釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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自分の如きしがない売文屋にも、お中元なんぞをお贈りくださる奇特な方々がおられるわけで、今年もお菓子やらお醤油やらビールやらジュースやらを頂戴した。で、中にはメロンやマンゴーなどの水菓子や、お肉、魚介類などの生鮮食品をお贈りくださる方もおられて、クール宅配便が届くと胸が高鳴っちゃうんだが、生鮮食料品は日持ちしないので、一気に食うてしまわねばならん。
我が家は家内と二人だけの所帯。まぁ、両親も車で10分程度のところに住んでいるんだが、生活時間帯が違うので、夕餉を共にするって事は滅多にない。お裾分けを届けるんだが、両親もそれなりに長く生きているわけで、頂戴物の数は我が家の比じゃないから、持って行ったよりも多くのお裾分けをもらって来ちゃったりするので、この時期はダイエットなんて言ってる場合じゃなくなってしまう。お贈りくださった方々のご厚意を無駄にするわけにはいかないからね。
クール便で届いた食材を美味しく、まとめて食っちまうには鍋料理ですな。夏場に鍋かよ、とお思いになる方も少なくなかろうが、自分は真夏でもコーヒーはホット、うどんは熱々のかけうどん、とりわけ名古屋名物の味噌煮込みうどんが大好きだったりする変人なので、大汗をダバダバ流しながら、アヒアヒアフアフとやるわけだ。これが眠釣流の暑気払いと言ってもイイ。
ってなわけで、鶏ガラに昆布にネギなどじっくり煮込んで、とっときのダシを仕込んでおいた。大鍋にたっぷりのダシを作ろうと思うと、3時間はかかる。その間、煮詰まらないように注意を払いながら、浮かんできたアクや脂を丁寧にすくい取り、3回ほど濾して澄んだダシに仕上げる。そう、旨いモノが食いたければ手間を惜しんじゃいかん、っちゅー事ですな。
ダシの仕上げにかかる頃には、食材を食べやすいサイズに切り分け、大皿に盛り上げていく。エビやイカや金目鯛、それに飛騨牛、養老豚、名古屋コーチン、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、シイタケ、エノキ、ネギ、シラタキ、豆腐、油揚げ……。うぉ、こりゃ2人前どころか5~6人前だぞ。まぁ、シーズン一度の贅沢なので、ここは胃袋任せに思う存分飽食してみても良いだろう。え? 腹も身の内って? そりゃまぁ、そうなんだが、日頃は質素な食事をしているので、たまにはガッツリいかせてもらってもバチは当たるまい。
テーブルの上にコンロを置き、土鍋に特製のダシを張って夏鍋の始まり。特選飛騨牛は煮込まずに、ダシでシャブシャブ。自家製のゴマポン酢をチョイと付けてパクリ。うまい! もう、人間生きててナンボっちゅーのが実感できるうまさ。続いて養老豚もシャブシャブ。これはボウルに張った氷水にザバッと突っ込んで冷シャブにし、ポン酢で賞味。う~ん、脂が甘くて、これまた舌の上でとろけていく。牛豚のダシが加わった鍋に、名古屋コーチンと魚介類と豆腐と根菜類とキノコを入れて煮込んでいく。家内はビールに冷酒でご機嫌になっているんだが、自分はまったくお酒を飲まないので、冷たい麦茶(笑)。あ、この麦茶もお中元でいただいた京都の六条麦茶で、ちゃんと煮出して香り立つ最高の麦茶にしてある。贅の極みだなぁ。
元々が手間暇かけたうまいダシに、各種の食材の旨味が加わった、最強の鍋ができあがっていく。エアコンの効いた部屋なのに、滝のような汗を流しながら、相撲部屋のちゃんこみたいにガンガン食う。食うそばから食材を追加。あ~、今すぐ死んでも悔いはない。
大盛りの食材も、家内と二人ですっかり食べきり、最後の仕上げにメロン。今年は3個も頂戴したのだが、そのうちの1個は夕張メロン。その半分を賽の目切りにして 「果肉ぷりぷりシャーベット」 にしてみた。カチンコチンに凍らせず、芯は生の状態なのでたまらなくオイシイ。メロンは冷やしすぎると香りや甘みが失せてしまうんだが、そこはさすがに夕張メロン。パーシャル状態でも香気も甘味も衰えません。むしろ舌の上で体温によって徐々に香気が高まってくる楽しみまで味わえちゃう。あぁ、もう、今すぐ殺してくれ(笑)。
この不景気の最中に、こんな贅沢をさせてくだすった知人、友人、お取引先様に心からの感謝を捧げながら、暮れもひとつよろしくお願いしますよ、って図々しいお話でした。
あ~、まだお腹いっぱいだ。明日はハーゲンダッツのギフト券でアイスクリームを買ってこよう。夏ダイエット? ま、ダイエットはいつでもできるし(笑)。
我が家は家内と二人だけの所帯。まぁ、両親も車で10分程度のところに住んでいるんだが、生活時間帯が違うので、夕餉を共にするって事は滅多にない。お裾分けを届けるんだが、両親もそれなりに長く生きているわけで、頂戴物の数は我が家の比じゃないから、持って行ったよりも多くのお裾分けをもらって来ちゃったりするので、この時期はダイエットなんて言ってる場合じゃなくなってしまう。お贈りくださった方々のご厚意を無駄にするわけにはいかないからね。
クール便で届いた食材を美味しく、まとめて食っちまうには鍋料理ですな。夏場に鍋かよ、とお思いになる方も少なくなかろうが、自分は真夏でもコーヒーはホット、うどんは熱々のかけうどん、とりわけ名古屋名物の味噌煮込みうどんが大好きだったりする変人なので、大汗をダバダバ流しながら、アヒアヒアフアフとやるわけだ。これが眠釣流の暑気払いと言ってもイイ。
ってなわけで、鶏ガラに昆布にネギなどじっくり煮込んで、とっときのダシを仕込んでおいた。大鍋にたっぷりのダシを作ろうと思うと、3時間はかかる。その間、煮詰まらないように注意を払いながら、浮かんできたアクや脂を丁寧にすくい取り、3回ほど濾して澄んだダシに仕上げる。そう、旨いモノが食いたければ手間を惜しんじゃいかん、っちゅー事ですな。
ダシの仕上げにかかる頃には、食材を食べやすいサイズに切り分け、大皿に盛り上げていく。エビやイカや金目鯛、それに飛騨牛、養老豚、名古屋コーチン、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、シイタケ、エノキ、ネギ、シラタキ、豆腐、油揚げ……。うぉ、こりゃ2人前どころか5~6人前だぞ。まぁ、シーズン一度の贅沢なので、ここは胃袋任せに思う存分飽食してみても良いだろう。え? 腹も身の内って? そりゃまぁ、そうなんだが、日頃は質素な食事をしているので、たまにはガッツリいかせてもらってもバチは当たるまい。
テーブルの上にコンロを置き、土鍋に特製のダシを張って夏鍋の始まり。特選飛騨牛は煮込まずに、ダシでシャブシャブ。自家製のゴマポン酢をチョイと付けてパクリ。うまい! もう、人間生きててナンボっちゅーのが実感できるうまさ。続いて養老豚もシャブシャブ。これはボウルに張った氷水にザバッと突っ込んで冷シャブにし、ポン酢で賞味。う~ん、脂が甘くて、これまた舌の上でとろけていく。牛豚のダシが加わった鍋に、名古屋コーチンと魚介類と豆腐と根菜類とキノコを入れて煮込んでいく。家内はビールに冷酒でご機嫌になっているんだが、自分はまったくお酒を飲まないので、冷たい麦茶(笑)。あ、この麦茶もお中元でいただいた京都の六条麦茶で、ちゃんと煮出して香り立つ最高の麦茶にしてある。贅の極みだなぁ。
元々が手間暇かけたうまいダシに、各種の食材の旨味が加わった、最強の鍋ができあがっていく。エアコンの効いた部屋なのに、滝のような汗を流しながら、相撲部屋のちゃんこみたいにガンガン食う。食うそばから食材を追加。あ~、今すぐ死んでも悔いはない。
大盛りの食材も、家内と二人ですっかり食べきり、最後の仕上げにメロン。今年は3個も頂戴したのだが、そのうちの1個は夕張メロン。その半分を賽の目切りにして 「果肉ぷりぷりシャーベット」 にしてみた。カチンコチンに凍らせず、芯は生の状態なのでたまらなくオイシイ。メロンは冷やしすぎると香りや甘みが失せてしまうんだが、そこはさすがに夕張メロン。パーシャル状態でも香気も甘味も衰えません。むしろ舌の上で体温によって徐々に香気が高まってくる楽しみまで味わえちゃう。あぁ、もう、今すぐ殺してくれ(笑)。
この不景気の最中に、こんな贅沢をさせてくだすった知人、友人、お取引先様に心からの感謝を捧げながら、暮れもひとつよろしくお願いしますよ、って図々しいお話でした。
あ~、まだお腹いっぱいだ。明日はハーゲンダッツのギフト券でアイスクリームを買ってこよう。夏ダイエット? ま、ダイエットはいつでもできるし(笑)。
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