釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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昨日(9月4日)、八事霊園の動物慰霊碑に花を手向けに行ってきた。今月は速効! いきなり税務署に申告不要(もちろん女房にも)の、チョットした副収入が転がり込んできた。「うっひゃっひゃっひゃ、新しい竿とリールでも買っちゃおうかな〜♪」なんて調子こいてたら、愛犬のロン(ミニチュア・シュナウザー)の検診で腫瘍がみつかった……。良性か悪性かは不明だが、摘出手術をして病理検査が必要。費用は50〜70K。ありゃ、副収入がそっくりそのまま治療費じゃん! そうか、シャーの月命日(ちょうど半年目)の副収入は、ロンの治療費に使えって事だったのか。
シュナウザーは外耳炎に罹患する確率が非常に高い。むしろ外耳炎を患わないシュナウザーは、ほとんどいないらしい。ロンは今まで、元の飼い主である両親が連れて行っていた動物病院が主治医だったのだが、猫のアビ、フェレットのチャオと同じ動物病院にした方がよかろうと、転院させた。これが幸いした。ロンはすでに13歳の老犬だが、食欲旺盛でやや肥満気味ながら、お散歩大好きの元気溌剌。夏場に外耳炎で耳を痒がるくらいだったが、まさか腫瘍に冒されていようとは……。きっちりと検診をしてくれる動物病院に転院させて、本当によかった。
で、どこに腫瘍ができたのかと言うと "精巣" 。まぁ、早い話が "キ○タマ" 。左右の大きさが極端に違う。実際に触ってみると、素人でもハッキリとわかるほど大きさが違う。先生に「いつ頃から左右の精巣に差が出ていたか、わかりますか?」と聞かれたが、こんなトコ、普段から注意して見ていないし、触るなんてしないもんなぁ。「すみません、全然気付いていませんでした」と正直に伝えた。「まぁ、異常に気付いていても、事の重大さは飼い主さんにはわかりませんもんね。でも大丈夫。ほとんどの場合、摘出すれば問題はありませんよ。悪性であった場合を想定して、陰嚢(キ○タマブクロ)も切除します。よろしいですか?」。否も応もない。即座に同意して手術を予約。悪性腫瘍だったらどうしよう。それ以前に、13歳という老犬のロンが麻酔や手術に耐えられるだろうか? 病気は違うが、シャーの闘病ぶりを思い出し、血の気が引き、顔がこわばっていくのが自分でもわかった。
「入院期間はどれ位でしょうか?」
「入院は必要ないですよ。午前10時までに連れてきてもらって、半日ほどお預かりして手術します。夕方にはお電話を差し上げますから、お迎えに来てください」
「え? 麻酔とか、手術でロンの身体にかかる負担はそんなに少ないんですか?」
「あはは、今は獣医学も進歩してますから、日帰り入院で済みますよ。そんなに深刻な顔をされなくても、この程度の手術なら患畜への負担も少ないし、13歳の高齢と言っても、今ではケアさえしっかりしていれば、18歳、20歳というアビちゃん(我が家の愛猫)のようなご長寿の犬猫はたくさんいます。麻酔で危険に陥る心配より、このまま放置して悪性腫瘍だった場合の心配の方が、比較にならないほど大きいです」
「わかりました。手術前に注意する事はありますか?」
「前日の午後9時から絶食させておいてください。水は与えても結構です」
「手術後に麻酔が切れて、痛がって暴れたりしませんか?」
「う〜ん、麻酔が切れれば多少は痛がるでしょうけど、半日お預かりしている間に経過は看ますし、犬だって具合が悪い時は『動いちゃダメだ』ってわかっていますから、おそらくはジッとうずくまっていると思いますよ。痛がってキュンキュンと鳴く場合は、優しく名前を呼んでやりながら、背中や頭をなでてやってください。ただし、眠っている時は起こさないように」
「もしも悪性腫瘍だった場合は……」
「それは現段階で飼い主さんが心配する事ではありません。摘出した組織を病理検査に掛けた結果が出て、もしも悪性腫瘍だった場合には、転移の有無を検査して、適切な治療方法をお話しします」
あぁ、この先生は頼もしい。淡々と現実を述べ、しかし飼い主の心情も汲んだ上でのインフォームドコンセント。本当に涙が出そうなほど、先生の言葉に勇気づけられた。例え悪性腫瘍だったとしても、全幅の信頼をおいて先生に治療を委ねよう。そして、自分もロンと一緒に病気と闘ってやろう。
物言わぬ動物達は主治医を選べない。動物病院(獣医)はどこでも一緒ってワケじゃない。世間では「治療費が安い」とか、「先生の愛想が良い」というだけで "良い動物病院" と評判になっている場合が少なからずある。世間で評判の良い動物病院が、必ずしも "自分のペットにとって良い動物病院" であるとは限らないのだ。やはり、丁寧で的確な診察をしてくれて、確かな医療技術と知識を持ち、わかりやすい説明をしてくれる動物病院を選ぶ事も、飼い主の責任だと痛感した。
先月にも書いた事だが、八事霊園の動物慰霊碑に行くと不思議と良い事が起きる。偶然に過ぎないのかも知れないが、ここは素直にシャーを始め、今まで我が家に縁のあった動物達のおかげだと思っておきたい。今月はロンの腫瘍を発見させてくれて、その上に治療費用まで用意してくれたような気がする。ご先祖様の供養と同じく、空の向こうにいるペット達への想いを込めた語り掛けも、我が家には欠かせない行事だ。
シュナウザーは外耳炎に罹患する確率が非常に高い。むしろ外耳炎を患わないシュナウザーは、ほとんどいないらしい。ロンは今まで、元の飼い主である両親が連れて行っていた動物病院が主治医だったのだが、猫のアビ、フェレットのチャオと同じ動物病院にした方がよかろうと、転院させた。これが幸いした。ロンはすでに13歳の老犬だが、食欲旺盛でやや肥満気味ながら、お散歩大好きの元気溌剌。夏場に外耳炎で耳を痒がるくらいだったが、まさか腫瘍に冒されていようとは……。きっちりと検診をしてくれる動物病院に転院させて、本当によかった。
で、どこに腫瘍ができたのかと言うと "精巣" 。まぁ、早い話が "キ○タマ" 。左右の大きさが極端に違う。実際に触ってみると、素人でもハッキリとわかるほど大きさが違う。先生に「いつ頃から左右の精巣に差が出ていたか、わかりますか?」と聞かれたが、こんなトコ、普段から注意して見ていないし、触るなんてしないもんなぁ。「すみません、全然気付いていませんでした」と正直に伝えた。「まぁ、異常に気付いていても、事の重大さは飼い主さんにはわかりませんもんね。でも大丈夫。ほとんどの場合、摘出すれば問題はありませんよ。悪性であった場合を想定して、陰嚢(キ○タマブクロ)も切除します。よろしいですか?」。否も応もない。即座に同意して手術を予約。悪性腫瘍だったらどうしよう。それ以前に、13歳という老犬のロンが麻酔や手術に耐えられるだろうか? 病気は違うが、シャーの闘病ぶりを思い出し、血の気が引き、顔がこわばっていくのが自分でもわかった。
「入院期間はどれ位でしょうか?」
「入院は必要ないですよ。午前10時までに連れてきてもらって、半日ほどお預かりして手術します。夕方にはお電話を差し上げますから、お迎えに来てください」
「え? 麻酔とか、手術でロンの身体にかかる負担はそんなに少ないんですか?」
「あはは、今は獣医学も進歩してますから、日帰り入院で済みますよ。そんなに深刻な顔をされなくても、この程度の手術なら患畜への負担も少ないし、13歳の高齢と言っても、今ではケアさえしっかりしていれば、18歳、20歳というアビちゃん(我が家の愛猫)のようなご長寿の犬猫はたくさんいます。麻酔で危険に陥る心配より、このまま放置して悪性腫瘍だった場合の心配の方が、比較にならないほど大きいです」
「わかりました。手術前に注意する事はありますか?」
「前日の午後9時から絶食させておいてください。水は与えても結構です」
「手術後に麻酔が切れて、痛がって暴れたりしませんか?」
「う〜ん、麻酔が切れれば多少は痛がるでしょうけど、半日お預かりしている間に経過は看ますし、犬だって具合が悪い時は『動いちゃダメだ』ってわかっていますから、おそらくはジッとうずくまっていると思いますよ。痛がってキュンキュンと鳴く場合は、優しく名前を呼んでやりながら、背中や頭をなでてやってください。ただし、眠っている時は起こさないように」
「もしも悪性腫瘍だった場合は……」
「それは現段階で飼い主さんが心配する事ではありません。摘出した組織を病理検査に掛けた結果が出て、もしも悪性腫瘍だった場合には、転移の有無を検査して、適切な治療方法をお話しします」
あぁ、この先生は頼もしい。淡々と現実を述べ、しかし飼い主の心情も汲んだ上でのインフォームドコンセント。本当に涙が出そうなほど、先生の言葉に勇気づけられた。例え悪性腫瘍だったとしても、全幅の信頼をおいて先生に治療を委ねよう。そして、自分もロンと一緒に病気と闘ってやろう。
物言わぬ動物達は主治医を選べない。動物病院(獣医)はどこでも一緒ってワケじゃない。世間では「治療費が安い」とか、「先生の愛想が良い」というだけで "良い動物病院" と評判になっている場合が少なからずある。世間で評判の良い動物病院が、必ずしも "自分のペットにとって良い動物病院" であるとは限らないのだ。やはり、丁寧で的確な診察をしてくれて、確かな医療技術と知識を持ち、わかりやすい説明をしてくれる動物病院を選ぶ事も、飼い主の責任だと痛感した。
先月にも書いた事だが、八事霊園の動物慰霊碑に行くと不思議と良い事が起きる。偶然に過ぎないのかも知れないが、ここは素直にシャーを始め、今まで我が家に縁のあった動物達のおかげだと思っておきたい。今月はロンの腫瘍を発見させてくれて、その上に治療費用まで用意してくれたような気がする。ご先祖様の供養と同じく、空の向こうにいるペット達への想いを込めた語り掛けも、我が家には欠かせない行事だ。
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このところ猫の事ばかり書いていて、「ちょっと方向が違うんじゃない?」とのご指摘をいただいたので、今日は新しく迎えたフェレットのお話しをば……って違ッ! まぁ、この暑さ&夏休み直前の多忙さゆえ、釣りにも行っていられないので、ペットのお話しでご容赦くだしゃんせ。
我が家には猫のアビ(18歳)と犬のロン(13歳)がいて、さらに外猫のウナとアウの面倒もみているため、毎月の飼育費が結構かかっている。特にアビとロンは高齢なのでシニア用のペットフードを与えなければならない。アビにはネスレ社ピュリナONEシニアとデビフ社シニアキャット各種、ロンにはマスターフーズ社ペディグリーミキサーシニアと日本ペットフード社ビタワンクラックス各種。外猫のアウとウナは若いので、ネスレ社フリスキーの徳用袋とマルハ社黒缶や徳用猫缶。2週間おきくらいに買い出しに行くのだが、そのペットショップでいつも「かァ〜わい〜ィなァ〜」と思っていたのがパスバレーファーム産シルバーミットのフェレット。たまたまケージから出して爪切りをしているところに出くわした。目を細めてみていたら、スタッフさんが「ダッコしてみます?」。そりゃもう、ダッコしたいッスよ。おっかなびっくりでダッコしてみると、クネクネチョロチョロ、甘咬みハムハム。か、可愛いッ! 想像してた以上に可愛くて、その愛らしさに悶絶。
なんとも間の悪い事に、お財布の中には50Kチョイ入ってた。しばらく収まっていた"衝動買いの悪癖"が再発。買っちゃいましたよ〜。ケージ、ハーネス、リードから専用フード(イースター社フェレットセレクション:パフォーマンス)まで、フェレット飼育用品一式を購入。入荷後2ヶ月でやや大きくなっているが、病気を抱えていない事がハッキリしており、なおかつ咬み癖の矯正やトイレの躾も、ある程度は済んでいて安心。すでに離乳食からカリカリのドライフードへの転換も出来ている。
家に連れ帰り、さっそく名付け。アレコレと考えたが、語感の良さとアビ、ロン、ウナ、アウと音が重ならない「チャオ」に決定。エサを与えるたび、ケージから出すたびに「チャオ〜」と呼び掛けてやる。名前を覚えるまでどれくらい掛かるだろうと思ったが、なんと半日で覚えてしまった。
そうそう、先住のアビとロンの反応や相性も気に掛かる……。チャオはまだ幼いし、犬や猫や鳥をペットショップで見ているし、他種の動物の匂いにも慣れている。まずは犬のロンに近づけてみる。「フンフン、クォクォ、キューン」。おぉ、ロンは大丈夫。続いて猫のアビ。癇の強いアビが許してくれるか……。チャオを見るなり、「フンッ!」と鼻息を一息してそっぽ向いてしまった。怒りもしないが、相手にもしない。アビから見れば、「なんだい、このクニャクニャしたのは? アタシャ、こんなワケのわかんない生き物は相手にしないよ!」ってなとこだろう。よし、先住動物達はオッケーだ。と、思ったら最大の難関となる先住動物がいた! それは"ニョーボ"。今日は友達とのお食事会で出掛けているが、ペットショップでフェレットを衝動買いしたなんて、絶対に許してくれるはずがない。しかも総額50Kだなんて知れたら、「イタチ背負って出て行け!」と追い出されるかも……。しかし、隠しておける事でもないし、鉄拳制裁の数十発で勘弁してもらおうと覚悟を決めた。
アルコールが入り、上機嫌で帰ってきたニョーボに「えっと……、コレ買っちゃった……」とケージから出したチャオを差し出す。どんな怒声が飛んでくるかと、目をつぶり、歯を食いしばっていたら……。「いや〜ン、かァ〜わいィ〜ン。フェレット買ってきたンだぁ〜。名前は付けた?」。うぉ〜、助かった。怒らンなかった。どやされずに済んだぁ〜。
(いや、まだ購入価格や総費用を話していない。聞かれなきゃ言わないつもり……)
我が家には猫のアビ(18歳)と犬のロン(13歳)がいて、さらに外猫のウナとアウの面倒もみているため、毎月の飼育費が結構かかっている。特にアビとロンは高齢なのでシニア用のペットフードを与えなければならない。アビにはネスレ社ピュリナONEシニアとデビフ社シニアキャット各種、ロンにはマスターフーズ社ペディグリーミキサーシニアと日本ペットフード社ビタワンクラックス各種。外猫のアウとウナは若いので、ネスレ社フリスキーの徳用袋とマルハ社黒缶や徳用猫缶。2週間おきくらいに買い出しに行くのだが、そのペットショップでいつも「かァ〜わい〜ィなァ〜」と思っていたのがパスバレーファーム産シルバーミットのフェレット。たまたまケージから出して爪切りをしているところに出くわした。目を細めてみていたら、スタッフさんが「ダッコしてみます?」。そりゃもう、ダッコしたいッスよ。おっかなびっくりでダッコしてみると、クネクネチョロチョロ、甘咬みハムハム。か、可愛いッ! 想像してた以上に可愛くて、その愛らしさに悶絶。
なんとも間の悪い事に、お財布の中には50Kチョイ入ってた。しばらく収まっていた"衝動買いの悪癖"が再発。買っちゃいましたよ〜。ケージ、ハーネス、リードから専用フード(イースター社フェレットセレクション:パフォーマンス)まで、フェレット飼育用品一式を購入。入荷後2ヶ月でやや大きくなっているが、病気を抱えていない事がハッキリしており、なおかつ咬み癖の矯正やトイレの躾も、ある程度は済んでいて安心。すでに離乳食からカリカリのドライフードへの転換も出来ている。
家に連れ帰り、さっそく名付け。アレコレと考えたが、語感の良さとアビ、ロン、ウナ、アウと音が重ならない「チャオ」に決定。エサを与えるたび、ケージから出すたびに「チャオ〜」と呼び掛けてやる。名前を覚えるまでどれくらい掛かるだろうと思ったが、なんと半日で覚えてしまった。
そうそう、先住のアビとロンの反応や相性も気に掛かる……。チャオはまだ幼いし、犬や猫や鳥をペットショップで見ているし、他種の動物の匂いにも慣れている。まずは犬のロンに近づけてみる。「フンフン、クォクォ、キューン」。おぉ、ロンは大丈夫。続いて猫のアビ。癇の強いアビが許してくれるか……。チャオを見るなり、「フンッ!」と鼻息を一息してそっぽ向いてしまった。怒りもしないが、相手にもしない。アビから見れば、「なんだい、このクニャクニャしたのは? アタシャ、こんなワケのわかんない生き物は相手にしないよ!」ってなとこだろう。よし、先住動物達はオッケーだ。と、思ったら最大の難関となる先住動物がいた! それは"ニョーボ"。今日は友達とのお食事会で出掛けているが、ペットショップでフェレットを衝動買いしたなんて、絶対に許してくれるはずがない。しかも総額50Kだなんて知れたら、「イタチ背負って出て行け!」と追い出されるかも……。しかし、隠しておける事でもないし、鉄拳制裁の数十発で勘弁してもらおうと覚悟を決めた。
アルコールが入り、上機嫌で帰ってきたニョーボに「えっと……、コレ買っちゃった……」とケージから出したチャオを差し出す。どんな怒声が飛んでくるかと、目をつぶり、歯を食いしばっていたら……。「いや〜ン、かァ〜わいィ〜ン。フェレット買ってきたンだぁ〜。名前は付けた?」。うぉ〜、助かった。怒らンなかった。どやされずに済んだぁ〜。
(いや、まだ購入価格や総費用を話していない。聞かれなきゃ言わないつもり……)
シャーが天に旅立って5ヶ月。毎月シャーの月命日である5日前後の休日には八事霊園に出掛け、動物慰霊碑(畜魂碑)に花を手向けて、我が家に縁のあったペット達に語り掛けている。
「俺も家内も元気でやってるよ。ソッチはどうだい? おまえ達の生き残した分は、アビとロンに与えてやってくれな。もしも生まれ変わっているなら遊びに来ておくれ。みんなと出会えて幸せだった。一緒に暮らした日々は楽しかったよ」
不思議な事に、この語り掛けに行くようになってから、うれしい出来事が続いている。回収に苦慮していた未収金が入金されてきたり、新しいクライアントから仕事の依頼が来たり、原稿執筆依頼が来たり。思わぬ先からプレゼントが届いたりもした。
可愛がっていたペットとの別れはツライ。泣きじゃくり、悲しみにうちひしがれてしまう。自分が起床するまで命の火を燃やし続け、抱き上げた腕の中で息を引き取ったロビン。事故で突然に命を失ったペル。絶望的な病に冒されながら、最後まで闘い抜いたシャー。その別れは、今、思い出しても涙が滲む。最期を看取らせることなく姿を消したライダー、チー、チャミ達との別れも、20年を経た今でも思い出すと胸が締め付けられる。
新たなペットを迎え入れても、悲しみは悲しみとして胸に残り続けるのだが、旅立っていったペット達にしてやれなかった事、注いでやりたかった愛情を新たなペット達に向けていく事はできる。ペット達との別れは、悲しみの向こう側にある、命の大切さ、生きる事への勇気、命あるものへの優しさを教えてくれる。
今日も八事霊園の動物慰霊碑には、数多くの人々が訪れて花を手向け、夏空に浮かぶ雲の向こうにいる動物達に語り掛けている。
「俺も家内も元気でやってるよ。ソッチはどうだい? おまえ達の生き残した分は、アビとロンに与えてやってくれな。もしも生まれ変わっているなら遊びに来ておくれ。みんなと出会えて幸せだった。一緒に暮らした日々は楽しかったよ」
不思議な事に、この語り掛けに行くようになってから、うれしい出来事が続いている。回収に苦慮していた未収金が入金されてきたり、新しいクライアントから仕事の依頼が来たり、原稿執筆依頼が来たり。思わぬ先からプレゼントが届いたりもした。
可愛がっていたペットとの別れはツライ。泣きじゃくり、悲しみにうちひしがれてしまう。自分が起床するまで命の火を燃やし続け、抱き上げた腕の中で息を引き取ったロビン。事故で突然に命を失ったペル。絶望的な病に冒されながら、最後まで闘い抜いたシャー。その別れは、今、思い出しても涙が滲む。最期を看取らせることなく姿を消したライダー、チー、チャミ達との別れも、20年を経た今でも思い出すと胸が締め付けられる。
新たなペットを迎え入れても、悲しみは悲しみとして胸に残り続けるのだが、旅立っていったペット達にしてやれなかった事、注いでやりたかった愛情を新たなペット達に向けていく事はできる。ペット達との別れは、悲しみの向こう側にある、命の大切さ、生きる事への勇気、命あるものへの優しさを教えてくれる。
今日も八事霊園の動物慰霊碑には、数多くの人々が訪れて花を手向け、夏空に浮かぶ雲の向こうにいる動物達に語り掛けている。
「猫ッ可愛がり」という言葉があるように、猫好きにとって猫はまさに可愛らしくて、愛おしくてたまらない存在。膝に乗せてナデナデ、抱き寄せて頬ずりスリスリなど当たり前だ(猫にとってはいい迷惑かもしれないが……)。それが行きすぎると猫に服を着せたりする。本来、猫の体毛は非常に敏感なので服を着せたりしてはいけない。我が家のアビも服などは着せていないのだが、犬のロンに着せているフード付きのペットウェアが可愛らしかったので、アビにも着せてみたのがこの写真。
※ロンは長毛種のシュナウザーなのだが、皮膚病予防のために体毛を短く刈っている。そのため、10月から5月頃までは風邪を引かないようにペットウェアを着せている。
猫も犬ほどではないが、飼い主と遊ぶのは好きな様で、「ウニャァ〜ン、ゴロゴロ……」とすり寄ってくる。これが猫好きにはたまらない。妙齢のお嬢さんが甘い声ですり寄ってくるのと同等の魅惑。仕事も、見ているテレビもほっぽり出して、猫とのお遊びに興じてしまう。じゃらしているうちにカプッと愛咬(あいこう=甘えて軽く咬む事、俗に言う甘がみ)なんかされたら、もう嬉しくて可愛くて「アニャニャ、咬んだら痛いニャ〜」なんて妙な猫言葉で話しかけてしまう。端から見ればイイ歳こいたオッサンが猫言葉でしゃべっていたら、その方がよっぽど痛いし怖いしアブナイ(笑)。
釣りから帰ってくると、ちゃんとわかっていて「今日はお土産があるのかェ?」なんて表情でクーラーボックスの上に座って顔を見上げる。脱脂加工していない魚を食べさせすぎると、黄色脂肪が溜まって猫の健康に悪影響を及ぼすので、ほんのチョッピリ食べさせてやるのだが、猫缶やキャットフードに飽きているせいか、非常に喜ぶ。「アニャニャニャニャ、ニャロッ!」なんて歓喜の鳴き声を上げられると、コチラも嬉しくなる。ここでまた小首をかしげながら「おいしいニャ?」なんて猫言葉が……(もう、バカ丸出し)。
※ロンは長毛種のシュナウザーなのだが、皮膚病予防のために体毛を短く刈っている。そのため、10月から5月頃までは風邪を引かないようにペットウェアを着せている。
猫も犬ほどではないが、飼い主と遊ぶのは好きな様で、「ウニャァ〜ン、ゴロゴロ……」とすり寄ってくる。これが猫好きにはたまらない。妙齢のお嬢さんが甘い声ですり寄ってくるのと同等の魅惑。仕事も、見ているテレビもほっぽり出して、猫とのお遊びに興じてしまう。じゃらしているうちにカプッと愛咬(あいこう=甘えて軽く咬む事、俗に言う甘がみ)なんかされたら、もう嬉しくて可愛くて「アニャニャ、咬んだら痛いニャ〜」なんて妙な猫言葉で話しかけてしまう。端から見ればイイ歳こいたオッサンが猫言葉でしゃべっていたら、その方がよっぽど痛いし怖いしアブナイ(笑)。
釣りから帰ってくると、ちゃんとわかっていて「今日はお土産があるのかェ?」なんて表情でクーラーボックスの上に座って顔を見上げる。脱脂加工していない魚を食べさせすぎると、黄色脂肪が溜まって猫の健康に悪影響を及ぼすので、ほんのチョッピリ食べさせてやるのだが、猫缶やキャットフードに飽きているせいか、非常に喜ぶ。「アニャニャニャニャ、ニャロッ!」なんて歓喜の鳴き声を上げられると、コチラも嬉しくなる。ここでまた小首をかしげながら「おいしいニャ?」なんて猫言葉が……(もう、バカ丸出し)。
弟猫のアウは深夜にソロリとやって来て、やはり窓辺から家の中を覗き込み、「ア〜ゥ、来たよ〜、なんか喰わして〜」と遠慮がちな声で鳴く。なかなかの優男顔で、人間に例えればジャニーズ系かもしれない。アウは割と穏やかな性格らしく、目立ったケンカ傷は無い。アビに対しても、最初から耳を伏せ、目をそらして敬意を表している様子。犬社会ほどハッキリとしてはいないが、やはり猫社会にも序列があるようだ。だが、姉猫のウナ同様、ナデナデしようと手を伸ばすと「ウシャーッ!」。なんだよ、おまえも人間嫌いかよ……。
う〜む、姉弟そろって「飯は食わせてもらっても、そう簡単に心許してなついたりはしないぞ!」って意思の硬さを感じる。なかなか誇り高いじゃないか。それでこそシャーの血を受け継ぐ子だ。いいとも、誇り高き姉弟よ、じっくりと付き合ってやるよ。
あぁ、ワクチン接種と避妊・去勢手術のために2匹を動物病院に連れて行くには、まだしばらく時間が掛かりそうだ……。
シャーの忘れ形見の2匹が遊びに来始めて2ヶ月。なついてくれるかと期待していたが、なかなか難しい。手を伸ばすと「シャーッ!」と威嚇してくる。耳を伏せての「シャーッ!」なので、正確には"威嚇"と言うよりも、"警戒"と"恐怖"なのだが……。そのくせ毎日やって来ては、裏口の窓辺に手(前足)を掛けて家の中を覗き込み、「ウナ〜、遊びに来た〜。なんか食べさせて〜」と鳴く。
姉猫のウナ(鳴き声が「ウナ〜」だから)は日中にやって来て、弟猫のアウ(鳴き声が「アウ〜」だから)は深夜早朝にやって来る。姉弟の順は体格で勝手に付けたが、姉猫のウナの方が好戦的らしく、メス猫のくせに耳は欠ける、顔は傷だらけ、体中にケンカ傷のハゲ。先日も我が家の太夫猫のアビにケンカを吹っ掛けるが如く、「ウーナーッ! ウゥーッ!」と啖呵を切ったはいいが、アビに「ヴシャーッ! ヴルグゥーァッ!」という大貫禄の啖呵を返されて、あっさり耳を伏せて「クルゥ〜ァ〜」と降参の鳴き声。そりゃ1歳と18歳じゃ、貫目ってモンが違う。なにしろアビは、近所のボス猫だったおまえ達の父ちゃんのシャーを従え、鼻であしらってたんだぞ(笑)。
姉猫のウナ(鳴き声が「ウナ〜」だから)は日中にやって来て、弟猫のアウ(鳴き声が「アウ〜」だから)は深夜早朝にやって来る。姉弟の順は体格で勝手に付けたが、姉猫のウナの方が好戦的らしく、メス猫のくせに耳は欠ける、顔は傷だらけ、体中にケンカ傷のハゲ。先日も我が家の太夫猫のアビにケンカを吹っ掛けるが如く、「ウーナーッ! ウゥーッ!」と啖呵を切ったはいいが、アビに「ヴシャーッ! ヴルグゥーァッ!」という大貫禄の啖呵を返されて、あっさり耳を伏せて「クルゥ〜ァ〜」と降参の鳴き声。そりゃ1歳と18歳じゃ、貫目ってモンが違う。なにしろアビは、近所のボス猫だったおまえ達の父ちゃんのシャーを従え、鼻であしらってたんだぞ(笑)。
知己の高野ひろゆき氏(超人バロム・1の白鳥健太郎、謎の転校生の岩田広一)が出演しているという事で、久しぶりに火曜サスペンス「警視庁鑑識班19」を見た。火サスは役者もどきをしていた頃、山城新伍さん主演の「悪夢の五日間」('90/08/14放送)に自分も出演した事がある。右の写真、後ろ姿の証券マンが自分です。
高野氏とは'01年に行川アイランドが閉園となる最後のイベントショーで共演し、それ以来のお付き合い。高野氏はゲストでバロム1のテーマで登場、白鳥健太郎として、自分の演じる悪ボスと1対1の殺陣を演じていただいた。それ以来、「磯・投げ情報」のグラビア記事に応援ゲストとして登場していただいたり、何かと仲良くしていただいている。
よくよく調べてみると、高野氏が出ておられるのを知らなかったが、ドラマの何作かでご一緒していた事もあった。(高野氏はメインキャストで、自分はクレジットに名前も出ない端役だったから当然だが……)
しかし、人の縁とは不思議なもので、いつ、どのような形で人生が交わるかわからないものだ……。
高野氏とは'01年に行川アイランドが閉園となる最後のイベントショーで共演し、それ以来のお付き合い。高野氏はゲストでバロム1のテーマで登場、白鳥健太郎として、自分の演じる悪ボスと1対1の殺陣を演じていただいた。それ以来、「磯・投げ情報」のグラビア記事に応援ゲストとして登場していただいたり、何かと仲良くしていただいている。
よくよく調べてみると、高野氏が出ておられるのを知らなかったが、ドラマの何作かでご一緒していた事もあった。(高野氏はメインキャストで、自分はクレジットに名前も出ない端役だったから当然だが……)
しかし、人の縁とは不思議なもので、いつ、どのような形で人生が交わるかわからないものだ……。
シャーの忘れ形見が訪ねて来るようになり、アビの食欲が増した。春になって運動量が増え、食欲も旺盛になるという傾向もあるが、やはり "ライバル" の存在は猫にとっても生き甲斐を与える事になるのかもしれない。とにかく、若いシャーの子供と張り合うようにエサを食べているのだが、ここ数日、シャーの子供の食欲が異常なのに気付いた。一日三回、猫缶と猫チップを出してやるのだが、それでも「足りない!」と裏庭の窓に手を掛けて鳴いている。おかしい。妊娠している様子もないのに、超マッチョなシャーを凌ぐ食事量というのは考えられない。家の中を覗き込むシャーの子供の顔をよく見て理由がわかった。顔にケンカ傷があるのだが、朝来た猫と今来ている猫は傷の位置が違うし、顔の模様も違う。尻尾の長さや折れ曲がり方も違う。考えてみれば、おねだりの鳴き声も「ウナ〜」の時と「アウ〜」の時がある。おまけに「アウ〜」と鳴くのはオス猫だ。そりゃ食うはずだよ。我が家の裏庭に来ているシャーの子供は二匹なのだから。
二匹か……。エサ代はともかくとして、不妊手術や去勢手術、ワクチン代がデカイなぁ。手術は秋の発情期までに受けさせにゃならん。既に一歳近いから拾って飼ってくれる人もいないだろうし、拾ってくれる人がいても簡単にはなつかないだろうから、"地域猫" として面倒を見てやるしかないよなぁ。愛称もつけなきゃ……。
二匹か……。エサ代はともかくとして、不妊手術や去勢手術、ワクチン代がデカイなぁ。手術は秋の発情期までに受けさせにゃならん。既に一歳近いから拾って飼ってくれる人もいないだろうし、拾ってくれる人がいても簡単にはなつかないだろうから、"地域猫" として面倒を見てやるしかないよなぁ。愛称もつけなきゃ……。
シャーが永久(とわ)の旅に出ておよそ1ヶ月。アビは毎日、裏庭に面した窓を覗いている。シャーがいつも通ってきていた門扉の角の隙間をしばらくジッと見つめ、来ないのを知ると自分のねぐらに戻る。それが今日は、いつまで経っても窓際から動こうとしない。「どうしたの、アビ? シャーはもう来ないんだよ」と声を掛け、アビの見つめる方向に目をやると……。シャーそっくりのキジトラ白の猫がいた! 若い。おそらく1歳くらいだろう。そういえば昨年、シャーによく似たキジトラ白の子猫を見かけた事がある。急いで冷蔵庫からカニカマを取り出し、チチチッと舌を鳴らしてキジトラ白を呼び寄せてみる。耳をピンッと立て、こちらを値踏みするように見ている。ふむ、警戒心が強いな。猫と視線が合わないようにしながら、床に腹這いになって低く手を伸ばしてカニカマを見せてやる。左右に目をやり、周りを警戒しながら入ってきた。キジトラ白の全身が見えた。尻尾が稲妻形に曲がり少し短い! 間違いない。この猫はシャーの子供だ。そもそも、野良猫の世界ではボス猫のエリア内にオスの成猫は存在できない。我が家の裏庭を含むエリアの野良猫の子猫は、全てシャーの子供という事になる。
ソォ〜っと手を伸ばしてカニカマを目の前にかざしてやる。1mほどのところで「ウ〜、ナーッ!」と鳴いた。カニカマに興味はあるのだが、人間の姿があるものだから、興味と警戒心のジレンマに陥っているようだ。ここで無理をしてはいけない。シャーの使っていたメラミンのお皿にカニカマを置き、一旦窓から離れる。キジトラ白がサッと走った。素早くカニカマをくわえると、窓際から2mほど離れた場所に移動。突然攻撃されても逃げられる安全距離を取った。さすがだ。シャーの血を受け継ぐ猫なら、こうでなくっちゃ。周囲を警戒しながらカニカマを平らげ、ピンと尻尾を立てて立ち去る後ろ姿で性別確認。メス猫だ。仲良くなってナデナデやダッコさせてくれるようになったら、ワクチンの接種と不妊手術を受けさせねば。
しかし、シャーの忘れ形見がやって来るとは思わなかった。アビも怒る様子はなく、裏庭への立ち入りを許している。シャーよ、任しとけ。オマエの娘もちゃんと面倒見てやるからな。
ソォ〜っと手を伸ばしてカニカマを目の前にかざしてやる。1mほどのところで「ウ〜、ナーッ!」と鳴いた。カニカマに興味はあるのだが、人間の姿があるものだから、興味と警戒心のジレンマに陥っているようだ。ここで無理をしてはいけない。シャーの使っていたメラミンのお皿にカニカマを置き、一旦窓から離れる。キジトラ白がサッと走った。素早くカニカマをくわえると、窓際から2mほど離れた場所に移動。突然攻撃されても逃げられる安全距離を取った。さすがだ。シャーの血を受け継ぐ猫なら、こうでなくっちゃ。周囲を警戒しながらカニカマを平らげ、ピンと尻尾を立てて立ち去る後ろ姿で性別確認。メス猫だ。仲良くなってナデナデやダッコさせてくれるようになったら、ワクチンの接種と不妊手術を受けさせねば。
しかし、シャーの忘れ形見がやって来るとは思わなかった。アビも怒る様子はなく、裏庭への立ち入りを許している。シャーよ、任しとけ。オマエの娘もちゃんと面倒見てやるからな。