驚愕

　日帰りトンボ返りで某所へ行ってきたんだが、このご時世だけに厳しいなぁ。実績を示し、諸々の条件を話し合ってみても、簡単には決まらない。売り込み合戦に明け暮れてたンじゃ、その内にアゴが干上がってしまう。売り込み中は一円の金にもならないからね。以前ならコッチから売り込まなくても引き合いが来て、予算立てから企画まで丸々任せてもらえたんだが、徐々に予算枠が定められ、企画も先方で立てたモノになり、制約の多いお仕事ばかりになってきた。まぁ、元々そんなに大きなお仕事を請け負っていたワケじゃないんだが、小さなお仕事にも制約が増えているって事は、どこもかしこも余裕が無くなっている証拠だわね。

　で、売り込み先の担当さんから帰りがけに、「釣四郎さんさぁ、デビッド・キャラダインって役者さん知ってるでしょ？　なんだかスゴイ死に方したみたいだよ」 って話が出た。名前に聞き覚えはあるんだが、どんな役者さんだったか思い出せないもんで、「名前は知ってるけど、どんな作品に出ていたのか覚えてない」 と正直に応えたら、「ほら、『キル・ビル』 のビル役だよ」 と教えてくれた。ははぁ、あの人か。それにしても、スゴイ死に方ってどんなだよ？ っと不審に思いながら、帰宅してすぐにググッてみた。バンコクのホテルで首つり自殺だそうな。ふむ、ハリウッド俳優が首つり自殺ね。まぁ、非業の最期って事には違いないが、別にスゴイ死に方」ってワケじゃないよなぁ。バンコクの話なら 「タイちゃんねる」 か 「.newsclip.be」 で調べてみるか……、って、出た！　うわわわわ、確かにスゴイ死に方だ。首つり自殺なんだろうけど、むしろ首つり事故じゃね？　
　ttp://www.newsclip.be/news/2009605_024153.html

　しかしまぁ、72歳のジィさんがねェ……。つか、そっちの快感じゃなくて、失神ゲームみたいな感じで、締められて落ちる寸前の快感を味わってたんじゃないかなぁ。柔道や格闘技の経験がある人ならわかるはずだが、頸動脈を締められて失神する寸前って、超～気持ちイイんですよ。マジで。同じ首締めでも、気道を塞がれて窒息するのはもの凄く苦しいけどね。

　それにしてもだ、ハリウッド俳優でそれなりにお金も持っていただろうし、なんもこんな "遊び" にハマらなくてもよかったンじゃねーかと思うんだが、X JAPANのhideも似たような感じで亡くなったんだっけ。　人の趣味嗜好ってのはわからんモンだよなぁ、ってお話でした。