忍者ブログ
釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
[638] [637] [636] [635] [634] [633] [632] [631] [630] [629] [628]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



平成23年初日の出 末期ガンとの闘病生活の病床にありながらも、実に穏やかで心静かに新年を迎えられた事、誠にめでたく、神仏に感謝しつつ初日の出を拝んだ。病室は東向き地上七階。それはもう、荘厳で美しい初日の出だった。

 人間ってのは案外と単純に出来ていて、心持ち(=気分)次第で、同じ境遇にあっても幸福にも不幸にも感じられる。まぁ、そこに至るまでの経緯、ってのも大きく影響するんだが、とりあえず同じ末期ガンという病状で入院していても、自分のように医療スタッフへの絶大な信頼感、家内の献身的な力添え、恩師・先輩・知人・友人・釣友・ネット仲間のみなさんの声援への感謝など、「あぁ、俺は幸せだ」 と感じている人間は、多少の痛みや不快感があっても、ニコニコと笑っていられる。

 正直、穏やかで心静かに新年を迎えてはいるが、37度台の微熱による気怠さ、耳鳴りは相変わらず続いているし、手術の跡の引きつれや鈍痛も残っている。健康な頃のベストコンディションからは、はるかにかけ離れた体調なのだが、それでも激しい咳き込みや呼吸困難、凄まじいガン性の疼痛に苦しんでいる患者さんに比べれば、こんな不具合など屁でもない。

 荘厳な初日の出とそのすぐ脇に見える神社の森を拝みながら、平成二十三年は神仏お天道様に、「大病を患い、無事ではないけれども新年を迎えられた事に、深く感謝申し上げます」 と御礼申し上げ奉り候、ってお話でした。

 末期ガンなんつったって、現代医学の前じゃチョロイチョロイ。治療効果の出る確率側に乗っかれば、肺ガンだろうが、腺ガンだろうが、睾丸腫瘍だろうが、脳腫瘍だろうが、肉腫だろうが、外科手術・抗ガン剤・放射線治療でチョチョイのチョイだぜ(笑)。

拍手

PR



コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
YASU ・居眠釣四郎・眠釣
性別:
男性
自己紹介:
釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
最新記事
(09/01)
(08/24)
(08/13)
(07/29)
(07/23)
最新トラックバック
ブログ内検索
アクセス解析
バーコード
カウンター
忍者ブログ [PR]