釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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アビが天に帰って1週間。悲しみはいくらか薄らいできたものの、淋しさや切なさは未だに澱の如く心にわだかまっている。キッチンの隅っこに目をやれば、そこでアビがエサをねだっていた姿を思い浮かべてしまうし、リビングの座卓の下に足を入れる時も、アビがいるんじゃないかとソッと足を入れる習慣が抜けない。アビと共に暮らした21年間という時間は、自分と家内の結婚生活にほぼ等しい。結婚した翌年にアビは我が家にやってきたのだ。文字通り「猫ッ可愛がり」してきた愛猫アビ。そんな想いからどうにも気持ちが落ち着かず、仕事の合間を縫ってアビを弔った八事霊園に行ってきた。八事霊園ではロンとシャーも弔ってもらっている。
小雨の降り注ぐ動物慰霊碑(畜魂碑)に花を手向けて香を焚き、「一緒に暮らした日々は楽しかったよ。ありがとう、アビ」と語りかけていると、雨が小止みになった。天を振り仰いだ瞬間、「ゴロゴロ……」と遠くで雷が鳴った。まるでアビが腕の中でノドを鳴らしているような、低く穏やかな雷鳴……。「アビがノドを鳴らして応えてくれた!」と、都合良く解釈しておこう。きっとアビも楽しかったんだろう。だからうんと長生きして、いっぱい想い出を作ったんだよな。
五十近いオッサンとオバサンが何を言っているんだと思う方もいよう。しかし、八事霊園の動物慰霊碑には、今日も多くの飼い主達が訪れて、今は亡きペット達に語りかけている。そこを訪れる人は皆、誰もが優しい気持ちになる場所だ。
小雨の降り注ぐ動物慰霊碑(畜魂碑)に花を手向けて香を焚き、「一緒に暮らした日々は楽しかったよ。ありがとう、アビ」と語りかけていると、雨が小止みになった。天を振り仰いだ瞬間、「ゴロゴロ……」と遠くで雷が鳴った。まるでアビが腕の中でノドを鳴らしているような、低く穏やかな雷鳴……。「アビがノドを鳴らして応えてくれた!」と、都合良く解釈しておこう。きっとアビも楽しかったんだろう。だからうんと長生きして、いっぱい想い出を作ったんだよな。
五十近いオッサンとオバサンが何を言っているんだと思う方もいよう。しかし、八事霊園の動物慰霊碑には、今日も多くの飼い主達が訪れて、今は亡きペット達に語りかけている。そこを訪れる人は皆、誰もが優しい気持ちになる場所だ。
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ご冥福をお祈りします
昨日はご訪問頂き、ありがとうございました。
ウチにも今年12歳になるデブ猫と1歳の悪戯盛りのガキンチョ猫がいます。
別れの日を今から覚悟していますが、獣医さんからダイエットを言い渡されて早数年・・・12歳のデブはいよいよトドの域に達し、最早断食しかダイエットの方法が無いように思えます。
でも、アビちゃんの闘病の様子を拝見したら、いざと言う時の為にも減量しなきゃダメみたいですね?
心を鬼にして対峙したいと思いました。
21年という長い年月を共に生きたアビちゃん。
きっと生まれ変わってもYASUさんちの子になりたいと思っているでしょう。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
ウチにも今年12歳になるデブ猫と1歳の悪戯盛りのガキンチョ猫がいます。
別れの日を今から覚悟していますが、獣医さんからダイエットを言い渡されて早数年・・・12歳のデブはいよいよトドの域に達し、最早断食しかダイエットの方法が無いように思えます。
でも、アビちゃんの闘病の様子を拝見したら、いざと言う時の為にも減量しなきゃダメみたいですね?
心を鬼にして対峙したいと思いました。
21年という長い年月を共に生きたアビちゃん。
きっと生まれ変わってもYASUさんちの子になりたいと思っているでしょう。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
ありがとうございます
コメントありがとうございます。
猫の寿命は15年前後ですが、飼い主のケア次第では18年~20年くらいまで
元気に過ごせると、アビの主治獣医はおっしゃっていました。
猫のダイエットには専用フードを与えるのが良いと思います。
動物病院で "療養食" として処方してもらえます。
(市販のダイエットタイプフードはイマイチ減量効果が低いです)
12歳ともなると腎不全、糖尿病などの心配をしなければなりませんし、
3ヶ月に1回の健康診断(我が家の場合は1千円でした)、半年に1回は
血液検査(5千円程度)もしておくと安心できます。
疾病は早期発見できれば治療法の選択肢も多いですし、猫の体への負担も
飼い主の精神的・経済的負担も軽減されます。
アビは闘病と言っても、毎日の点滴(皮下輸液)くらいで、それ以外は
まったく日常生活に差し障りはありませんでした。
寝たきりで身動きが取れなくなるような事もなく、唐突に命火を消して
天に帰っていきました。
アビ自身が自らの生涯に始末をつけていったような気がします。
メタボ体型の猫ちゃんって見た目は可愛いんですが、猫ちゃんの健康を
考えて、ぷよさんも "心を鬼にして" 可愛がってあげてください。
猫の寿命は15年前後ですが、飼い主のケア次第では18年~20年くらいまで
元気に過ごせると、アビの主治獣医はおっしゃっていました。
猫のダイエットには専用フードを与えるのが良いと思います。
動物病院で "療養食" として処方してもらえます。
(市販のダイエットタイプフードはイマイチ減量効果が低いです)
12歳ともなると腎不全、糖尿病などの心配をしなければなりませんし、
3ヶ月に1回の健康診断(我が家の場合は1千円でした)、半年に1回は
血液検査(5千円程度)もしておくと安心できます。
疾病は早期発見できれば治療法の選択肢も多いですし、猫の体への負担も
飼い主の精神的・経済的負担も軽減されます。
アビは闘病と言っても、毎日の点滴(皮下輸液)くらいで、それ以外は
まったく日常生活に差し障りはありませんでした。
寝たきりで身動きが取れなくなるような事もなく、唐突に命火を消して
天に帰っていきました。
アビ自身が自らの生涯に始末をつけていったような気がします。
メタボ体型の猫ちゃんって見た目は可愛いんですが、猫ちゃんの健康を
考えて、ぷよさんも "心を鬼にして" 可愛がってあげてください。