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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 たまには闘病記以外のネタも書いてみようかと考えていたら……、長野県諏訪市の上諏訪駅前にある「まるみつ百貨店」が来年2月で閉店になるというニュース。役者モドキ時代、まるみつ百貨店には、ずいぶんとヒーローショーを演りに行った。20年以上、30回以上は行っているだろう。人手が足りなくなるGWや秋などのイベントシーズンには、家内にも立ち回りを教え、キャラクターを着せて手伝わせた事もある。

 百貨店内に温泉があり、「地元民よりも観光客の方が喜んで利用しているお店」、って印象だったが、やはり消費施設は地元民が日常的に利用してくれないと、立ち行かなくなるのは当然か。2chに立ったスレでも、地元民よりも観光で上諏訪を訪れ、まるみつ百貨店を訪れた事のある者が、閉店を心から惜しみ書き込みをしている。中には「屋上のヒーローショーを見に行った」なんて書き込みもあって、思わず「楽しかったかい?」とレスしてしまいそうに……。いや、もちろん書き込んだりはしてないけどさ(笑)。

 日本橋東急、横浜松坂屋、有楽町そごう、そして諏訪まるみつ百貨店など、自分の青春の1ページが刻まれたショー現場が消えていくのは、時代の流れとは言え、いささか寂しゅう御座候、ってお話でした。

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 山田長政を描いたタイ映画なんだが、予告編を観ただけで、アクションシーンに関してはスゴイと思った。ムエタイが国技だけに、身震いしちゃうほど凄まじい技だよなァ……。

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師匠4人と不肖の弟子 撮り溜めてあった 『仮面ライダーOOO(オーズ)』 のビデオを見ていて、「あれ? もしかして……」っと、キャストを確認したらやっぱりそうだった。若き日(30年前)にアクションや殺陣を仕込んでくださった今村均師匠(写真左上)が、企業の会長役で出演されておられた。30年もの時が経ち、すでに還暦を迎えておられるはずなのに、テレビの中の今村師匠はほとんどお変わりなく、若々しいお姿だった。

 懐かしさはもちろんだけど、あの当時の厳しい稽古を思い出すと、昭和ってスゲェ時代だったと思うね。いや、昭和初期~昭和中期の戦争時代や、高度成長期のイケイケドンドンの時代のなんかの比じゃないのは当然なんだが、昭和50年代中頃の活気もなかなかのモンだったと思う。駆け出しでバイト半分の自分たちを使って、1ヶ月のロングラン公演(?)を仕切っていた今村師匠、戸田師匠、目立師匠、中川師匠の上手さが今さらながらにわかる。なにしろ、「痛かったら痛くないように受けろ!」「間合いやかかりのタイミングを間違えたら、そのまま当てるぞ!」って、まるっきり体育会系のノリだった。実際、ショーの最中に回し蹴りを喰らって失神した事もあるし、目蓋はふさがり、唇は裂け、鼻が曲がって大出血した事もあれば、飛び足刀蹴りでブッ飛ばされてステージから転落した事もある(笑)。

 まぁ、せっかく厳しく仕込んでくだすっても、全然上達しない、まったく不肖の弟子だったモンで、師匠達のご苦労はいかほどであったか……(笑)。

 ともあれ、30年ぶりにお見かけした師匠のお姿に、若き日の自分がフラッシュバックしましたよ、ってお話でした。

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 いやいや、自分が闘っちゃうワケではなくって、お友達の覆面プロレスラー:ダイナスティが名古屋で試合をするので、興味のある方は是非、観戦に行って欲しいって宣伝です(笑)。

 マイナー団体なんだが、ルチャリブレのような空中戦もあり、エンターテイメント性の高いプロレスが楽しめます。 http://blog.livedoor.jp/yanpro/archives/2962182.html

「第9回YOUNGプロレスわっしょい!名古屋大会」
 開催日:2010年10月3日(日)
 開 場:16時20分
 開 演:17時00分
 場 所:名古屋・Sportiva Arena (名古屋市中区千代田3-13-15)
 ★チケット
 ◎スーパーシート:4,000円
 ◎自由席:3,000円
 ※1ドリンク代500円別途 ※当日券は500円アップ
 ■前売りチケット取り扱い店
 ・Spotiva Arena(スポルティーバアリーナ) TEL 052-332-6866
 ・プロレスショップMACKY TEL 052-735-6969

 宣伝だけしといて、オマエは観に行かないのかって? いや、本当は応援に行きたいんだけど、来月早々に手術を受ける事になってンのね。試合のある10月3日は、間違いなくベッドで唸っている真っ最中なんですよォ。

 でも、彼らの試合は絶対に面白いから、観に行って損はありませんよ。

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 俳優の池田駿介さんが亡くなられた。池田さんと言ってもピンとこない方も多いだろうが、「キカイダー01のイチロー」 と言えば、中高年ならすぐにわかるはず。宿敵ハカイダーとの戦い、ビジンダーとのエピソード……。ウルトラマン、仮面ライダー、超人バロム・1、変身忍者嵐、イナズマン、ライオン丸などと並ぶ、昭和特撮史に残る名作だったなァ。



 池田さんのご冥福をお祈りします。

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 女優の宝生舞さんが引退宣言した。惜しいナァ。「ショムニ」とか「銀狼」なんかが代表作になるんだろうけど、自分は宝生舞さんが神懸かり的演技を見せたのは、歴史秘話ヒストリア 「明治悪妻伝説 初代“ハンサムウーマン”新島八重の生涯」 で演じた新島八重(山本八重)役だと思う。それはもう、気丈で健気な女丈夫を演じきってます。戊辰戦争の会津若松城に立て籠もり、官軍を次々と狙撃する姿は、まさしく幕末の武家娘の意地と意気を示した山本八重、その人だと思ったね。

 自分は宝生舞さんに一度だけお目に掛かった事がある。小さな仕事の打ち合わせだったンだが、そのお仕事のクライアントつながりでお話しする機会を得た。女優さんの多くは非常に気難しく、機嫌を損ねたら口もきかない、ってな、仏国籍だけど本当はアルジェリア移民女を母親に持つ、シ尺屁工りカ みたいなタイプが多い。その点、宝生舞さんは穏やかで気さくな女優さんだった。たまたま、その日の機嫌が良かったのかもしれないけどね。

 ともあれ、好印象の女優さんだったワケで、突然の引退宣言に驚きましたよ、ってお話でした。

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 役者モドキをやっていた自分にとって、「神」 にも等しい存在の俳優が市川雷蔵先生。もちろん代表作は 『眠狂四郎』 シリーズ。「斬って悔やまず、抱いて愛さぬ、非情の瞳」ってなキャッチフレーズが、ぴたりとハマる男も惚れる二枚目俳優。残念ながら、’69年7月17日に37歳という若さでこの世を去ってしまわれている。

 時代劇の肝心要である殺陣について、雷蔵先生の作品をじっくりと、それこそDVDが擦り切れる(?)ほど見て真似てみようとしたのだが、カット割りになっていたり、光と影による演出で判然としなかったり、縦位置にカラミ(相手役)が被っていたり、妙にヒキで撮った画が多い。コマ送りのスロー再生で一コマ一コマを捉えながら真似てみたが、なぜかしっくりとこない。自分の力量が全く足りていないのは承知の上なんだが、雷蔵先生の演じる眠狂四郎は、殺陣の基本からは外れている。踏む込みの瞬間や、斬った後の残心の姿勢の微妙な揺らぎ……。これは一般には "下手な殺陣" とされている動きなのだ。

 いや、狂四郎は邪剣の使い手であり、正当な型どおりの剣の使い手ではないのだから、役作りとしてそれで正解だと思う。雷蔵先生の狂四郎は雷蔵先生だけの狂四郎……。だから、どうしても動きがトレースできない。やはり神懸かった演技なのだと感じ入ってしまった。

 この演神・市川雷蔵先生の作品が一挙に100本、 「大雷蔵祭」 として上映されている。時代劇だけじゃない、現代劇もコメディー作品も上映されます。
【大雷蔵祭-公式サイト】
 http://www.dairaizosai.jp/
【大雷蔵祭-予告編】
 http://www.youtube.com/watch?v=_EdnahNVy8s

 市川雷蔵という不世出の名優、興味のあるなしは別にして、映画好きなら一作品でもいいから、一度は見ておいて損はないと思いますよ、ってお話でした。

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 数年ぶりに役者モドキ時代の先輩に電話連絡をしたんだが、長らくの無沙汰を詫びつつ、お願い事をしてしまうと言う厚顔っぷりを発揮してしまった。ま、お願い事があるから電話したんだけどね。その先輩の名前(役名)を出せば、「あぁ~、知ってる。てか、見てた!」って30~40代は多いと思う。太陽戦隊サンバルカンのバルパンサー(バルカンスーツの中の人)です。

 近況を手短に話しつつ、お願い事を申し出ると……、「あぁ、いいよ。ウチの若いの連れて現場にも出てるし、若手を鍛えるのも俺等の仕事だもんな。ほら、仮面ライダーディケイドの本編さ、アレで久しぶりに怪人に入っちゃってたンだよ(笑)」っと快諾してくだすった。いや~よかった。

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 「八丁堀の旦那ぁ、今頃の三途の川の水ぁ、冷べてぇだろう。
  冥土にゃぁ、どうかゆっくりとおいでなさいよ。
  旦那が来るにゃぁ、まンだ早ぇと思ってたんだがな。
  音羽屋の元締めも、寅の元締めも、天神の小六親分も、
  チィとばかり早過ぎるって怒ってなさるぜ。
  俺かい? 俺ぁ、梅安って鍼医者だ……」

 「おぅよ。俺も八丁堀なんぞに来てもらいたかぁねェよ。
  なんだってぇ、こんな時期に涅槃へ旅なんざするかね?
  梅安先生が来た時も、まだ早ぇと追い返そうとしたんだ。
  俺か? 俺は棺桶の錠、ある時は市松ってンだ。覚えときな」

 「梅安先生も、錠もひでぇ言い様だな。
  八丁堀の旦那、迎えの鶴を飛ばしてやるから、
  迷わずにこっちへ来るがいいさ。
  俺を忘れてるッて事ァ無ぇよな?
  人呼んで、夜鶴の銀平さ」

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 打ち合わせから帰ってきて、オリンピックの結果を見ようとPCを立ち上げ、ニュースサイトを開いたら、俳優の藤田まことさん死去の報せ。あぁ、名優がまた一人、この世を去った。

 てなもんや三度笠のあんかけの時次郎、必殺シリーズの中村主水、剣客商売の秋山小兵衛、はぐれ刑事の安浦吉之助刑事、と、代表作は昭和中期から平成に渡る名優中の名優。必殺仕事人2009の制作発表だったかなぁ、「以前なら立ち回りでカラミ(斬られ役)の人に、『もそっとこう、早う掛かってきてくれ』 と言うてたのに、今は殺陣師さんに 『藤田さん、もうちょっと早く』 と言われるようになってしもうた……」 と寂しげに話していたのが印象に残っている。食道ガンを乗り越えて、復帰したばかりの頃だ。

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プロフィール
HN:
YASU ・居眠釣四郎・眠釣
性別:
男性
自己紹介:
釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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