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釣り、ペット、短編小説、雑記、紙誌掲載原稿
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 毎日たくさんの激励メール、メッセージ、電話、お見舞いを頂戴して感謝の言葉もないンだが、「どうやって病気と闘っていくの?」 って事をよく聞かれます。治療計画についてはまだ、詳しく聞いていないンだけど、第二ラウンドは手術によって腹部腫瘍と左睾丸を摘出。その後、手術傷の回復を待って、第三ラウンド以降は抗ガン剤治療となる予定です。

 主治医のM山先生が感じておられる印象としては、「極めて悪性度の高い絨毛ガン」って事らしい。絨毛ガンってのは、男性の場合は精巣腫瘍として発現する事が多いンだが、非常に進行が早く、血液に乗って転移する 「血行性転移」 も起きる。症状としては睾丸の肥大化や硬化(石の様に硬くなる)らしいンだけど、自分の場合は肥大化も硬化も見られていない。ただ、左睾丸に嚢胞が出来ているのが確認されたので、ここを疑うのは当然ですな。転移性の高さから、確定診断を出すには、早急に摘出して病理検査を行うしかない、ってのがコイツの厄介なトコです。

 自分の場合、すでに肺、虫垂、背筋への遠隔転移が起きているので、仮に精巣腫瘍だったとすれば、TNM分類ではM1a(所属リンパ節以外のリンパ節及び肺転移)、病期はⅢC期(肝臓・脳・骨など他の臓器に転移している)になる。……、か~な~りヤバそうな感じなんだが、実は精巣腫瘍も絨毛ガンも、抗ガン剤が実に良く効くので、70~90%の確率で根治できるらしい。頑張り甲斐があります。

 今後の闘病戦法をボクシング風にまとめてみると、

 ・第一ラウンド=右脇へのフックを叩き込んでOK狙い(ダウンは奪うもOKできず)。
           <右肺中葉切除・腫瘍摘出手術>

 ・第二ラウンド=ボディーアッパーおよび金的へのローブロー攻撃(笑)でスタミナを奪う。
           <腹部腫瘍摘出および左睾丸摘出手術>

 ・第三ラウンド=ヒットアンドアウェーでポイントを稼ぎ、判定勝利を狙う。
     |     <抗ガン剤による数サイクルの全身治療>
 ・最終ラウンド

 う~ん、フルラウンド闘う体力とスタミナ、それに気力は充分なんだが、やっぱりかなり消耗しそうだなぁ。抗ガン剤の副作用のしんどさは、実際に抗ガン剤治療を受けている人達から、何度も話を聞いている。24時間船酔い状態の悪心・吐き気、血管が焼け付く様な痛み・不快感、難聴や耳鳴りなどの聴覚異常……。ウヘ~、ガンそのものよりも、副作用の方が怖ェじゃんかよ~!

 とは言え、死んじゃうのと、苦しいけど治るのと、どちらかを選ばにゃならん、となれば、当然、苦しくても治して元気になりたい。試合もしないで世界チャンピオンになれるボクサーはいない。チャンピオンになりたければ苦しい練習に耐え、命を落とす危険を顧みないでリングに立つしかない。ましてやチャンピオンなんて称号よりも大事な、自分の人生、生命そのものを勝ち獲りにいく闘いなので、ヘコたれてなんかいられませんよ、ってお話でした。

 なにしろ、死んだら新聞の物故者欄に名前が載るくらい、この世に功績を残したい、ってのが居眠釣四郎の人生の目標なんだから。まだ何も功績を残してないのに、ここで負けたら 「余命一年の花嫁」 ならぬ 「汚名末代の野良オヤジ」 だからね(笑)。

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HN:
YASU ・居眠釣四郎・眠釣
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男性
自己紹介:
釣りと動物と時代劇、時代小説をこよなく愛する、腰は低いが頭が高い、現代版「無頼浪人」にて候。
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