名古屋タイムズ休刊

　名古屋タイムズは'08年10月31日で休刊。休刊とは言っても実質上の廃刊でね、戦後間もなくから始まった62年5ヶ月と10日の歴史を閉じるわけです。

　名古屋タイム者は社団法人という特殊な新聞社で、Wikipediaによると、初代理事社長・勝田重太郎（中部日本新聞社相談役）の、
「新聞は社会の公器である。いかなる権力や、資本の圧力　に左右されないことが必要である」
とする経営理念に基づくものであったそうな。

　オイラは何本かコラムや釣行記を書かせてもらい、浮世絵つり百景に斉藤光男理事社長をお迎えした際には、作品の解説をしつつ館内をご案内申し上げたのもオイラです。（オイラ、かなり浮世絵の勉強をしていたのだよ）

　大陸書房の倒産で「つり情報」や旧「磯・投げ・堤防」が廃刊になった時以来のさみしさを感じているんだが、もしも復刊のあかつきには、一筆一文携えて参上仕るつもりッス。

釣り人の自己責任

　今日（9/22）の名古屋タイムズに、オイラの記名記事が掲載されているんだが、港や防波堤は流通貿易といった産業振興、浸食や高潮被害の防止などの国土保全のために造られていて、レジャーでの利用は想定されていないから、堤壁は垂直に切り立っているし、消波ブロックも人が立てる様に積まれていない。港や防波堤で釣りをする時も、地磯や沖堤と同じく、安全対策は釣り人側が図るべき、ってな記事なんだが、やっぱね、どんなレジャーにもスポーツにも危険は付き物であって、危険なんだけど安全に楽しむ方法ってモンがあるわけですよ。

　スポーツならケガや故障を防ぐために、ウォームアップで始まり、クールダウンで終わる。必要に応じてサポーターやテーピングってな予防措置、安全対策をするわけだ。
レジャーにおいても転落や落水、孤立遭難などの危険を想定して、それなりの対策や装備をしておくのが当然だわね。

　ってなワケで、釣りに限らず遊びに出掛ける時は、それなりの覚悟と対策と装備をしておきましょうってお話です。

国有化

　結局、AIGは連邦準備理事会（ＦＲＢ）がおよそ９兆円の金を貸し、事実上国有化されて破綻は免れた。が、株は紙クズ同然で株主は涙目ですな。ストックオプションで持ち株のあった従業員もね。しかも９兆円はAIGの資産の担保を条件に貸すわけで、解約が
相次いで資産が目減りしたら話にならない。融資実行後も資産減少が続いたら、せっかくの９兆円も溶けて流れて消えちゃうんじゃね？

　しかしまぁ、ここ数日の経済情勢はドラスティックで、傍目に見ている分には下手なサスペンスドラマより興味深い。え？　相場で稼いでいるんだろうって？　いやいや、オイラはただの物書きに過ぎやせん。欲までかいてる余裕はありやせんや。

　お後がよろしいようで……ﾁｬｶﾁｬﾝﾘﾝﾁｬﾝﾘﾝ ﾁｬｶﾗｶﾁｬﾝ、ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!

脱兎の如く

　昨日のエントリーにも書いたんだが、LBのサムライ債がデフォルト。およそ2000億円（1950億円）の債券が紙クズになっちゃったワケだ。で、LBのバックについていたAIGも今際の際でして、延命措置を検討していた主治医（ポールソン財務長官）は治療費不払いを心配して匙を投げ、「民間療法でなんとかしてちょ♪」と。

天網恢々、疎にしてちょっとお漏らし

　LBの破綻でえらい事ンなっちゃって、釣りどころの騒ぎじゃないんだが、「アヒルンルン♪＆ちょっとで安心」も７兆円強の融資を求めている状況。解約殺到なんて事になると、日本国内でも大騒ぎになるかも。ついでにLB発行の円建て外債（サムライ債）2000億円なんかもデフォルト（債務不履行）の公算大。地方の金融機関も買い入れてるから、これも影響がデッカイなぁ。これもサブプライムってクソ投げ合戦の飛ばっちり。まぁ、原油価格は暴落、トウモロコシや大豆も暴落しているし、円高でさらに安くなるので、悪いことばかりじゃないッスけどねェ。

　天網恢々、疎にしてちょっとお漏らししてたけど、原油とか商品先物相場を投機で煽ってたLBの破綻は天罰覿面って事ですな。

大阪港陸っぱり追放令

おー、公式に出てきた、出てきた。大阪港陸っぱり追放令だ。
「おらおらおらァ、おどれらドコで釣りさらしとんねん！
　港っちゅーたら、たんと銭払うて使てる業者と、わしら役人だけのモンやで。
　釣りィ？　入浜権？　何を眠たい事言うてけつかんねん、このダボッ！
　海ィ叩っこんだろか？　おォッ？
　自分、大阪港に浮くンと、沈むン、どっちがエエんや。
　好きな方選ばしたるさかい、言うてみぃや」

世も末……、ってワケでもないらしい

　名古屋タイムズにこんなニュースが出ていたんだが……。
http://www.meitai.net/archives/20080819/2008081901.html
大府市長草町前屋敷、建築会社取締役の容疑者（33）が軽率だったのは間違いないんだが、談志師匠だったっけかなぁ、こんな様な事を言っていたのを思い出した。
「女子中高生が援助交際なんてしてちゃ世も末だと言うヤツもいるが、
　年端もいかねェ淫売娘が春をひさぎながら、学校に通ってると思えば
　健気なモンじゃねーか。
　ええ、どうだい？　まぁ、良いコトじゃないんだがね」
さすが談志師匠らしい（談志師匠じゃないかもしれないけど）諧謔に満ちた言葉だよ。

　しかしまぁ、年頃の娘さんを持つ親御さんにとっちゃ冗談じゃ済まない問題だよなぁ。

将門公もビックリ！

　GIGAZINEの記事なんだが、神田明神さんでメイドさんやら春麗やら浴衣ッ娘やら、本物の神田明神の巫女さんやらが社殿に上がってお祓いを受け、打ち水するってなイベント。いいなぁ、コレ。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080803_kandamyojin_uchimizu/
熱田神宮か氷上姉子神社でもやらないかなぁ。

　つか、神田明神さんと言えば関東の守り神、平将門公をばお祀りしている神社なんだが、将門公もビックリだな（笑）。生前の将門公はたいそうな美人好みでいらしたそうなので、喜んでいらっしゃるかもしれない。でも、1068年ぶりに若き乙女に訪われちゃって、将門公が泉下から飛び起きてらしちゃうかもよ？

浮世絵つり百景

今日から9月28日まで、愛知県の瀬戸市美術館で開催される「浮世絵つり百景」－浮世絵に見る日本の情景－に行ってきたッス。展示会実行委員って立場でもあるけど、
「ふゎ～、浮世絵ってイイなぁ。そのものズバリの写真や映像よりも、
　絵師の主観を交えた情感とか風情ってのが活き活きと伝わってくるよ……。
　日本人で良かった！」
って、マジで思ったね。西欧のエッチングやリトグラフも展示されているんだけど、写実性の高い細密画って視点で観たら軍配は西欧に上がる。情感や風情といった情緒なら浮世絵あるいは日本画だね。「釣り美人画」となると、顔の美醜よりも小首を傾げたり、手指を反らせた構図の艶めかしさとか、絵の全体から漂う色気が素晴らしい。

夏の元気なご挨拶

　野良オヤジのオイラも、それなりにアチラコチラからお中元を頂戴したりするのだが、年によって傾向があるもので、ソーメンとかの麺類が多い年とか、タオルセットとか、ジュース・ビールの詰め合わせとか、石鹸・洗剤のセットが多かったりする年もある。で、今年は「国産野菜 or 国産果物」が多いような気がする。夏野菜といえばトマトとかトウモロコシ、夏果物だとスイカやメロンなんかが代表格だが、食べようと思えば一年中ハウス栽培モノとか冷凍保存がいくらでもある。が、お天道様のお恵みをたっぷりといただいている旬の野菜ってヤツは旨味が違うね。適度なアクっ気とか、甘みとか。