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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 見るに値しないと思っていたWBA世界フライ級タイトルマッチなんだが、亀ダニ男がかなり成長していて驚いた。スポーツ新聞各紙はかなり厳しい論調で亀ダニ男の試合評を書いているみたいなんだが、坂田選手を倒して王座を手にしたデンカオセーン・カオウィチット選手を相手に、最終12Rまで闘い抜いた点、クリーンなファイトに徹していた点など、将来性を期待できる要素が随所に現れていた。たしかに、攻めきれなかった、と言うよりも攻撃の引出が少なく、ガードを固めて前に出ていただけではあったが、あれだけの減量の後で最終ラウンドまで立っていた、フィジカルとメンタルの強さは評価していい。


 前にも書いたと思うが、亀田兄弟は父親から離れて、まともなボクシングジムでみっちりと鍛え上げていけば、充分に世界と渡り合える "実力" を持った選手になれるはず。ボクシングはプロレスじゃないんだから、ヒールはいらない。血の汗、血の小便、血の涙を流して鍛え上げた攻守に渡る力と技を競い合う競技だからね。そりゃプロなんだからプロモーションの一環としてヤンチャな一面を見せるのもアリなんだが、ダークな一面ばっかりでアンチファンだらけになってしまい、チケットが売れないんじゃ話にならない。今回の試合もチケットが余りまくっていたと言うから、話題性だけでやっていける時期はすでに過ぎてるって事。さして美味しくもないのに賞味期限切れ、なんてンじゃ廃棄処分されてしまう。素材としては悪くないんだから、今からでも味付けをし直せば商品価値はもっと高まる。

 それにしてもデンカセーン選手も、坂田戦で見せたようなアグレッシブさが無かったなぁ。なんだかチャンピオンも挑戦者も、お互いの短所だけが出続けた結果、僅差の判定ってな感じで、接戦って印象は全然ない。悪く言えば凡戦、いや、つまらない試合だった。先日の名城選手の防衛戦もドロー判定だったけど、攻守の技が光る熱闘だった。派手なOK試合でなくても、ああいうプロボクサーの凄味を感じさせてくれる試合が大事なんだよね。

 ともあれ、亀ダニ男もボクサーとしての素養はビックリするほど充分なんだから、今のままではもったいないね、ってお話でした。

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YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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