釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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今日から抗ガン剤治療の第三クールが始まるンだが、抗ガン剤は一般の点滴とは違って、万が一でも静脈から漏れたりしたら、腫れるとか内出血するだけでは済まず、その部分の細胞が壊死してしまう。なんつったって、ガンと言う生きている細胞を破壊するお薬だからね。おまけに泡立つほど濃い。
で、なるったけ太くて健康な静脈を選んで、太めの点滴針を刺すワケだ。しかし、昨年8月に発症を確認してから、まともな運動をしていない自分の身体……。しかもここ3ヶ月はほぼ寝たっきり。筋肉は落ちるわ、静脈は沈み込むわ、静脈の血管自体も脆くなるわ……。実を言うと、脳の腫れを抑える点滴では、薬が漏れて腫れ上がる、点滴針の刺し換えも失敗の連続で、左腕はもう内出血だらけのゾンビ状態で、まるでリアル・バイオハザード(笑)。
右利きの自分は右腕の方が筋肉が発達していて、静脈の血管もシッカリしている。右腕の静脈は抗ガン剤治療用に取っておいた。それでも第一クールの頃に比べたら、ずいぶんと頼りない。看護師さんが刺す場合、皮下に針を入れてから、慎重に静脈を探るンだが、これがね、チックリチックンと不快な痛みなんですよ。と~こ~ろ~が~ァ、我が主治医のN尾先生の手に掛かるとだね、
「じゃ、刺しますよ。少しチクッとしま……、ハイ、入りました♪」 d(^-^)
「えッ?」 (´・ω・`) チクッ、シナカッタヨ?
一撃必中。針を差し込むと同時に、静脈にクリティカルヒット! 一瞬の躊躇もなければ、探りもしない。もう、患者の静脈も動脈も筋肉も、どんな方向に、どう張り巡らされているのかを、すっかりご存じかのようだ。これは昨夕の事。これで補液を開始し、今日からの抗ガン剤治療用第三クールの準備完了。
さぁて、おそらく午後に闘病生活の第六ラウンドのゴングが鳴る。それも多くの抗ガン剤治療患者が、激しい副作用に悩まされ始めるという第三クールですよ。でも、ゴッドハンド・ドクターN尾先生からは、制吐剤もあるし、打つ手はいくらでもあるってお言葉をいただいているので、おっかなびっくり、ドキドキハラハラしながら闘ってきますよ、ってお話でした。
あ~、でも、やっぱし、怖ェな~(笑)。
で、なるったけ太くて健康な静脈を選んで、太めの点滴針を刺すワケだ。しかし、昨年8月に発症を確認してから、まともな運動をしていない自分の身体……。しかもここ3ヶ月はほぼ寝たっきり。筋肉は落ちるわ、静脈は沈み込むわ、静脈の血管自体も脆くなるわ……。実を言うと、脳の腫れを抑える点滴では、薬が漏れて腫れ上がる、点滴針の刺し換えも失敗の連続で、左腕はもう内出血だらけのゾンビ状態で、まるでリアル・バイオハザード(笑)。
右利きの自分は右腕の方が筋肉が発達していて、静脈の血管もシッカリしている。右腕の静脈は抗ガン剤治療用に取っておいた。それでも第一クールの頃に比べたら、ずいぶんと頼りない。看護師さんが刺す場合、皮下に針を入れてから、慎重に静脈を探るンだが、これがね、チックリチックンと不快な痛みなんですよ。と~こ~ろ~が~ァ、我が主治医のN尾先生の手に掛かるとだね、
「じゃ、刺しますよ。少しチクッとしま……、ハイ、入りました♪」 d(^-^)
「えッ?」 (´・ω・`) チクッ、シナカッタヨ?
一撃必中。針を差し込むと同時に、静脈にクリティカルヒット! 一瞬の躊躇もなければ、探りもしない。もう、患者の静脈も動脈も筋肉も、どんな方向に、どう張り巡らされているのかを、すっかりご存じかのようだ。これは昨夕の事。これで補液を開始し、今日からの抗ガン剤治療用第三クールの準備完了。
さぁて、おそらく午後に闘病生活の第六ラウンドのゴングが鳴る。それも多くの抗ガン剤治療患者が、激しい副作用に悩まされ始めるという第三クールですよ。でも、ゴッドハンド・ドクターN尾先生からは、制吐剤もあるし、打つ手はいくらでもあるってお言葉をいただいているので、おっかなびっくり、ドキドキハラハラしながら闘ってきますよ、ってお話でした。
あ~、でも、やっぱし、怖ェな~(笑)。
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