ。タモ網無しで釣りに行く気?」
S 「あ……。タモって980円のじゃアカンか?」
Y 「釣り場にもよるけど、伊勢湾じゃ6mが標準だねェ」
S 「6mのタモっていくらよ?」
Y 「安いもので1万円弱かな? で、竿が1万、リールが1万、タモが1万」
S 「さ、3万ね……」
Y 「あ、クーラーボックスもいる」
S 「クーラーって3千円くらいだろ? 自分、いくらの使ってンの?」
Y 「船用が2万チョイ、投釣用が1万5千、防波堤で使ってンのが1万くらいかな?」
S 「……。なぁ、えらい勢いでお金が必要だけど、マジ?」
Y 「マジ。使いやすくて耐久性のある釣具なら仕方ない」
S 「自分、なんでそんなにジャブジャブつぎ込んでンの?」
Y 「だって道楽だもの」
S 「はぁ?」
Y 「道楽だから『それなりの道具を使ってる』って自己満足の世界に浸れなきゃ」
S 「なるほどねェ~」
Y 「安物買いの銭失いにゃ、なりたくないでしょ?」
S 「そりゃそうだけど……」
Y 「じゃ、ま、3万円は用意しときよ。来週にでも釣具屋に付き合ったげる」
S 「あ……、いや……、女房に相談してからにするわ」
たぶん、S氏は釣りを始めないと思う(笑)。
Y 「防波堤釣りでいいんでしょ? 釣具の初期投資に使える予算は?」
S 「いくらくらいが相場よ?」
Y 「総額で5万円も出せば、そこそこの品で一通り揃うよ」
S 「ご……5万!? チョ、オマ……、それって高級品じゃね?」
Y 「いいや、普及品だけど?」
S 「高いって。3万円でなんとかならんか?」
Y 「なるよ。代わりにリールがチッとばかしチープになる」
S 「それを先に言えよ。で、竿は?」
Y 「竿は実売ベースで1万円以上のモノがイイよ」
S 「……。総額2万5千円で収まるか?」
Y 「ダメ。タモ網無しで釣りに行く気?」
S 「あ……。タモって980円のじゃアカンか?」
Y 「釣り場にもよるけど、伊勢湾じゃ6mが標準だねェ」
S 「6mのタモっていくらよ?」
Y 「安いもので1万円弱かな? で、竿が1万、リールが1万、タモが1万」
S 「さ、3万ね……」
Y 「あ、クーラーボックスもいる」
S 「クーラーって3千円くらいだろ? 自分、いくらの使ってンの?」
Y 「船用が2万チョイ、投釣用が1万5千、防波堤で使ってンのが1万くらいかな?」
S 「……。なぁ、えらい勢いでお金が必要だけど、マジ?」
Y 「マジ。使いやすくて耐久性のある釣具なら仕方ない」
S 「自分、なんでそんなにジャブジャブつぎ込んでンの?」
Y 「だって道楽だもの」
S 「はぁ?」
Y 「道楽だから『それなりの道具を使ってる』って自己満足の世界に浸れなきゃ」
S 「なるほどねェ~」
Y 「安物買いの銭失いにゃ、なりたくないでしょ?」
S 「そりゃそうだけど……」
Y 「じゃ、ま、3万円は用意しときよ。来週にでも釣具屋に付き合ったげる」
S 「あ……、いや……、女房に相談してからにするわ」
たぶん、S氏は釣りを始めないと思う(笑)。
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