釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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数年ぶりに役者モドキ時代の先輩に電話連絡をしたんだが、長らくの無沙汰を詫びつつ、お願い事をしてしまうと言う厚顔っぷりを発揮してしまった。ま、お願い事があるから電話したんだけどね。その先輩の名前(役名)を出せば、「あぁ~、知ってる。てか、見てた!」って30~40代は多いと思う。太陽戦隊サンバルカンのバルパンサー(バルカンスーツの中の人)です。
近況を手短に話しつつ、お願い事を申し出ると……、「あぁ、いいよ。ウチの若いの連れて現場にも出てるし、若手を鍛えるのも俺等の仕事だもんな。ほら、仮面ライダーディケイドの本編さ、アレで久しぶりに怪人に入っちゃってたンだよ(笑)」っと快諾してくだすった。いや~よかった。
――って、現場に出てる……? ディケイドの本編(映画)で怪人役??? えっと~、先輩ってたしか、御年53歳じゃなかったっけ???
「ええええッ! まだ現役で特撮の現場、出てるンですか?」
「あぁ、出てるよ。若いのに場数踏ませてやらなきゃ育たないし」
「てか、先輩が現役じゃ、若い衆の出る幕が無くなっちゃうッスよ……」
「俺を越えりゃイイんだよ」
「53歳でアクション、現役バリバリの師匠を越えるなんて無理!」
「そうかぁ~? ま、俺はこれから伝説を作るからさ(笑)」
「これから伝説って……」
「うん。これから(笑)」
「だからロフトで 『ラオウが来たッ!』、って言われちゃうんですよ」
「なにそれ?」
「3年くらい前、ロフトのトークイベントに行ったでしょう?」
「あぁ、ゲストって事で招待されて行ったっけ」
「その時の出演者がですね、『50過ぎてあの身体はラオウだ!』って」
「ひでェ(笑)。せめてトキにならんか?」
「いや、リアルでラオウでしょう」
「じゃ、ラオウでいいや。フハハ、真の伝説を作ってやろう(笑)」
「本気で?」
「うん、本気。で、なんで眠釣がそんな事知ってンだ?」
「だってまだソッチ関係のお仕事もするし、人脈も生きてますモン」
「そっか~。じゃぁ、俺の事言えないジャン」
「センスも才能もない自分は、先輩みたいにバリバリじゃないッス」
「ハッハッハ。まぁ、オマエもガンバレ」
「あざーっす。で、例の件、よろしくお願いします」
「ん、わかった。また面白い話があったら教えてくれな」
ん~、自分のお願い事も "面白い話" になっちゃうんだ……。そりゃ現役バリバリならそうだよなぁ。その道を究めた人ってのは、いくつになっても志と気力は変わらないんですね、ってお話でした。
先輩、マジ、ラオウだし。
近況を手短に話しつつ、お願い事を申し出ると……、「あぁ、いいよ。ウチの若いの連れて現場にも出てるし、若手を鍛えるのも俺等の仕事だもんな。ほら、仮面ライダーディケイドの本編さ、アレで久しぶりに怪人に入っちゃってたンだよ(笑)」っと快諾してくだすった。いや~よかった。
――って、現場に出てる……? ディケイドの本編(映画)で怪人役??? えっと~、先輩ってたしか、御年53歳じゃなかったっけ???
「ええええッ! まだ現役で特撮の現場、出てるンですか?」
「あぁ、出てるよ。若いのに場数踏ませてやらなきゃ育たないし」
「てか、先輩が現役じゃ、若い衆の出る幕が無くなっちゃうッスよ……」
「俺を越えりゃイイんだよ」
「53歳でアクション、現役バリバリの師匠を越えるなんて無理!」
「そうかぁ~? ま、俺はこれから伝説を作るからさ(笑)」
「これから伝説って……」
「うん。これから(笑)」
「だからロフトで 『ラオウが来たッ!』、って言われちゃうんですよ」
「なにそれ?」
「3年くらい前、ロフトのトークイベントに行ったでしょう?」
「あぁ、ゲストって事で招待されて行ったっけ」
「その時の出演者がですね、『50過ぎてあの身体はラオウだ!』って」
「ひでェ(笑)。せめてトキにならんか?」
「いや、リアルでラオウでしょう」
「じゃ、ラオウでいいや。フハハ、真の伝説を作ってやろう(笑)」
「本気で?」
「うん、本気。で、なんで眠釣がそんな事知ってンだ?」
「だってまだソッチ関係のお仕事もするし、人脈も生きてますモン」
「そっか~。じゃぁ、俺の事言えないジャン」
「センスも才能もない自分は、先輩みたいにバリバリじゃないッス」
「ハッハッハ。まぁ、オマエもガンバレ」
「あざーっす。で、例の件、よろしくお願いします」
「ん、わかった。また面白い話があったら教えてくれな」
ん~、自分のお願い事も "面白い話" になっちゃうんだ……。そりゃ現役バリバリならそうだよなぁ。その道を究めた人ってのは、いくつになっても志と気力は変わらないんですね、ってお話でした。
先輩、マジ、ラオウだし。
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